昼間なので、酒場にはそれほど人がいなかった。
二人がけのテーブルを挟んで腰を下ろす。
王国とは見た目は異なるが、酒場は酒場のようだ。機械種にも消化機構を付ければ食べ物の消化ができるので、機械種の探求者の姿もちらほら見える。ジョッキの中身は恐らくアルコールではなく特殊な液体燃料だろうが……
メニューを確認するが、王国のものとさして変わりはなかった。機械種向けの食べ物がやや多いくらいか。
「ご注文はお決まりですか?」
「アイスコーヒーを一つと……アムは……エクトスモークでいい?」
「あ、はい。ありがとうございます」
意識ここにあらずなアムの代わりに注文すると、バーテンダー型の機械種は酒場の奥に行った。
エクトスモークはレイス用の飲み物だ。白い煙のような液体で、アリス曰く、甘いらしいが僕には無味無臭にしか感じなかった。味覚が違うのだろう。
「報酬って……どのくらいが相場なんですか?」
「種族にもよるけど、お互いに話し合って決める事が多いかな。魔力だけの事もあるし、魔力の他に、討伐系の依頼を月に何個以上やること、とか特定の条件がつく事もある。基本的には種族のランクが高いほどに高いけど、それ以外にも実力が高くなったら交渉で報酬を上げるのが一般的だね」
一番一般的なのは魔力だけだが、アリスとの契約では、話し合った結果、僕は魔力を一切払っていない。僕程度の魔力をもらっても、桁外れの魔力を有するナイトウォーカーのアリスにとって何の足しにもならなかったからだ。その代わり色々条件をつけてあった。
「なるほど……ちなみに私の種族は
「ナイトメア……ね……」
それを聞いて、内心で舌打ちをした。
頭の中でレイス種の情報を探す。
まずいな。予想外に種族ランクが高い。
ナイトメアというのはギルドの定める種族ランクでいうB級のレイスだ。B級のレイスというのは、有名なもので言うと、吸血鬼と同ランクのレイスである。夜にしか動けない分だけ吸血鬼の方が戦闘力は高いが、朝でも何の支障もなく動けるだけナイトメアの方が活動時間が長い。
探求者としてのランクが低くても、種族のランクが低いとは限らないその典型だ。せいぜいF級の『ゴースト』程度だと思っていたが、当たりを引いたらしい。
もしかしたらハズレかもしれないが……
「B級レイスなら、魔力で言うと最低でも月100Mが相場かな……実力次第ではもっと行くと思うけど……マスターのクラスにもよるけど、優秀なネクロマンサーなら二倍、三倍出してもおかしくないね」
月で30M程度しか魔力を使わない一般的な魔術師に取っては高嶺の花だろう。
優秀な魔術師にしか契約できないランク。それが種族ランクBだった。
魔物使いは魔力に不足があるパターンが多いから、このランクのレイスは大体が優秀なネクロマンシーが契約することが多い。
僕ではその五分の一も出せない。
「えっと……じゃあ90Mでは……」
アムが恐る恐る切り出す。最低100Mと言ったのにそれより下げているのだ。破格といっていい。この奥ゆかしさをギルドに登録しているどこぞのライト・ウィスパーに見習わせてやりたいよ。
まぁ、その破格でも出せないわけだが
「僕じゃその五分の一も出せないね」
「ええ!? ……じゃ、じゃあいくらなら出せるんですか?」
「僕の全魔力で0.7Mしかないから、月でも21Mがマックス。使用しても支障のない魔力はその半分だとして10Mが限界だけど、他に契約してる子がいるから……」
自分の実情を正直に話す。だますつもりならともかく、嘘をついても何も意味がない。ダメならダメでまた別のスレイブを探すだけの話だ。
「……わかりました……じゃあ、魔力はいらないです」
だが今回は、アムが折れた。僕のあまりの魔力のなさに。
僕の魔力は底辺中の底辺、一般人に毛が生えた程度だ。だからこそ魔物使いになったのだから。
そして、それを聞かされても契約しないと言わない時点でアムとの信頼関係は十分に築かれていると言える。
「すいません、ちょっとわからないので、報酬はフィルさんにお任せしてもいいですか?」
「それ、よく騙される子の台詞なんだけどね……」
といっても、相場はとてもじゃないが出せないので、こちらとしてはありがたいんだけど……
腕を組んで、アムの価値を測る。
「衣食住の保証。敵対勢力討伐時における経験値の八割の譲渡。週一程度のヘルスチェックの実施。定期的なメンタルケアの実施。依頼遂行時の報酬の三割の譲渡。月一での報酬交渉の権利。B級ならばこの辺かな……」
魔力を除けば、僕にあげられるのは経験値くらいだ。また、探求者として生きてきたアムに取っては慣れないかもしれないが、依頼遂行時の報酬の一部の譲渡もスレイブとマスターの関係としてはあまり見ない。
大抵の場合は永続的な契約を結ぶからだ。
永続的な契約を結ぶ場合、パートナーのレベルは総合的な戦闘能力に影響するため、経験値を多くもらってもあまり意味がないし、報酬の一部などもってのほかだ。短期契約だからこその条項とも言える。
当然、僕はなるべく魔力を払わなくても平等な価値になるように報酬を選択したつもりだった。
例えスレイブを失い切羽詰まった状態だったとしても、ある程度のラポールを結んだ準スレイブに対して謀る程落ちぶれてはいない。
「なるほど……じゃあそれでいいです」
アムが即座に頷く。
絶対この子、僕の言葉聞いていないよな……魔物使いの契約にはある程度の強制力がある。逆にそれがトラブルの種になったりするのだ。後で文句が出なければいいのだが……
そこで丁度アイスコーヒーとエクトスモークが運ばれてきたので、一旦会話を中断した。
エクトスモークは蓋付きの透明な容器の中に白い靄の入ったなんとも摩訶不思議な飲み物だ。スモークというだけあって、蓋を開けると空気中に霧散してしまうため、蓋を閉めたままストローを指してチューチュー飲む。
僕は、アムがチューチューストローで中身を吸っているのを横目に再び話を切り出した。
「次の期間だが……今回は永続ではなく短期の契約でお願いしたい。期間は未定が希望だけど、とりあえず初めてなので一ヶ月の契約としようか。それ以上の契約については一月後に再度話し合う。それでいい?」
「はい。とりあえずそれでいいです。あ、一つ質問なんですが、もし一月後に永続契約を結びたい、となった場合は切り替えは可能ですか?」
「もちろん可能だけど、その場合は双方の合意を第一とする。逆にどちらか片方が契約を破棄したいとなった場合、問答無用で破棄されるとする。一月以内の契約破棄については基本的にはないものとするが、双方の合意があった場合のみ破棄を行えることとする」
「はい……わかりました」
素直に頷くアムに、内心でほっとする。
期間については報酬に比べて簡単だ。永続か短期か、短期ならばどの程度の期間なのか、契約の更新はいつ行うのか、また、契約の更新にはどちらの意志が優先されるのか、など決定される。報酬と比べると大分簡単だが、同時にここをいじることでスレイブ側の意志を無視して契約を続けられるような奴隷契約に似た内容を結ぶこともできるようになっている。
無難に双方向の意志を尊重する形の内容にすると、最後の項目に移った。
「最後に禁則事項だ。特に何かなければ、一般的な死令・性令の禁止としようと思うんだけど、他になにかある?」
例えば、吸血鬼と契約を結ぶ場合は日中の活動命令が禁則事項とされる場合が多いし、逆にスピリットの場合は同種を傷つける命令を禁則事項と入れる事が多い。
この項目はマスターに取ってはデメリットしかないが、スレイブ側に取っては重要で、ここでうまいことしばらないとスレイブにとってストレスとなる命令をさせられる場合がある。スレイブの趣向を知るという意味ではマスター側に取っても重要な項目と言えるだろう。
アムは少し視線を右斜め上に上げ、思考したがすぐにこちらに向き直り、邪気のない笑顔で信じられない事を言った。
「禁則事項はなしでいいです」
「え……なし?」
「はい。なしでいいです」
目の前の少女の瞳をじっと見つめる。
アムの笑顔には陰がない。契約の場で冗談を言ってもメリットはない。
禁則事項がなし、というのはあるにはあるが非常に珍しい。スレイブとの信頼が非常に深まった時にだけ見られる現象だ。普通は十年以上マスターと共に過ごしたスレイブが、マスターへの信頼を示すために選択する選択肢だった。
というのも、単純に例えると、つまり彼女は僕にこういっているのと同じわけだ。
『私の全てを貴方に捧げます』と
これは口約束ではない。一種の契約だ。
魔物使いの専門用語でこれを『ラスト・トラスト』だとか、『ラスト・エンゲージ』と呼び、信頼関係の究極系とされている。
「アム、それだけはやめておいた方がいい。絶対に後悔する」
「え……? そうなんですか?」
「ああ。そうだな、例えばの話だけど、もし禁則事項なしにした場合、アムは僕の『死ね』という命令に反抗できなくなる」
「ああ……なるほど……」
今気づいたかのようにアムが目を見開くと、ずずーっとエクトスモークの最後の一滴を吸い取った。
契約を軽視するのは初めての契約を行うスレイブにありがちな事だ。だからこそ、マスターはその契約の内容を全てスレイブ側に教える義務がある。
全ては対等の関係を結ぶために……
契約では精神は縛れないのだから。
「僕がおすすめするのは一番スタンダードな死令・性令の禁止かな。死令というのは、スレイブ側の存在価値を極端に貶める命令の禁止ーー例えば自殺させる命令や、身を盾にさせるような命令、あとは、継続して契約を交わす場合の契約に影響する命令とか、意志を貶める命令を指す。性令についてはまー読んで字の如く、性的な奉仕の強制の禁止を指す。まー禁則事項については、スレイブ側にデメリットはほとんどないから他にも何か希望があれば言ってくれていいよ。出来る限り考慮しよう」
「なるほど……という事は、死令を許せば自殺させられたり、契約の内容を命令で変えさせられたりするわけですか……」
「まぁそうだね。禁則事項から死令が外れる事は相当な信頼関係があってもまずありえないね。何十年契約していても死令が外れていない魔物使いなんて吐いて捨てる程いるし、生まれた時から一緒に生きてきたマスターとスレイブとかが契約する際に外す事が稀にあるくらいかな。魔物使いの中では究極の信頼関係とか呼ばれていたりするからね」
喉元に刃をつきつけられて平然といられる者は相当稀だ。
かくいう僕も、アリスとの信頼関係は相当築けていたと自負するが、それでも死令だけは外れなかった。
アムが僕の言葉に、ぼんやりと首を横に傾ける。
「究極の信頼関係……ですか……。フィルさんの前のスレイブとの契約にも死令の禁止はあったんですか?」
「ああ、当然あったよ」
前じゃなくて今だけどな。まるで前なんて言ったらアリスが……いなくなったかのようじゃないか。
ちなみに、死令が禁則事項から外れた場合には契約の更新の全権がマスター側に譲渡されるも同じのため、性令もなかった事になる。どちらかというと性令の禁止はスレイブ側がマスター側に『そういうこと』を許す目安として設定されているものであり、好感度を測るために設定されているのであって、死令と比べて重みがやや落ちる。
アムは僕の説明にしばらく下を向いて黙って考えていたが、顔を上げると、何かを決意したかのような表情で言った。
「禁則事項は……なしでいいです」
「は?」
自分の耳を疑う。
「禁則事項は……なしでいいです、といったんです」
「……僕の話、ちゃんと聞いてた?」
呆れ果ててアムを見る。そりゃ僕はしっかりと説明したのだからここで彼女がどういう結論を出そうともそれは自己責任と言えるだろう。
ただ正直な話、それは僕にとって決してメリットばかりではないのだ。いつの時代も、どんな種族でも信頼の意味を履き違える馬鹿はいるもので、そういった者達はマスター側がしっかり説明しているにも関わらず、度々、適当な契約を交わして後から逆恨みしてくる。魔物使いの経験するトラブルの中でも最も頻度が高く、そして厄介なものだ。
特に初対面の場合など、十分な共通の思い出を持っていない場合、その可能性が高まる。いくら短期間でラポールを築いたとはいえ、ここまで許すのは浅慮というほかない。ましてやこれから結ぶのは長期契約ではなく、短期契約なのだから……
ゆっくりとコーヒーを口に含む。ミルクも砂糖も入っていないコーヒーは顔をしかめるほど苦かった。まるで今の状態のように。
「どうやらまだその契約の重さを分かってないようだね・・・いいよ、一端なしにして、この項目についてはまた後でまた話し合おう」
どうせ口で言ってわかる内容ではない。こういうのは一度実感させなければ何度も同じ事を繰り返しかねない。レイスの寿命は長いし、これからも何度かスレイブとなる機会があるだろう。一度目で痛い目にあっておけば、二度目から同じ失敗はしないはずだ。
心を鬼にしよう。なに、元々僕はスピリットかエレメンタルのスレイブを探していたのだ。例えこれが原因でラポールが崩れてしまったとしてもそれはそれで……仕方ない。
「契約の骨子となるものは今言った三点かな。他に何か要望はある?」
「えっと……あ、一点だけ……いいですか?」
「ん? なんでも言ってみなよ」
「あ、あの……」
頬を赤く染め、こっちの眼をしっかりと見据えて言う。
「たまにでいいので……さっきみたいに、抱きしめてくれませんか?」
契約にそんなもの盛り込むなよ。
「……いいよ」
一言しか答えられなかった。
僕はアムをここまで駆り立てるものの正体をよく知っている。決して口に出したりはしないが……若年のレイスにありがちな衝動だ。ベテランの魔物使いとして、目を瞑ってやろう。
もじもじしているアムを意図的に無視し、事務的な会話を続ける。なんたって、今日のうちに僕は依頼を最低一つクリアしなくてはいけないのだ。
「後は契約の注意事項として、スレイブ側はマスター側に付き従う限り、ギルドカードのランクを凍結される。代わりに、僕のスレイブたる証が与えられる。これはスレイブとなった時点でその個体はギルド側には、マスターの武器として登録されるためだ。どんなに強力な武器でも……武器は探求者としてのランクを持たない。これは問題ない?」
スレイブになった時点で、アムは一つの人格としての価値を凍結されることになり、ただの僕の武器になる。意外と、スレイブの中にはこの事実を知らないものが多く、契約の内容自体は合意がとれてもアイデンティティが失われる事を嫌ってここで契約をやめるといったケースも多々存在する。
契約の三原則すら知らなかったアムがこの事実を知っているわけがなかったが、アムはためらわずに首肯した。
「はい、問題ありません」
「……OKだ。じゃー契約を結ぼう。手を出して」
飲み終わったグラスを机の端にどける。溶けかけた氷が窓から入る太陽光できらきらと光っていた。
何の疑問もなく差し出されたアムの右手を手に取り、手の甲を上に向ける。
契約魔法は簡単で、それ自体の消費魔力もそれほど高くない。
やや緊張しているのか、アムの顔が少しこわばっていた。
指先で、アムの手の甲をなぞり、その存在に自分のスレイブである証明を刻んでいく。
覚悟を決めて呪文を紡ぐ。
「ヴィートリース、ヴィートリース。汝が魂よ。永久の共と化せ。理よ。至高の名を冠する者よ。我が剣となりて楽園を満たさん」
「ん……」
くすぐったそうにするアムを無視し、ゆっくりと丁寧に手の甲をなぞっていく。
自身の身の魔力が凄まじい勢いで抜けていくのがわかる。僕は疲労感に抗いながらも、術を続ける。
契約魔法は簡単だ。呪文もそれほど難しくないし、複雑な作法があるわけでもない。
ただし、契約対象の格によって使用魔力が上下するという特徴があった。
僕の魔力でナイトメアと契約が結べるかは五分五分だろう。
アムが痛みを感じたようで、顔を少ししかめる。僕は安心させるようにアムに囁いた。
「アム、身体から力を抜け」
「は、はい……」
アムが大きく深呼吸し、力をゆっくりと抜く。
人は無意識のうちに魔力に対する抵抗を持っている。それが……肉体や魂に作用するものならばなおさらだ。制約にその術式のほとんどをつぎ込んでいる契約魔法は破ろうと思えばいくらでも簡単に破れる類の術だった。スレイブとなる側の協力は絶対的に不可欠なのだ。
それほど大きくはないが、確かに感じていたアムの抵抗がなくなった。
全身が重い。意識が飛びそうだ。
朦朧とする視界の中、ぎりぎりの精神の中、僕はかすれる声で呪文の名を唱えた。
「
僕がなぞった跡が微かに発光する。
光は声を上げる間もなく収束し、アムの手の甲に紋章を刻みつけた。
「はぁはぁ……なんとか……成功したか……」
「成功……これが……契約ですか」
ぜーぜー肩で息をする僕とは裏腹に、アムはなんともなさそうな顔で手の甲を明かりに透かす。
手の甲に刻まれた翼をかたどった紋章を確認した瞬間、全ての力が抜け、机に突っ伏した。顎ががつんと音を立ててテーブルに当たるが、気にしている余裕がない。全力疾走したかのように喉がカラカラだ。
魔力は……もう0.1も残っていない。本当にぎりぎりだった。
貧血にも似た目眩と戦いながら、溶けかけた氷を口に放り込む。
アムのどこか機嫌よさそうに紋章を確認している姿を見ると、頑張ったかいがあったというものだ。
しかし……やはり格が違う。契約魔法は基本的にスレイブ側へ大きな負担を強いる魔法だ。にも関わらず、ここにはぶっ倒れそうな僕と平然な顔をしているアムが存在している。
種族ランクG級のプライマリーヒューマンと種族ランクB級のナイトメアでは存在の強度が違うのだ。
全面的な協力があってこれなのだから、後少しでもアムの抵抗があったら契約は間違いなく失敗して、僕は魔力切れでぶっ倒れていただろう。
「凄い……これ、フィルさんの存在を近くに感じます……」
「契約したからね……」
事実、今の僕とアムは見えない絆で繋がっている状態だ。
僕には集中しないと感じられないが、魔力に敏感な種族に取っては一目瞭然……らしい。
全然テーブルの上から起き上がれない僕の様子にやっと気づいたのか、アムが心配そうに声をかけてくる
「フィルさん……大丈夫ですか?」
「……あまり大丈夫じゃないよ……ちょっと契約に力を使いすぎたみたいだ。しばらく待ってくれる?」
「はい!」
情けないマスターに対して、契約したてのスレイブが笑顔で答えた。
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