2023年 04月07日 (金) 14:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/512b0dd8473403dc778b5584266990e2ca7269fc
で、いつ弾薬不足で継戦能力が失われるんだい?ウクライナの方が先に音を上げるんじゃないのかね?他人の褌で土俵に立っている側の方が余程切羽詰まっているんじゃないかね?
大本営発表と御前会議の報告で昭和帝がサラトガだかエンタープライズだかは何度沈んでいるんだとキレたという逸話があるが文字通りその繰り返しだよな。
そりゃあ生産数と備蓄数から消費数をさっ引いて数が減ってるかもしれんが、それで夏にはゼロになるとでもいうのだろうか?
じゃあ、その隙を突いて逆侵攻でもすればよい。でも、出来ないなら敵の不確定な弾不足を期待するより他の努力をすべきだろう。まあ、逆侵攻なんて出来る戦力もないし、そんな勝手なことしたらCIAでも暗殺されるかもしれないが。コントロール出来ない戦争に米帝はメリットなんかないからね。
あと戦車供与でゲームチェンジャーだとか寝言を言っているが、新世代かどうか関係なく東部戦線で戦車を運用するなら大隊や連隊単位の数字ではなく、軍団単位の数がないと無意味だぞ?
独立重戦車大隊運用するなら兎も角、それで出来るのは所詮は歩兵直協や局地的な戦線突破程度。明らかに戦力勘定出来る数字ではない。添え物程度の数字でしかない。
まして戦車回収車や支援車両がほぼゼロで遠征能力なんてあろう筈がない。
大東亜戦争の頃の神国無敵論調より悪化していると思うよ。あの頃は実際に日本に世界最強に近い実力があってそういう論調があっただけにまだマシだけれど、今はそんな戦力もなく軍事知識もない日本人が感情論だけで寝言を垂れ流しているんだから末期症状だと思う。
岸田くんがあんなトコ行ったせいで余計な負担約束してしまったんだろうし、国際社会への貢献なんて御題目でアメリカの手伝い戦に国富を流出させるのに不満がなく、勧善懲悪に酔っているこの国がホント心配だよ。
まぁ、実際問題として国際社会においてウクライナがどうなろうがそれほど問題ではない。国際社会を指導するのは結局の所は日英米独仏伊であり、それとロシアだ。二等国や三等国の意見や考えなど端から無視されているのだから、結局はウクライナ事変で片をつけるのは米露という構図が変わるわけではない。
では、その当事者である米帝及びロシアがどういう着地点を考えているかだ。
ロシアの落とし所はドニエプル川右岸を確保することでクリミアまで地続きにすることだろう。実際、歴史的な要求を考えても正当性はあるし、大義名分も揃えている。
※西側が言い分を認めるかどうかではなく、要件を満たしているかどうかである。
米帝の落とし所はウクライナの西側への固定だろう。その場合、東部領土がどうなろうがそこは割り切れる要素でしかなく、絶対条件ではない。NATOの壁になればそれで良いのだ。
経済的に考えてもロシアはウクライナ領土を必要としない。天然ガスや石油の輸送ルートもバルト海を経由した方がメリットがあるし、事実そちらにシフトしている。ドルジバパイプラインなんかはウクライナがガスを横取りしているのだから、むしろこちらは凍結したいくらいだろう。
米帝にとってもウクライナは経済的に抑えておく必要がない。小麦の生産供給地だが、戦後の復興で農産物の収穫が減ってくれる方が穀物メジャーとしては自国産品を高値で売れる理由になるわけでむしろ荒廃してくれることを望んでいると思っても構わないだろう。
よって、米露双方の落とし所を考える限り、東部領土奪還は希望的観測でしかなく、それを可能とする戦力の回復すら認めない実態からも合致する。
米帝にとっては長期化する方がメリットは多くあるが、問題は武器供与とその負担である。直接自国軍が動くことに比べればコストが掛からないとは言っても、他人の褌で戦争を続けるウクライナが自前で戦争継続など出来るわけもないから、支援を続ける必要がある。これは米国民の血税で賄うことになるし、同盟国に強制することになる。
当然のことだが、現時点でも独仏を筆頭に手を引きたいという欧州勢力も存在し、各国政界もその余波で政権交代が起きるなどしている。長期固定化が続けば耐えきれなくなり造反される可能性はそれだけ高まる。
NATOの東方拡大という点ではフィンランドを西側に固定化するという副産物を得たのだから、ここらで手打ちにするのが米帝にとっても良い引き際になりそうだが、大統領選挙というそれも残っていることから、今暫く戦時体制を継続したいという思惑があるのは容易に想像出来る。
よって、米帝は最低でも大統領選挙を乗り切るまでは現状維持を望むだろう。
ロシアにとってもドニエプル川右岸を確保し続けている状況が続く限りは折れる理由もないから断続的に攻勢を掛けることで圧迫し続けるだろうことは容易に想定出来る。戦力回復についても他の友好国からの輸入を含めて制約がない分だけ有利である。
我慢比べをする時点でウクライナの一方的不利という状況は覆しようがない。
あと、弾薬の無駄使いと言われているけれども、ウクライナ側の拠点や都市を廃墟にしていることは非常に有効な手段であると思う。ウクライナ側がそれらを利用出来ないという時点で継戦能力と戦後復興速度を削ることになるからね。
となれば今年いっぱいは少なくとも現状の固定化を進めて、来年の選挙に備える格好になるだろう。そうなれば米軍産複合体がたんまり稼いで選挙資金を大量に供給してくれるわけだしね。