立て直し。
2022年上半期の天秤座は「立て直し」を表す水色が出ています。まず、どの人にとってもそうなのですが、2022年という年は「過去の10年間が終わり、これからの10年間が始まる」みたいな、大きな節目や区切りの時期になります。そして、天秤座ほどこの「節目」を意識してきた人はいなかったところがあったのです。それこそ、「生き方の変更」であったり、「自分にとっての違う一面を出していく」みたいに、「自分の中身を総とっかえする」くらいのことが行われてきたのです。でも、ご存知のように、2020年から始まる「社会的な混乱」によって、今の天秤座は少し傷を負っています。まず、あなたは自分の傷を癒やします。自分をまずは立て直す。そして、自分にしかできない2022年上半期を爆走していきます。なので、心配しないで、ゆっくりと今回の占いを読んでみてください。
部屋のすみっこで体育座りをしていた。
まず、天秤座は占いで見てもかなり不思議な人が多いです。「外見はクールだけど、中身はおもちゃ箱のような個性が爆発している」みたいな感じで、よい意味で何をしでかすかわからない人です。「母ちゃん、私疲れたから来週ちょっと海見に行ってくるわ」→「どこまで?」→「うーんと、ハワイ?」みたいな感じでいきなりリミットを超えてくる。急に投資と称して、何十万の物を買って家族に怒られるのも天秤座にありがちな爆発行動です。でも、ちゃんとその買ったものを有効に使っていく。
天秤座にはすごく、宗教的とも言えるような直感能力があります。普段は理屈で動いている人なのに、急に「啓示」を受けるかのような形で、ひとつの方向に突っ走っていってしまう。「自分の人生は、自分の思いつきを証明していくためにある」みたいな感じで、イメージが浮かんだら、動いていってしまう。
あなたは人生を変えてしまうほどの、不思議な力を持っています。周りから「無理だよ」と言われるような挑戦をいきなりしてしまって、見事それを成し遂げてしまう。そんな奇跡の力を持っている。だからこそ、「一気に疲労を背負う人」でもあるのです。奇跡の発想と強烈な馬力を使う分、誰よりも「脱走」を必要としている。「さ、私にしかできない怒涛の6カ月を終えた。ハワイに行こう。イルカに会おう」みたいな感じで、脳みその総切り替えを必要とする。
でも、それが2年以上もできなかった。
そう。天秤座の奇跡を支える「楽しい脱出作戦」が長期間できなくて、あなたは閉じ込められた。これはもう、社会も、周りも、自分すらも不振になるレベルのダメージでした。そのダメージを言葉にできる天秤座はまだあんまりいない。今あなたが「これから先、何をしていきたいですか?」とインタビューされたら、「お前は敵だな?」と言ってやっつけようとするぐらいに、深い傷を負ってきた。でもようやくこのときがきました。2022年上半期の幕開けです。ちゃんと、脱出作戦も実行していけるし、前に進んでいけます。だから、部屋の端っこで体育座りしていてもよいから、飽きたら出てきてください。外にはもう、太陽が出ているから。
まず無になる。
2022年上半期にまずあなたがしなければいけないことは「無」になることです。これはですね、「何か、どうせ頑張ってもまた閉じ込められるんでしょ?」みたいな不信感があるときに、その土台の上に「頑張る」を積み上げちゃいかんのです。あとでまた説明していくように、あなたは「これまでやってきた自分の役割」とか、そういう自分のキャラクターを2019年から本格的に変えていこうとしてきました。見ていく景色を変えようとし、頑張って自分を変えてきた。その「自分変更プラン」が本格化してきたときに、あの忌々しい「2020年からの大中断」が入った。だから、いったんポッキリいったのです。
だから、2022年上半期は聖地と言われる場所とか、あと、ホテルとか旅館とか、日帰りでもよいです。まず、「お疲れさま」とちゃんとやる。そして、普段自分がいるところと違う場所で、ぼんやり座ってみる。そこで「いろいろやってきたなぁ」と言ってみる。まずは無になる。座禅とか写経とか、お茶をたてるとか、そういうことをやってみてもよいです。
自分チャンネルをつくっていく。
では、あなたが2019年で開始して以来、本格化する前に中断してしまったプランは何か。それは、「自分チャンネルの創設」なのです。これは動画サイトで自分のチャンネルを持つとか、そういう直接的な意味よりは、もっと「個人プレイで、好きなことをやっていく」などの意味を持ちます。順を追って説明させてくださいね。
まず、ここまでも触れたように、2022年は、どの人にとっても「これまでの10年間の物語」が終わり、「これから先の10年間の物語」が始まっていくような、区切りや節目となるような年です。では、天秤座の「これまでの10年」は何かというと、「居場所をありがとう」でした。
あなたは個人行動を重視するようなタイプに見えますが、実はかなりの奉仕屋であり、貢献家です。自分が恩義を受けた人、所属する組織などに、自分を削って尽くすようなところがある。あなたにとって関わる人って、不思議と「家族」みたいな存在にもなってしまうのです。だから、「恩を受けた以上、きっちり倍以上にして返さないと気持ちが悪い」みたいな感覚を持つし、あと、天秤座は「関わった人に得してもらいたい」みたいな、商売人的な感覚も強く持っています。だからこそ、これまでの10年は「自分に居場所を用意してくれた人や組織、また、応援してくれる人達に対して精一杯報いてきた」みたいなところがあります。
だけど、これから先の10年はもっと自由にやりたい。そう、これから先の10年の物語は「正解は、私がやっていくこと!」みたいな強引さのほうを出していく。つまり、これから先の天秤座は「先輩」や「年上」があんまり参考にならない。今までの自分が受けてきた恩を300%返していく気持ちも込めて、「私が歴史をつくっていってもよくね?」と、ヤンキー精神を前に出していく。これからの天秤座はヤンキー精神がだいぶ強くなります。
2022年上半期はまず、「私にはこういう一面もありますよ」みたいな感じで、見せていない表情とかも見てもらいたい。「自分で請け負った期待や仕事を任務とし、力の限り返していく」というプロの人から、「素人としての一面」も見せていこうとしているのです。
加えて、2022年上半期はあなたにとっての「自分チャンネル」、つまり「私の素人活動」がたどたどしく始まっていくのです。はじめは恥ずかしいのですが、あなたが歩もうとしていく道には、たくさんの宝物が落ちています。
素人活動。
2022年上半期のあなたは仕事などの面においても、プライベートにおいても、「自分にとって得意分野以外のこと」をやっていく流れがあります。天秤座は「60点が許せない人」です。どういうことなのかというと、あなたは「鬼の集中力を発揮すれば、この場面は80点以上のものができる」という場面と、「こういうタイプの人とはどういうコミュニケーションを取っても『ははは、そうですねー』で終わるしかない。苦手なんだよなぁ」と感じるような、「頑張っても60点以上取れない分野」を持っている。でも、この時期はあえて「60点上限」の分野に挑戦していく。
どうしてかというと、自分で自分の可能性の扉を閉ざしていたことがなんとなくわかったから。今まで「とにかく頑張らなければいけないことがある」とやってきたからこそ、放置してきた分野があって、この時期のあなたはそれに「強くチャレンジしてみたい」と思ってきているのです。
たどたどしく始める。そして、「やっぱり頑張ったけど60点だった」という体験は本当に大事になります。
ただ、あなたにとっての「プロとして接しない、自分の素人の部分の開花」活動は、かなり大きな財産になっていきます。今まで「苦手」と思ってきた人や分野に対して新しい扉が開き、回路が繋がり、新しい世界をもたらしてくれるから。
「明日が見えなくなった」
そういう、カオスな経験をしたことから、天秤座はよい意味で「どうせわかんないんだし、もっと多くの世界を知りたいな」と、より自由に外の世界に向けて飛び出していくことができるのです。
私は赤ちゃん。
2022年上半期は、どこかバタバタしながらも、新しい自分をかなり出していく流れができていきます。全部学んでいけます。2022年は、これから先の10年間の第一歩として、大げさに聞こえるかもしれないけど、あなたはまた生き直そうとしている。だからどこかで「自分は赤ちゃんだ」と思っていてください。赤ちゃんは失敗を咎められないし、目に入ったものを口にしちゃうとか、危険な行動もちゃんととっていく。でも、全部を体験して、真摯にこの世界のことを学ぼうとしている。
「いつかやろう」
と思っていたこと、それを今年はやってしまってください。友達と集まって「○○やりたいよねー」と話し合ってもよいですし、恥ずかしいけど、「私がやりたいこと20」とか、そういうことを紙に書いてもよいです。
あなたは本当に、ひとりのときは滅茶苦茶やる人なのに、自分が何かの責任を持ったり、大事な人ができたりすると、「守り人」になっていってしまう。それはもちろん立派なことなんだけど、もっと自分勝手でよいと思います。もっと滅茶苦茶な人でよいです。
「私は赤ちゃん」
目についたものをやってみる。聞いてみる。話してみる。
自分の冒険記に、新しい風景をちゃんと加えていけます。ただ楽しんで、突撃あるのみ!