『なんかこれだけはやりたい、というのは無いのですか?』と聞いてみると
「別にない、ハハハ」
最後に、若い人たちへのメッセージを聞いた。
「それは二つあって、一つはやっぱり若いという素晴らしさと、新しい世代、Z世代の君たちの世代の方が、僕ら昭和の若者よりも優しくて優秀やと思うのが一つ。だから、凄いと思うから頑張れ。
もう一つは、かたや引きこもったり、自分で命を絶ったりとか、子供も含めてあるので、そこはそんなに悩まんでいいし。
もちろん失われた20年だ30年だという中で、僕らなんかは昭和の子供やから、昨日より今日、今日より明日の方が楽しいことがいっぱいあって、家でも氷の冷蔵庫から電気冷蔵庫に変わってとか、なんか夢があったけど。
今の子たちは右肩上がりを知らないし、ずーっとマスクしているし、今度マスクを外すのを嫌がるし。すごく孤独というか、それぞれの居場所みたいなものを見つけにくくなったりしているので。
優秀な子は20代で起業してとか、30代でIPO(新規株式公開)してとかあるけど。すごく何ていうか若い子たちに、悩まんでええと、それぞれのペースで、それぞれの幸せの目安を作って、幸せとか人と比べるもんでもないから。
悩まずに周りのちっちゃい幸せ見つけて暮らしていたら、それで充分ちゃうか、と言いたいかな」