◆第70回全日本プロ選手権自転車競技大会(29日、富山競輪場)
元ナショナルチーム中距離メンバーの近谷涼(31)=富山・121期=が、地元で初出場初Vを飾った。4000メートル個人パーシュートは、最終組に登場。初周からハイラップを刻み、同走の福島武を2度追い抜く圧勝。「デビュー1年で地区プロ、全プロが地元開催。しばらく競技を離れていたのでどうかと思ったが、声援も大きかったし、最後は意地で踏みました」。午前中に行われた4000メートル団体パーシュートは、チームの息が合わず3位。「団体はうまくいかなくて悔しかった。競輪は7月からA級2班に上がるが、スピードもついて体も大きくなったし、強い気持ちで頑張りたい」と今後を見据えた。
▼4000メートル個人パーシュート 〈1〉近谷涼(富山)4分33秒545〈2〉新村穣(神奈川)〈3〉渡辺正光(福島)