京都といえば春や秋に注目が集まりますが、新緑がまばゆいこの時期も素晴らしい絶景に出会うことができます。今回は、京都の新緑にまつわる知られざる歴史を紐解きます。
「青紅葉」という言葉が頻繁に使われるようになったのは、2006年頃。そこにはある京都の電鉄会社の思惑がありました。天龍寺の塔頭・「宝厳院」を訪れ、そのブームのきっかけとなった青紅葉の絶景を拝見。この寺が年に２回しか公開しない理由にも迫ります。
京都屈指の散歩道「哲学の道」では、家元・笹岡さんがおすすめする様々な新緑スポットを堪能。哲学の道といえば桜で知られていますが、新緑と桜の関係とは？さらに哲学の道に桜の木が植えられるようになった経緯を教えていただきます。
天皇と深いゆかりを持つ「実相院門跡」ですが、明治時代には存続の危機にあったと言います。そのピンチを救ったのが「床みどり」と呼ばれる新緑だったのです。その思いに触れます。