〈立てこもり〉新証言「自衛隊に数ヶ月いた」「クレー射撃場に通っていた」長野4人殺害・青木政憲容疑者の過保護すぎた履歴書「野球部でアダ名は“あおまちゃ”」「高校生になっても両親が送迎」70歳の母を殺害された息子の慟哭…
長野県中野市議会議長の長男が自宅近くで2人の女性に切りつけ、駆けつけた警察官2人に猟銃を発砲、計4人を殺害した事件。長野県警が殺人容疑で逮捕した青木政憲容疑者(31)が猟銃や空気銃など計4丁の銃の使用許可を受けていたことが5月26日、わかった。中学時代は野球部で活躍し、地元高校を経て進んだ東京の大学を中退。帰郷後は、人付き合いを極端に避けるようになっていた。その一方で自衛隊の入隊経験もあり、射撃場に足繁く通う姿も確認されていたという。調べに対し青木容疑者は容疑を認めており、県警が詳しい動機を調べている。
今朝、警察から電話がかかってきました
仕事もせず、人付き合いも苦手な長男坊が生きる糧としていたのは、自衛隊時代に身に付けた射撃だったようだ。知人は政憲容疑者が射撃場に通っていたことも知っていた。
「中野市にはクレー射撃場があったのですが、ここが4年ほど前に閉鎖することになり、市役所の職員が手続きのための視察に訪れたときに『政憲君がちょくちょく来ているよ』と聞いたそうです。銃の免許を所持していたことは今日の警察発表まで知りませんでしたが、自衛隊にいたころに興味を持ち始めたんですかね。なんであんな事件を起こしたのかと考えても、まったくわからないです。
散歩していた村上さんはたしか政憲くんのお母さんのお花の教室に通っていたと思いますが、政憲くんとは直接関わりはないはずです。強いて言うなら村上さんも竹内さんも2人とも耳が遠くて、散歩中はかなり大声で話していたので、それが原因なのですかね。
2人は世間話をするのが楽しみだったと思うのですが、毎日2人で散歩していて、それが家の中まで聞こえてくるくらいの大きな話し声だったので、それに逆上したとかはあるかもしれないです。もしそれが原因で殺されたんだとしたらむごいとしか言えないですが……」
射撃場に通っていたという政憲容疑者
現場で倒れたままで救助が遅れ、最後に死亡が確認された竹内靖子さん(70)の息子は、取材に対してこう声を振り絞るのが精一杯だった。
「今朝方、警察から電話がかかってきて『確認してほしいことがある』と言われました。それで、確認に行くと遺体安置所で母の遺体を見せられました……。今混乱していまして、ちょっと話ができないのですが……青木市議についてはもちろん知っています。母は散歩だったようですが警察の方も亡くなってしまっていて…ご迷惑をかけてしまってというか…悔しい思いではあるのですが、混乱していて今は話ができません」
4人の命を奪った政憲容疑者は容疑を認めており、父の正道氏は26日朝、“一身上の都合”を理由に議員辞職願を提出、副議長が辞職を許可したという。
市議を辞職した青木正道氏(中野市HPより)
※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
♯1【長野立てこもり4人死亡】「政憲は警官を撃った後に笑っていた」「刺された女性は瞳孔が開き硬直がはじまっていた」救助者が語る悪夢の殺害現場
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