社労士試験はキャリアアップのために受験する方も多く、働きながら社労士試験に挑戦する方も珍しくありません。
そこで今回は、働きながらでも社労士試験に合格できるのか解説していきます。
忙しい社会人が勉強を進めていく上で重要となるスキマ時間での学習についても紹介しているので、働きながら社労士取得を目指している方はぜひ参考にしてみてください。
社労士試験は働きながら合格している人が多い
上記の表は、令和4年度社労士試験合格者の職業別割合をまとめたものです。
約60%の方が「会社員」として働きながら社労士試験に合格。
「公務員」「自営業」「団体職員」「役員」などを合わせると、約80%の方がなにかしらの仕事に就きながら試験を突破しました。
人気の国家資格の一つである「公認会計士」などと比較すると、その差は歴然としています。
公認会計士試験では、「学生」「専門学生等」「無職」などの仕事をしていない層が合格者の80%以上という結果に。
公認会計士試験では学習量が多く、比較的時間にゆとりのある学生が合格しやすい傾向にあるためだと考えられます。
※参考:令和4年公認会計士試験 合格者調
一方、社労士試験における20代以下の合格率は1割程度。
合格者の約60%を「30代・40代」が占め、前述のとおり約80%もの方が仕事をしながら試験に合格しています。
社労士試験は働きながらでも十分に合格できる試験だと言えるでしょう。
もちろん、社労士試験も勉強量はある程度必要ですが、想像できないほど大変なものでは決してありません。
社労士試験に合格すると、転職が有利になったり独立開業できたりと、将来の選択肢を増やせるメリットがあります。
試験を受けるか悩んでいる方は積極的に挑戦してみましょう。
※関連コラム:社労士試験の難易度を他の資格と比較しながら解説!なぜ難しい?
働きながら社労士試験に挑戦するならスキマ時間を活用しよう!
社労士試験は働きながらでも合格しやすいとは言え、忙しい社会人がまとまった勉強時間を確保するのは至難の業です。
残業や急な飲み会など、思うように勉強時間が取れないケースも少なくありません。
そんな忙しい社会人が合格するには、スキマ時間の活用がポイント。
例えば通勤時間。
総務省統計局の調査によると、日本人の通勤時間の平均は往復で「1時間17分」と長く、勉強するのにピッタリな時間です。
講義動画を見たり、過去問アプリをやったり、自動車で通勤する方は講義をBGMとして流したり…
通勤時間は社会人にとって最も勉強しやすい時間といっても過言ではありません。
そして、就業中にも「スキマ時間」は意外と見つかるもの。
昼休みやトイレ休憩、お客様のもとへ向かう移動時間など、ちょっとした時間を利用することが大切です。
例えそれが10分程度の短い時間であったとしても、積み重ねることでかなりの学習時間を確保できます。
「家に帰宅してからも家事や育児に忙しく、あまり勉強時間を確保できない」という方は、講義動画を積極的に活用していきましょう。
講義動画であれば、理解できない箇所を繰り返し聞くことができますし、反対に理解できている箇所はどんどん飛ばして聞けるので、自分のペースに合わせた学習が可能です。
また、講義動画で試験の全体像を事前に把握しておくと、その後のテキスト学習がスムーズに進むメリットもあります。
なお、スキマ時間に効率よく勉強するためには何を勉強するのか事前に決めておくことがポイント。
「次のスキマ時間にはこの科目を勉強する」と先に決めておけば、貴重な時間を無駄にすることなく勉強に取りかかれるでしょう。
まとめ
社労士試験は約80%の方が働きながら試験を突破しており、社会人でも十分に合格を目指せます。
勉強に使える時間が限られている社会人が最短で合格するには、「スキマ時間」を上手く活用していくことが大切です。
まずは1日10分でもいいので、学習時間を確保することからはじめましょう。
アガルートが配信する講義動画であれば、15分~30分ほどで1チャプターの学習を終えられます。
また、講義動画は8段階に再生速度を変更できるので、理解度に合わせて学習を進められるメリットも。
スキマ時間での学習に最適な講義となっているため、働きながら社労士試験の合格を目指すなら、アガルートの通信講座をぜひ検討してみて下さい。