管理業務主任者試験の合格に必要な勉強時間はどのくらい?

インプットとアウトプットどちらが優先?

そんな疑問を抱えていませんか?
とくに独学だと、不安はつきませんよね。

この記事では、必要な勉強時間や期間など、管理業務主任者を独学中の方の悩みを一気に解決!

ふつうは聞けない資格試験学習の裏技もご紹介します。
初チャレンジの方も再チャレンジの方も、ぜひ参考にしてください。

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管理業務主任者試験に合格するために必要な勉強時間

まず、管理業務主任者試験に独学で合格するのに必要な勉強時間について解説します。

初学者の人の学習時間

初学者の人は、おおよそ300時間の学習時間を必要とします。

300時間と聞くと驚く方もいるかもしれませんね。

管理業務主任者試験は、不動産系の国家資格の中でも比較的合格しやすい資格といえます。

ただ、民法や区分所有法(分譲マンションに関する法律)などの法律だけでなく、マンション管理に必要な専門知識が、幅広く問われる試験です。

はじめは専門用語にとまどったり、法律の独特の世界に驚いたりするので、テキストを読み進めるだけで時間がかかります。

問題を解く作業も、はじめは骨が折れるでしょう。

初学者の人は、「知識を吸収する」「学習に慣れる」という2つのハードルをクリアしなければなりません。

このハードルを考慮した時間が「300時間」なのです。

なお、300時間は目安です。

学習時間を多くとれる方なら、もう少し長い時間をかけてもよいでしょう。

忙しい方なら後述する効率良い学習法を実践して、短期学習で合格を目指してください。

関連資格を持っている人

マンション管理士や宅建士など、関連資格を持っている人なら、管理業務主任者試験の学習時間は、初学者より短くてすみます。

関連資格を持っている人の強みは、民法などの知識や、学習ノウハウをそのまま使えることです。

合格するのに必要な期間は?

次に、合格するのに必要な期間について解説します。

初学者の人

大切なのは、「いつから学習を始めるか」です。

たとえば、試験6ケ月前から始めるのと、3ケ月前から始めるのとでは、まったく違いますよね?

それぞれシミュレーションしてみましょう。

・試験6ケ月前から学習

1ヶ月に約50時間、週に約13時間 1日平均で2時間程度

・試験3ケ月前から学習

1ヶ月に約100時間、週に約26時間 1日平均で4時間程度

「試験の前にパパっと学習すれば良いかな」とのんびりかまえていると、勉強ペースがきつくなります。

できるかぎり早めに学習を始めましょう。

また、毎日勉強時間をとれない人は、休日など集中して学習する日と、すき間時間での学習を組み合わせることが大切です。

たとえば、まとめて学習できる日はテキストをできる限り読み進めて、すき間時間には過去問を少しずつ解くというように。

朝3問、昼2問、寝る前に5問解けば1日10問です。

1問2分で解くとして、1日に10問解けば20分の学習時間になります。

1週間ですき間時間学習を合わせて、2時間ほど学習できますね。

学習時間のとり方は、工夫が命です!

無理なく合格に必要な学習時間を確保しましょう。

マンション管理士など他の関連資格を持っている人

初学者の方より、総学習時間は少なくて済みますから、少し楽になりますね。

ただ、油断は禁物です。

200時間の学習時間で合格できる知識を有していると仮定してシミュレーションすると以下のスケジュールになります。

・試験6ケ月前から学習

1ヶ月に約35時間、週に約5時間 1日平均で45分ていど

・試験3ケ月前から学習

1ヶ月に約70時間、週に約20時間 1日平均で1.5時間ていど

管理業務主任者試験で勉強時間を割くべき勉強内容は?

最後に、管理業務主任者試験で勉強時間を割くべき勉強内容について解説します。

科目間のバランス

管理業務主任者の出題範囲は、大きく分けると次の3つの分野があります。

・法令系

・管理実務系

・建築、設備系

この3分野の中で、法令系をしっかり学習し、得点源にしましょう。

ついで管理実務系の学習が重要です。

建築・設備系の出題は、建築や設備の仕事をしている方でないと馴染みが薄い内容もあるので、法令系や管理実務系の学習の妨げにならない程度に、基本的な問題を解ける知識を押さえましょう。

何より大切なのが、1つの法令の学習や、1つの分野で立ち止まらないようにすることです。

資格試験の学習は特別なものではありません。

学校では英語、算数、国語など、その年齢に必要な学習をバランスよくおこないますよね?

資格試験の学習も同じです。

一つの科目を初めから完全に理解・暗記しようとしたら、必要な知識を身につける前に試験の日が来てしまいます。

科目間の学習バランスを考えて、学習スケジュールを立てましょう。

インプットとアウトプットのバランス

インプットとは「知識の吸収」。

おもにテキストを読み進めて、試験合格に必要な知識を得ます。

アウトプットは、試験を解くために、持っている知識を引き出す訓練とイメージしてください。

おもに過去問演習を通じて、アウトプットをおこないます。

管理業務主任者試験の学習では、インプットとアウトプットを早い内から並行しておこなうと、グッと効率的な学習法になります。

はじめのうちは、インプットのバランスを多くする必要がありますが、試験前はアウトプット中心に切り替えましょう。

「テキストを理解するまで読み込んで」

という話を聞きますが、1回や2回読んで理解して問題を解けるなら、誰も苦労しません。

とくに初学者は、毎日テキストを読むだけでも大変なので、読んでいても、内容は頭を素通りということも珍しくないでしょう。

でも、心配ありません!

テキストを読んだら、その単元ごとに過去問をすぐに解いてしまいましょう。

お使いのテキストの章末問題でもよいし、過去問集でもかまいません。

はじめは過去問で問われている内容を把握して、クイズ感覚で答えを予測しましょう。

すぐに答えを見てしまってかまいません。

あたっても当たらなくても一喜一憂しないこと。

どんどんテキストを読み進めて、どんどん過去問を解きましょう!

試験までに5回以上、できればもっと復習できるように学習スケジュールを立てるのが、管理業務主任者に合格するための極意です。

なお、他の関連資格を持っている人も、インプットとアウトプットのバランスや、復習を大切にすべきなのは、初学者の方と違いはありません。

※関連コラム「管理業務主任者試験は独学で合格できる?必要な勉強時間やおすすめ勉強法も解説!

まとめ

独学で管理業務主任者に合格するために必要な勉強時間や期間などを解説しました。
資格試験合格に必要なのは、「効率的な学習」です。

効率的な学習を心がけるには、スケジュール管理の工夫をしなければなりません。

小さな工夫でよいのです。


学習がはかどるように、好きな文具をつかったり、公園でテキストを読んだり。


皆さんそれぞれの工夫で合格を勝ち取ってください!

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この記事の監修者

工藤美香講師

不動産会社への入社をきっかけに、不動産関連資格の学習を開始。

何事も諦めないをモットーに、不動産会社での実務やモデル業と学習を両立させ、マンション管理士試験、管理業務主任者試験、宅建試験、賃貸不動産経営管理士試験全てにストレートで合格。

学習の継続のしやすさに重きを置き、要点の分かりやすいコンパクトな講義、受講生目線に立った使いやすいテキストの制作に心血を注いでいる。

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