好きなものをもっと
好きになるために全力でやる。
2023年上半期の牡羊座は「好きなものをもっと好きになるために全力でやる」を表すピンクが出ています。書き始めでいきなりなんですけど、牡羊座の占いを書こうとするだけでちょっと泣きそうになります。というのは、ここまでのあなたは逆風のときも、風が起こらないときも、そして、周りが応援してくれる追い風のときも、自分を信じて、自分の「好き」を猛然と追求してきたからなんです。2020年からのこれまでの数年間、本当に大変なこともあったし、人によって「正解」が異なる苦しかった世界がありました。でも、本当に不思議なことに、あなたは目の輝きを全然失っていないのです。下を向いてしまうよりも前に、やっていきたいことがある。「もっと楽しんでいくためにはどうしたらよいのか。もっと何ができるのだろうか?」、そのような野心や夢を胸に抱いてやってきたのです。2023年上半期、あなたの中には「期待も不安もあるけど、とりあえずもっと暴れていきたいぜ」と願っていきます。この世界を、もっともっと素敵にしていく!
ハイパー・おままごと。
やはり、ここまでの牡羊座の歩みはすごいのです。2020年から、2021年、2022年。あなたは「すべてを賭けた、リスタート」に取り組んできました。牡羊座は「ハイパー・おままごと」の人なのです。「え、何?」と思うでしょうから、少し説明をさせてください。通常のおままごとは、皆さんも幼少期にやってきたかもしれない「空想のごっこ遊び」です。でも、幼児の皆さまのおままごとは本当によく世界観がつくり込まれていて、「パパは昨日ママと喧嘩をして、しょぼくれて帰ってきているの。かばんも落としちゃったの」とか「これ?私の家の裏庭にいる亀だよ。地元の神様なの」とか、現実とファンタジーが絶妙に入り込んだ、完全オリジナルな世界を繰り広げます。
牡羊座は、この「空想のおままごとの遊び」を90歳を超えても大切にやっていく人なのです。より、パワーアップさせていきながら。
ほかの人は、歳を取っていったり、大人になって常識を得ていくのに従って、「空想遊び」をやめていってしまいます。でも、あなたは「え、ここで橋を繋げればもっと面白い話が広がっていくじゃん!」とか「ここで私がピンクの衣装を着てドーンですよ!」とか、空想の遊びを「私の日常の延長線上にある世界」として扱っていきます。空想が戦略を生み、夢への尻尾を捕まえて、頭の中に描いたものを現実の世界で実現させていく。そして、「現実の世界」に関しても、「もっとこうしたら面白いじゃん」とひとりでも勝手に盛り上がり、どんどん工夫のイメージを加えていく。ハイパー・おままごと。それはあなたにしかできない宝物としての「技」であり、「親友」なのです。
2020年から2022年までの世界はみんな本当に苦しかった。でも、あなたは目を輝かせて、もっともっと空想の力を鍛え、そして、現実に関しても「今の私にできる花火」をぶっ放していった。2023年上半期は、2022年に得た「手応え」をもとに、もっともっと大きな花火を打ち上げていきます。そして、あなたは「本当のスタート」を切っていくのです。
私はもっと広い世界と繋がっていく。
2023年は人の動き、物流、観光など、世界が新しく、そして、大きく繋がり出します。あなたにとっても「もっと広い世界に繋がっていく。チャレンジしていく」は大きなキーワードになっていきます。毎日どこかしらで、「今までになかった新しい世界」がつくられていく。そして、あなたもその「新生」の世界の中心に行くのです。
この時期、あなたは「真剣な部活感」を深めていきます。「部活」というのは運動部でもよいし、文化部でもよいし、帰宅部でもよいです。10代のころって、「誰に言われたわけでもなく、自分の命を賭けて“攻略”していきたい分野」があったりします。「あともうちょっとだけうまくなりたい!」、「このステージをみんながやっていないアプローチでクリアしたい!」など、周りに言っても「なんでそんなことをやっているの?」と理解されないようなことであっても、自分なりに必死にやっていきたい分野が2023年上半期には出てきます。
繰り返しになってしまうんですけど、あなたは大きな武器として「ハイパー・おままごと」を持っています。だから、好きな分野に対して「勝手に空想を毎日広げていく」形で取り組み続けます。もちろん、そのままの形でやっていったら、あなたがやっていることは単なる「空想ごっこ」かもしれません。でも、2023年上半期のあなたは、その「空想のままごと」に対して、ちゃんと「真心」を込めていきます。あなたなりに、勝負の線を切っていくのです。2022年で得た「チャレンジへの手応え」があり、そこで得た感触をもとに、「もっともっと皆を驚かせたい」とか「ここまで手を届かせたい」と、あなたが好きなものを「もっと広い世界」へ紹介していきたい気持ちが抑えられなくなるのです。
間違いなく、2023年は「新しい世界への幕開け」の年であり、変な話、ベテランも新人も立場が一切関係なくなります。これまであった正解はないし、「結果を出してきたか」、「周りから応援される人であるのか」、「どういう姿勢で取り組んできたのか」。そこの部分がより強く重視されていく。そんな世界の中で「やっていきたいことがあるんだよね」と目を輝かせていく人が、活躍をしていくのです。
あなたはすでに「もっと広い世界で戦っていく準備」ができています。あなたにしか持てない武器をもう少し説明させてください。
あなたにしか持てない武器。
広い世界で戦っていくための武器をあなたはすでに持っています。それは、牡羊座にとっての三種の神器である「美学」、「思いやり」、「サービス精神」なのです。
ひとつひとつを説明していきたいのですが、まず、牡羊座にとって「美学」は絶対に外せないものなのです。というのは、あなたは身の回りのものに対しても「美しいか、美しくないか」、「光っているか、光っていないか」を見つけていくし、「自分なりに美しさを見出した人やモノ」をずっと大切にしていく人だからです。また、あなたは自分が手掛けた仕事や作品や趣味の世界の点数も冷静に割り出していきます。自分がつくったものが、「美しい」と思えるか。ちゃんと光っているのか。
「点数を美しいレベルの100点に近づかせていくためには何をしなければいけないのか」
をすごく考えるのです。
あなたの中には「きちんと完璧を目指す気持ち」とか「見る人を圧倒させたい気持ち」が大きくあります。間違いなく、牡羊座にとっての第1の武器は「美学」であり、根本的に、「美しい人でありたい」という願望をあなたは強く持っているのです。
牡羊座の性質で不思議なのが、「美しさを目指す貴族」みたいな部分もあれば、「おでんやお菓子を食べて、多くの人に寄りそう」みたいな、そういう庶民的な空気感も同時に強くあることなのです。それが第2の武器の「思いやり」で、あなたは「自分の仲間」をかなり手厚く保護する人なのです。実際、あなたは「自分の周りの弱ってしまった人、つまずいてしまった人、面白さや興味を失くしてしまいそうな人」を誰よりも素早く見つけ、その人たちと歩調を合わせることをします。寄り添い、励ます。あなたは見捨てない人です。「一度一緒の夢を目指したんだし、一緒にいろいろな風景も見てきたよね。だから、一緒に頑張ろう!」と周りを引っ張っていく力があります。
最後に、あなたは「サービス精神」の武器を持っています。「もっと盛り上げたい」、「もっときめ細かいサービスをしたい」、「もっと驚いてもらいたい」、「私が愛するものに、もっと尽くしていきたい」など、無限に与えたい人であり、やっぱり、自分に関わる人に純粋にもっと喜んでもらいたい。
2023年上半期の新世界に向けて、あなたは「美学」、「思いやり」、「サービス精神」の行使に妥協を許すべきではありません。もっともっと、自分にとってのこの三種の神器を磨いて、日常を修行場と心得て、自分自身が驚いてしまうような世界を見ていきたい。もう、遠慮はいりません。謙虚にも、真面目にも、そして、待つこともやってきました。その上で、今年のあなたのことを誰が止められるでしょうか。そんな人やモノは、もういないんです。
好きへの恩返し。
2023年上半期、あなたは自分の力を試していくのですが、それとは別にやっていきたいことがあります。それは、「好きへの恩返し」なのです。
大げさに聞こえてしまうかもしれないけど、「好き」は、あなたにこれまでの世界を生きる力を与えてくれました。だからこそ、あなたが「好き」に感じる恩義の念はすさまじいのです。
「“好き”は、私に新しい世界を見せてくれた。何でもない私を、ここまで連れてきてくれた。それはめちゃくちゃうれしいし、私は、私に素敵な世界を見せてくれたこの“好き”に対して、なんとか恩返しをしていきたい」と、“好きへの恩返し”を生涯の事業として取り組む牡羊座も多いのです。
2023年に至るまでの数年間、あなたはこの「好き」を拠り所にして奮闘してきました。
特に、去年の2022年の8月とか9月から、一気にあなたの「好きな世界に突入する」とか「好きになった分野で、実際に行動に移してやってみる!」などの意識が生まれ、2023年にもまた、さらに勢いを増して活躍していく年になっていきます。2023年だと5月ぐらいに、「好き」がさらにあなたを広い世界に招待してくれます。どんどん、「好き」に尽くしていって! どんどん、恩を返していってみて! 「好き」はまた、あなたに新しい世界を紹介していってくれるから。