「統一教会が日本で巻き上げたカネ」が「北朝鮮の核ミサイル」に…?かつて文鮮明が金日成に4500億円の献金を約束していた…31年間続く「ヤバすぎる蜜月関係」
軍拡を続け、核搭載可能なICBMを日本に向け発射した北朝鮮。 その開発資金は31年前からつながりがある統一教会からながれているのではないかーー。真相に迫る。
日本中を混乱に陥れた北朝鮮のミサイル
「ヒョン(兄さん)!」
笑みを浮かべて呼びかけるのは、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の創設者、文鮮明氏だ。文氏が歩み寄る先には、北朝鮮の最高指導者・金日成氏がいる。両腕を広げ、抱き合う二人—。
咸鏡南道で両者が電撃会談したのは、'91年12月6日だった。金氏は1億5000万ドル(約200億円)の献金を要求したが、文氏はそれを遮って35億ドル、日本円にして4500億円を超える献金を約束したとされる。
それから31年あまり。金日成氏の孫、正恩氏は4月13日、娘の主愛氏を伴い新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」の発射実験に立ち会った。
白煙と轟音を上げて射出されたミサイルは、日本の方角に向かって飛翔したのち、軌道を変えて垂直に上昇し、最後は日本海に落下。全国瞬時警報システム「Jアラート」が「北海道に着弾する」との警報を発令し、日本中が混乱に陥った。