2022年02月15日(火) さかなクン&ねるちゃんと【カニスペシャル】
魚に超詳しいさかなクンをスタジオに招き、あさこさん、だいすけさん、ゲストの長濱ねるさんと一緒に、さまざまなカニの珍しい生態をご紹介!
★タカアシガニとは★
タカアシガニのオスは脚を広げたとき4メートル以上になることもある、世界一大きなカニといわれている。赤と白のまだら模様が特徴。日本の太平洋側などに生息していて、静岡の一部の地域では特産品として食べられているよ!
★タカアシガニの食事のヒミツ★
タカアシガニが大きく成長する1つ目のヒミツは、特徴的な食事!
深い海の底で暮らすタカアシガニは、海の底に落ちてきた死んだ魚などを食べている。だから、はさみはつかむのに便利な歯のような形。エサは死んだ魚などだから、すばやく動く必要がないので動きがゆっくりしているよ!
★タカアシガニの脱皮のヒミツ★
大きく成長する2つ目のヒミツは、命がけの脱皮!
タカアシガニは卵からかえったばかりの時は大きさが1ミリから2ミリほど。そこから脱皮をくりかえしていき、だんだんと大きくなる。脱皮は古い甲羅の後ろ側から、徐々に新しい体が出てくる。脚が細長いタカアシガニは途中で脚が切れたり、抜けなくなったりして死んでしまうこともある。まさに命がけの脱皮なんだ!
★タカアシガニの「オス」と「メス」のヒミツ★
「オス」と「メス」の大きな違いは、はさみ脚の長さ!
はさみ脚が長いのはオスのタカアシガニ。メスのはさみ脚が短いのは、おなかに抱えた卵を世話するのにちょうどいい長さだからと考えられている。はさみ脚を使って卵に新鮮な海水を送ったり、ゴミを取り除いたりしながら、3か月ほどおなかの卵を大事に世話をするんだ!
★ズワイガニの「オス」と「メス」のヒミツ★
大きなオスのズワイガニは小さなメスのズワイガ二を、はさみでつかんで振り回すことがある。この行動はズワイガニの求愛行動!ズワイガニはオスとメスが集まってパートナーを探して、オスが気にいったメスをつかむと離さない。他のオスに取られないように自分の選んだメスをぶんぶん振り回して、ほかのオスを追い払っている。ちょっと乱暴な求愛行動なんだ!
「カニ」と名前がついているけど、実は「タラバガニ」と「花咲ガニ」はカニじゃない!見分け方は脚の数。花咲ガニの脚の数は全部で8本、タカアシガニは全部で10本。脚が8本の花咲ガニとタラバガニは、ヤドカリの仲間。脚が8本のカニは殻の中に脚が2本あり、甲羅の中でえらの掃除などをしている。
エビ、ヤドカリ、カニは「十脚目」といわれる10本の脚の仲間。エビが進化をしてヤドカリに、ヤドカリがさらに進化をしてカニになったといわれている。花咲ガニとタラバガニは、ヤドカリとカニの進化の途中のような姿をしているんだ。
みんなもカニについていろいろ調べてみてね!