関西ニュースKANSAI

　３月、大阪市西区のコンビニエンスストアで店員に刃物を突きつけ脅し、金を奪い取ろうととしたとして６０歳の男が逮捕されました。

　強盗未遂などの疑いで逮捕されたのは、大阪市西成区に住む自称・建設作業員の木村健志容疑者（６０）です。

　警察によりますと木村容疑者は３月２６日、大阪市西区にある「ローソン京町堀三丁目店」でベトナム国籍の店員（２２）に包丁様の刃物を突きつけて脅し、金を奪い取ろうとした疑いがもたれています。

　店員にけがはありませんでした。

　木村容疑者は「金出せ、金出せ」などと店員を脅しましたが、店員が両手を挙げて「分からない」と言うと、何も奪わずに逃走したということです。

　付近の防犯カメラには木村容疑者が車に乗り周辺のコンビニを見て回る様子が映っていて、木村容疑者が強盗に入る店を探していたとみられています。

　事件当時、店にいたのは男性店員でしたが、警察の調べに対し木村容疑者は「包丁を突きつけて現金を奪い取ろうとしましたが、店員が女の子だと思いかわいそうになってやめました」と話し、容疑を認めているということです。

　大阪府警によりますと去年、府内で発生したコンビニ強盗は２件でしたが、今年に入ってからはすでに１９件あるということです。

　いずれも容疑者は逮捕されています。