4月16日、福島市の国道で起きた飲酒死亡ひき逃げ事件で、逮捕された男は「気がついたらバイクがいた」と話していることがわかりました。

ひき逃げと自動車運転処罰法違反の疑いで送検されたのは、南相馬市の会社員・栗城裕(くりき・ひろし)容疑者(35)です。

警察によりますと、栗城容疑者は16日、福島市南向台の国道114号で車を運転中に、真鍋幸男(まなべ・ゆきお)さんが運転する原付バイクと衝突し、死亡させたにもかかわらず、飲酒運転の発覚を恐れて逃走した疑いが持たれています。

栗城容疑者は「気がついたらバイクがいた」と話していることが、捜査関係者への取材で新たにわかりました。警察は栗城容疑者が原付バイクに気づかずに運転していた可能性があるとみて捜査しています。

また、栗城容疑者はバイクと衝突後に1回車から降りて真鍋さんに「大丈夫ですか?」という趣旨の声をかけ、その後逃走したとみられています。

栗城容疑者は「怖くなって逃げた」と容疑を認めているということです。