福島市の死亡ひき逃げ事件 元会社員の男を起訴
福島地方検察庁は今年4月、福島市の国道で起きた死亡ひき逃げ事件で会津若松市の元会社員の栗城裕被告(35)を過失運転致死罪などで起訴した。
起訴状によると、栗城被告は今年4月16日に酒気帯びの状態で運転していた車でバイクに追突し、バイクを運転していた男性を死亡させた上、現場から逃走したなどとされている。
警察の調べでは、栗城被告は福島市内の飲食店で一人で焼酎を飲み、南相馬市の自宅に帰る途中で事故を起こしたとみられている。
栗城被告は飲酒の発覚を免れようと逃走した過失運転致死アルコール等影響発覚免脱などの容疑で送検されたが、福島地方検察庁は過失運転致死罪と道路交通法違反(酒気帯び運転)などで起訴した。
(※過失運転致死アルコール等影響発覚免脱罪の量刑は12年以下の懲役。過失運転致死傷罪は7年以下の懲役もしくは禁錮又は100万円以下の罰金)
これについて福島地方検察庁は「立証を考えた時に証拠上、免脱罪より過失運転致死罪と判断した」としている。