「製作者が作ろうとした本質の部分を追求している」と語る原詠人さん=岐阜市弥生町、ビッカフェ
ゴジラのラフイメージ画。肉の付き方を確認するために描くという
原詠人さんが原型を手がけたガレージキットのゴジラ

 フィギュアメーカー海洋堂で、原型師として多数の怪獣模型を手がけた原詠人さん(67)=岐阜市鷺山東=の作品展「原ガレキのひみつ」が26日、同市弥生町のビッカフェで始まった。新聞紙で作った怪獣の頭部や原型師時代に描いた貴重なラフイメージ画などを多数展示している。6月4日まで。

 原さんは1980年代から90年代初頭まで海洋堂に所属し、模型玩具「ガレージキット(ガレキ)」の原型を多数担当。現在は岐南町で造形教室を開いている。原さんのデザインは独特の躍動感があることで知られ、今も愛好家の人気を集めている。

 今回制作したガメラの頭部は、皮膚の凹凸の一つ一つから口の中の炎の噴射口まで再現。イメージ画は原型に取りかかる前に習慣的に描いていたもので、どれも筋肉がむき出し。「肉付きを脳内にたたき込む」という熱意を感じさせる。

 原さんは「着ぐるみの原寸大のガメラを作ってみて、顔は亀ではなくサメをモデルにしていることが分かった。着ぐるみを作った職人がどう考え、何を作ろうとしたのか。その本質部分を追求したい」と熱く語った。