ご近所① 困っていることの続きです。
わたしがこのご婦人を苦手な理由は有り余るほどあります。
多すぎてエピソードをピックアップするのが逆に難しいくらいなのです。
まぁ、ひとつあげるとしたら…
なるべく読んでる皆さまが不快にならないよう軽めのエピソード「お祝い歌事件」を書いてみます。
お祝い歌事件
これはわたしが夫と結婚することが決まった頃の話です。
その日、わたしはわたしの母とご婦人の3人で車に乗っていました。
母が運転、ご婦人が助手席、わたしは後ろに座っていました。
確か…買い物に出かけた道中だったと思います。
もうすぐ結婚するということで、ご婦人からは「どこで出会ったの」や「どんな職業の方なの」など、ごくごく普通の質問をされました。
ご婦人はとてもにこやかで声も柔らかく、時折、
「本当におめでとう」
「自分のことのように嬉しい」
「幸せになってね」
など、眼を潤ませながら優しい言葉をかけてくださいました。
わたしもご婦人の温かな声かけにすっかり油断していたのかもしれません。
パァン!パァン!パァン!
パァン!パァン!パァン!
パァン!パァン!パァン!
突然、車内に乾いた音が響きます。
ご婦人が狂ったように手拍子を打ち始めたのです。
パァン!パァン!パァン!
パァン!パァン!パァン!
パァン!パァン!パァン!
あまりに唐突でわたしも母も呆気にとられてしまいました。
しかし鼓膜につんざく手拍子がだんだん怖くなってきたので、そろそろ止めようとしたその時…
〇〇ちゃ~ん(わたしの夫)が
死んじゃった~♪
死んじゃった~♪ったら
死んじゃった~♪
〇〇ちゃ~ん(わたしの夫)が
死んじゃった~♪
死んじゃった~♪ったら
死んじゃった~♪
〇〇で〇〇れて死んじゃった~♪
可哀そ~うに死んじゃった~♪
結婚したばかりなのに死んじゃった~♪
だけどヒーロー♪
彼はヒーロー♪
わる~いヤツらをやっつけて
見事に見事に死んじゃった~♪
<せりふ>
そこで優しいおばさん(自分のこと)は
くぴちゃんのために
新しい男の子を
紹介してあげるのであったァーー!
〇〇ちゃ~ん(わたしの夫)が
死んじゃった~♪
死んじゃった~♪ったら
死んじゃった~♪
〇〇ちゃ~ん(わたしの夫)が
死んじゃった~♪
死んじゃった~♪ったら
死んじゃった~♪
(繰り返し)
このような「自作のお祝いの唄」を歌ってくださったのです。
えぇ、大したものです。
稚拙な歌詞とは言え即興でこんな唄を作れるなんて、きっと頭の回転が速いのでしょう。
また、激しい手拍子と、それを掻き消すほどの声量も見上げたものです。
歌の途中でセリフを入れ込んでくるセンスと技術には脱帽、感涙です。
あまりの事にわたしは何も反応できませんでした。
ふと母を見ると、母は人からあらゆる感情を消し去ったような表情をしていました。
そう、まさに「無」というような顔でした。
おそらく湧き上がる怒りを抑えるため、こんな表情になったのでしょう。
密閉された狭い車内が地獄の空間になりました。
ひとしきり軽快に歌い終わると、ご婦人は何事もなかったように穏やかな表情で会話してきました。
「結婚式呼んでね~」
「早く〇〇ちゃん(夫)に会いたいわぁ」
「どんなウエディングドレスかしら」
など。
これはまだ単純にわたしが不快な思いをしただけという軽めのエピソードなのですが、他にはもっと法に触れるような事をしていたり…
誰が聞いても全力で「関わりたくないタイプの人」だと思うのです。
★余談ですが、この話をリアルの友人にしたところ、
「その歌、録音してその人の葬式で流したいね」と言われて大爆笑した思い出があります。
いえ、不謹慎なのは重々承知なのですが、正直こう言ってもらえてわたしは嬉しかったのですよね。
日常的にこんなひどいことをされてると心が慣れてしまって、ひどい事をひどい事と認識しなくなってしまう。
なので「葬式で流したいね」と言われて、あぁ、やっぱりわたしはムカついていいんだ!怒っていい事なんだ!と何かスッキリしたのです。
たくさんあるエピソードの内の1つですが、わたしがこのご婦人を苦手な理由を書きました。
そして皆さまはそんなに嫌いなら関わらなければいいのに…と思いますよね?
そこでーーー
次回③は…
わたしがご婦人と関わりを断てない理由を書きたいと思います。
※こちらの記事は24時間経過後の朝にアメンバー記事に移行します。
また今は自分の中でほぼ解決済みでアドバイスなどが不要なため、コメント・アメーバメッセージを受け付けない設定にさせていただいています。
ご理解いただけると幸いです。