ゲームのプレー動画を著作権者に無断でインターネットで公開したなどとして、宮城県警南三陸署などは18日、著作権法違反の疑いで名古屋市千種区千種3、自称ユーチューバー、吉田忍容疑者(52)を逮捕したと発表した。逮捕は17日。ゲームのプレー動画を巡る摘発は全国初とみられる。
容疑は昨年6〜7月、ゲーム会社「ニトロプラス」(東京都)の許諾を得ずに「シュタインズ・ゲート 比翼恋理のだーりん」のプレー動画をユーチューブで公開。ほかにも無断で編集したアニメ動画2本を公開したとしている。容疑を認めているという。
同署によると、吉田容疑者はユーチューブで「うさぎとびチャンネル」を開設し登録者は約1万人。署員がサイバーパトロールで違法動画を発見した。再生時間に応じた広告収入が目的だったとみて調べている。
著作権者らでつくる「コンテンツ海外流通促進機構」(CODA)によると、ゲームのプレー動画を巡る摘発はこれまで確認していないという。動画配信サイトでは近年、配信者が解説などをしながらゲームをプレーする「ゲーム実況」動画が人気だ。販売促進につながるため、指針を設けて容認しているゲーム会社も少なくない。
一方、今回公開された動画はストーリー重視のアドベンチャーゲームだった。公開が「ネタバレ」につながるため、こうしたゲームの配信は指針で認めていないケースが多い。CODAの担当者は「ゲームプレー動画の配信は無制限に許されているわけではない。ゲーム会社のホームページなどで指針を確認することが必要だ」と指摘している。【遠藤大志】