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　まずは、第二部「マスクド・ナイト」を最後までお読みいただきありがとうございました。

　根本的なボーイ・ミーツ・ガール・ストーリーには変わりありませんが、単純な魔法ファンタジーな世界ではないと、感じていただけたかと思います。

　とはいえ、事前に提示した通り、第二部「マスクド・ナイト」は、大国アドベントの闇に囚われた少年少女を助けるお話です。

　第一部「レイン・オブ・オース」でメインを張っていたレインはおやすみ。新しいヒロイン、そしてもう一人の主人公とも呼べるニアがメインヒロインです。

　ここだけの話、当初想定していた「その後」に、冒険者の国はあれどセカンドヒロインは存在しておりませんでしたが、第三部の裏ヒロイン（仮称）を登場させるために必要な人物」なのです。ここ重要。

　そして、察しのいい皆様ならお気づきの通りニアとレインは＊＊です。

　しかし、観測者である我々とほんの少しの登場人物以外は彼女たちの真実を知りません。もしかすると、彼女たち本人が気づくことはないのかもしれません。

　本来、友好的ではなく対立的な関係として描く予定であったとだけ、ひっそりと記しておきます。

　さて、あらすじにある通り第三部からはハードなアクションシーンが多くなるかと思います。第二部からも読み取れる通り私はだいぶとニッチな嗜好を兼ね備えておりますので、その性質にも注目してもらいたいです。

　表現力の限界に挑みます。

　我が作品ながら震えて筆をとることになりそうですね。

　改めて、この歪な物語をお読みいただいた読者様に、精一杯の感謝を。

　　　　　　　　　　　　　　　　　衣更大翔

　三部作だからといって、同じ長さとは限りませんからね。

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