第74回高松宮記念杯競輪 G1
岸和田競輪場 6/13火 14水 15木 16金 17土 18日
高松宮記念杯競輪とは?
G1競走の1つ。2017年から東西対抗戦が復活して、勝ち上がりは東地区と西地区に分かれて行われるのが大きな特徴。
さらに、今年から6日制となり、次予選はポイント制による勝ち上がりになるなど一新された。
今年で74回目を迎え、3年連続で岸和田競輪場が舞台となる。
また、今年からガールズケイリンの新設レース「パールカップ」も初日から3日目に同時開催される。
ガールズ戦も東西に分かれた勝ち上がりで、初のガールズG1として熱戦が展開されそうだ。
高松宮記念杯競輪
レースプログラム
高松宮記念杯競輪 出場チャリレンジャー
チャリレンジャーとは
チャリロトの公式スポンサード選手愛称です。
郡司 浩平
SS/神奈川99期
日本選手権での落車は右肩甲骨骨折。出場なら、まずはどこまで態勢を立て直せてこらえるか。
脇本 雄太
SS/福井94期
大会連覇を狙った日本選手権は決勝7着。輪界一のスピードで包囲網をいかに打破していくか。
古性 優作
SS/大阪100期
昨年は単騎戦で鋭い捲りを放ち地元G1初制覇を達成。同じ岸和田の舞台で大会連覇に挑む。
松浦 悠士
SS/広島98期
前半戦は3月にウィナーズカップG2を優勝。輪界屈指の自在戦で、4回目のG1制覇をもくろむ。
小松崎 大地
S1/福島99期
高松宮記念杯は2年連続で決勝に進出中。好実績の大会で、今回も悲願の初タイトルを狙う。
松井 宏佑
S1/神奈川113期
5月武雄F1で今年2回目の優勝。高松宮記念杯は落車が続くが、持ち前のスピードで払拭したい。
深谷 知広
S1/静岡96期
パワー溢れる仕掛けでリード。12年前に初タイトルを獲った大会で、9年ぶりのG1優勝に期待。
大石 剣士
S1/静岡109期
腰痛もありリズムを崩したが、復調モード。そろそろ大舞台でもビッグヒットを放てるか。
香川 雄介
S1/香川76期
今年は全日本選抜、日本選手権とG1連続優出中。ベテランマーカーの追い脚は今回も要注目。
佐藤 友和
S2/岩手88期
持ち前の鋭いレース勘は健在。北日本ラインの結束で、再びビッグレースで存在感を示すか。
北井 佑季
S2/神奈川119期
G1は3回目の参戦で、高松宮記念杯は初出場。今回も徹底した力勝負で上位陣に攻め込む。
パールカップ 出場チャリレンジャー
小林 莉子
L1/東京102期
5月前橋で今年6回目、通算96回目の優勝。ガールズGP初代王者が、今度は初のG1優勝を狙う。
鈴木 奈央
L1/静岡110期
自在戦も板について、今年3月に佐世保で通算100勝達成。巧みな立ち回りから、上位進出へ。
鈴木 美教
L1/静岡112期
5月函館で今年9回目の優勝。決め脚を発揮して、初のG1戦でビッグレース初制覇を目指す。
日野 未来
L1/奈良114期
昨年からコレクション初出場など戦うステージがアップ。パールカップの台風の目となるか。
レース予想
加藤慎平の
開催展望&注目選手
開催展望
今年からパールカップ(ガールズケイリンのG1)が新設され、6日制競輪となった高松宮記念杯競輪(G1)。
寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントと並び、皇族の名が冠となるビッグレースということで、筆者が現役時代に参加する時も、非常に身が引き締まる思いがしたことを今でも思い出す。
この高松宮記念杯競輪、勝ち上がり方式がちょっとイレギュラーだ。東西王座戦とサブタイトルが打たれているように準決勝戦までは東地区と西地区に別れて戦うのだ(勝ち上がりレースのみ)。要するに、勝ち上がった東西選手が混合で走るのは決勝戦のみということ。実はここに高松宮記念杯競輪の大きなポイントがあって、戦力の東西格差がモロに影響を与えるのだ。現在の競輪界の勢力は東高西低(あくまで筆者の主観)。所属した地域によってハッキリと勝ち上がりの難易度が変わる『イレギュラー』なG1レースなのだ。
そして、東西を青龍、白虎というくくりで分けるので、そのキャッチーなレース名も相まって、デザインが超巨大な虎がプリントされていたりするクセ強サイクルジャージが貰えたり、ちょっと異質な感じがする開催だ。
新設されるガールズケイリンのG1と共に、6日間を楽しもうではないか。
高松宮記念杯競輪
パールカップ
チャリロト
高松宮記念杯競輪 予想
注目選手をピックアップ!
木三原さくら
2013年に松戸競輪場でニコニコ生放送チャリチャンのアシスタントとして競輪デビュー。チャリチャン@チャリロト出演やMCでも活躍。Perfecta Naviにて『恋して競輪ハンター』も好評連載中。
高松宮記念杯競輪
パールカップ
高松宮記念杯競輪
予想に役立つデータ分析
第1回(1950年)から第73回(2022年)まで集計。
昨年度優勝:古性優作
最年少優勝:19歳(1950年大津びわこ:山本清治、1952年大津びわこ:高倉登)
最年長優勝:45歳(2004年大津びわこ:松本整)
最多優勝:5回(滝澤正光)
大会3連覇:滝澤正光(1985年~1987年)、中井光雄(1954年~1956年)
完全優勝:11回(高倉登、松村憲、平間誠記、吉川多喜夫、稲村雅士、荒川秀之助、滝澤正光、神山雄一郎、吉岡稔真=2回、脇本雄太)
一昨年は宿口陽一が制して、東地区4年ぶりの優勝だったが、昨年は地元の古性優作が優勝。直近10開催では、東地区5回、西地区5回で拮抗している。
昨年は古性優作が優勝で、近畿勢としては15回目。近畿勢は直近10開催で4回の優勝と勝率上昇中。南関東が最も多いが、2008年の渡邉晴智から優勝者は出ていない。四国勢が優勝なら1982年(伊藤豊明)以来、中国勢なら1953年(西村亀)以来となる。
最高配当は2005年の10万9040円(村本大輔が優勝)だが、昨年の3連単は91,950円で高松宮記念杯決勝では3番目の高配当決着となった。
昨年の決勝は単騎の古性優作が混戦を捲りで断ち優勝。別線で九州ラインの先頭だった山田庸平が続いて、「捲り-マーク」の決まり手だった。なお、直近20開催ではライン形成選手のワンツーが一昨年の宿口陽一→吉田拓矢など8回決まっている。
※直近20開催の決勝を集計
※あくまで出目のデータです
一昨年の宿口陽一は2005年の鈴木誠以来となる8番車の優勝だったが、昨年は古性優作が1番車で優勝。1番車は2015年の武田豊樹以来だった。近況で最も優勝から遠ざかっているのは5番車で、2004年(松本整)以来、5番車の優勝は出ていない。
周長は400m。北西の大阪湾から吹く浜風の影響で、基本的にはホーム向かい風、バック追い風となることが多い。ただし天候が崩れると風向きが変わることもあるので、要チェック。みなし直線は56.7mで、やや長め。標準的で戦法による有利・不利は少ないが、2021年5月のバンク改修後は、走路が軽くなったとの声も。 バンクレコードは2014年7月23日にフランソワ・ぺルビスがマークした10秒3。