〈立てこもり〉新証言「自衛隊に数ヶ月いた」「クレー射撃場に通っていた」長野4人殺害・青木政憲容疑者の過保護すぎた履歴書「野球部でアダ名は“あおまちゃ”」「高校生になっても両親が送迎」70歳の母を殺害された息子の慟哭…
長野県中野市議会議長の長男が自宅近くで2人の女性に切りつけ、駆けつけた警察官2人に猟銃を発砲、計4人を殺害した事件。長野県警が殺人容疑で逮捕した青木政憲容疑者(31)が猟銃や空気銃など計4丁の銃の使用許可を受けていたことが5月26日、わかった。中学時代は野球部で活躍し、地元高校を経て進んだ東京の大学を中退。帰郷後は、人付き合いを極端に避けるようになっていた。その一方で自衛隊の入隊経験もあり、射撃場に足繁く通う姿も確認されていたという。調べに対し青木容疑者は容疑を認めており、県警が詳しい動機を調べている。
ここ最近は実質ひきこもりです
青木家の分家の男性は、政憲容疑者の最近の様子をこう振り返る。
「政憲くんは東京の大学に行った後、戻ってきて農業をやっているというのはお母さんから聞いていました。アイスクリームかジェラートか詳しくはありませんが、それをやっているのも聞いていました。
最後に会ったのは2、3ヶ月前でしたかね。回覧板を届けに行くと受け取りに出てきたのが政憲くんでした。普段着で特に生活が荒れてる雰囲気とかもなく、ごく普通に『ありがとうございます』と受け取ってくれましたよ」
確保された後、移送された政憲容疑者(写真/共同通信)
家業の農業を起点としたビジネスに成功し、政治家としても頭角を表していた地元名士の父にとって、やがては分家を束ねる本家の跡取り息子となる政憲容疑者はどう映っていたのだろう。
一家の内情に詳しい古くからの知人はこう証言した。
「政憲君に最後に会ったのは去年の12月だったかな。元旦の催しに関することで配り物を届けに行ったら政憲君が出てきました。あそこはご両親が忙しいからいつも政憲君が対応するんだけど、無愛想というか、話しかけても話す気がないのか何の返事もしない時もありました。私も気を遣って話しかけるのですが、人付き合いが苦手というか。だからお父さんもお母さんも口には出さずとも心配はしてたと思いますよ。彼が高校時代もお父さんとお母さんが代わりばんこに送り迎えをやっていましたから」
過保護にされてきた本家の跡取り息子は、実家を離れて東京の大学に進んだが、一皮剥けることなく舞い戻ってきた。
知人が続ける。
「大学を中退したのも人付き合いがうまくいかなかったからと聞いています。父親は『このままじゃまずい』と思ったのか、そこで政憲君を半ば無理やり自衛隊に入隊させたものの長続きせず、2、3カ月で除隊してしまった。弟も自衛官になり、こちらは馴染んでいるのか今はたしか北海道の駐屯地にいると思います。
その後の政憲君は農業をやっていた時期もありましたが、ここ最近は実質ひきこもりですよ。一応、ジェラート屋で働いていることになっていますが、実際は何もやっていませんでした」
政憲容疑者の実家(撮影/集英社オンライン)
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