恩返しと100倍返し。
2023年上半期の天秤座は「恩返しと100倍返し」を表す青が出ています。天秤座の人にはほかの星座にはない大きな特徴があります。それは、「隠れ戦士」の人なのです。あなたは普段はそこまで自分の攻撃性を露わにする人ではありません。でも、長年勤めていた会社で「あれ、ちょっとこの人パワハラ気質だよな」と感じたとします。そしたら、そこでちゃんと対応する場合もあるし、自分が偉くなって「パワハラを起こさないチームづくり」を日々時間をかけてつくり上げていったりする。自分が進んで経験した「喜ばしいこと」、そして、自分が受けてしまった「残念な思い出」も、あなたはそのまま放置しないで、何らかのけじめをつけていく人なのです。よい思い出には恩返しを。悪い思い出には100倍返しを。2023年上半期のあなたは、「ここまでの過去を踏まえて、私にしかできない戦い方を続けていく」と決意し、色々なバランスを取りながら、自分や周りにとっての「理想」をちゃんと目指していきます。2023年に至るまでが色々と大変だったと思いますが、今年は楽しいです。それでは、あなたにとっての2023年上半期がどのようなものになっていくのか、一緒に見ていきましょう。
独特な立ち位置の天秤座。
天秤座は社会や周りとの人間関係の中で、かなり特殊な立ち位置を持って生息しています。
「周りには尽くすし、貢献はしたいけど、馴れ合いは全然得意じゃないぜ」
というポジションです。
冒頭で少し触れたのですが、あなたは「よい思い出に対しては恩返し。悪い思い出に関しては時間をかけても100倍返し」など、自分の中に蓄積された「色々な記憶や体験」について、きちんとけじめをつけていく性質があります。だからこそ、「友達だからやってくれるよね?」と失礼なことを頼まれたときに、その場では面倒くさいから対応するけど、ちゃんと閻魔帳にその時の記録はされている。
「みんなと同じ」でなくても構わないし、実は気性が激しくて、思ったことを言っていく。「その時は我慢しなければいけなかったこと」も、あとから「おかしいよな、やっぱり」と感じたら言っていく。
一方で、「個性が強い人」が大好きで、友達なんかでも「何をしているかわからないけど、あの人には好きにやっていてほしい」と、芸術的な生き方をしている人を見守るパトロンのような性質もあったりします。
あなたはやっぱり、「ワチャワチャ、ガチャガチャ、個性豊かな人たちが自由に生きる空間」が好きだったりします。だからこそ、言わなければいけないことは言うし、秩序やルールの部分も大事にする。筋を通していく変態。それが、天秤座が持つ強い個性なのです。
凝縮された地獄の中を
ちゃんと生きてきた。
そんな性質を持っているあなただから、「停滞と退屈と腐敗と遠くへ行けない」が、もうマジですごい勘弁してほしいほど、「地獄」と感じられるぐらいに苦手なものなのです。2023年に至るまでの約3年間、「停滞と退屈と腐敗と遠くへ行けない」のスペシャル地獄セットがあったわけじゃないですか。もうね、修行でした。その「凝縮された地獄」があったからこそ、あなたの中で「2023年が始まるね。やっと動いていけるね。ゴゴゴゴゴゴ」という地響きみたいな覇気がすごいことになっているし、もう、暴れていくための準備ができています。もうね、占い云々じゃなくて、まずは遠くへ行ってみてくださいね。
それで、この2023年上半期なのですが、あなたは「これまで通り、自分の証明を賭けて戦ってはいくけど、戦い方は変えていく」を1つのテーマにしています。これはですね、実はすごい変化なのですが、次の章で説明させてくださいね。
もう少し自由にやっていきたい。
この2023年上半期の天秤座は、「ちょっと色々と背負いすぎてきたものや、重責を取り外していきたい」とか「私がやりたかったことは、こんなことではなかった。修正したいっす」という気持ちがかなり強まっていきます。スタートしてきたことや取り組んできたことはすごく良かったとして、でも、大規模な軌道修正をしていこうとします。戦い方も変えていく。
2023年上半期に大事にしていってほしい言葉や感覚を伝えさせてください。
それは「わからないっす」と「興味ないっす」です。
何でこんなことを言ったのかというと、やっぱり天秤座はある程度の長い時間をかけて、知らず知らずのうちに「重責」を背負いすぎてきたところがあります。顧客対応のプロみたいな感じで、「何でも答えられなければいけない」とか「何でも知っていなければいけない」みたいに、そういう「権威的ポジション」に両足を突っ込んでしまっている部分もあったりするのです。「せっかくいただいたこの特殊なポジションを、私がもっと後輩のために責任を持って切り拓いていかなきゃ!」などの気負いももしかしたらあるかもしれない。
失礼を承知で言いますよ。
あなたはもっとおバカな人です。
天秤座は、「このおもちゃはどうやって動いているんだろう?」と疑問を持って、おもちゃを分解しちゃうところから自分のキャリアを築いていくような人。だから、「(怒られたとしても)やりたかったことをやっちゃう」ことで、自分の道を築いていく。
だからですね、あなたを好きな周りの人も知っています。「この人ね、ちょっとおバカなところがあるんですよ。でも、そこが大好きなんです」と思える。「立派」と「重責」と「勝手な期待」に閉じ込められてしまったときに、野生動物としてのあなたは輝きを失ってしまうところがある。
深夜2時のラジオ番組のテンションを取り戻していってください。今、色々とうるさい時代ではあるけれど、「はい、次の相談です。ふむふむ。なるほど。いやぁ、ごめん。わかんないから答えられないわ。わっはっは。なんかさ、みそ汁でも飲んで元気出しな。おやすみ!」とか、テキトーなことばっかりを言う時間も必要ですよ。「テキトーさ」とか「現場で失敗しちゃうこと」、「やりたくないことに暗黒の瞳をして取り組み、恨みをアピール」みたいなことを繰り返していると、不思議とあなたの場合、力や生命力を取り戻していくんです。
「立派」とか「周りから見た理想」なんて、脱いでいってしまうこと!
真剣に遊びたい。
あなたはこの2023年上半期に関して、「真剣に遊びたい」という気持ちも強く持っています。たとえば、プロのミュージシャン同士がたまにコラボをするけど、あれって、見ていてすごい光景じゃないですか。ものすごいレベルを持っている人同士だからこそ、それぞれが持つカルチャーやバックグラウンドが違う中で、お互いに「音楽を楽しむ」かのような演奏ができたりする。あなたが求めているのは、そのような「遊び」なのです。遊びに関しては、コツコツじゃなくて、派手に! 誰がどう見ても「楽しい」みたいな、陽気で、「今日楽しかったー! 明日も頑張ろう!」と帰りに叫んでしまうような遊び。
「この2023年の上半期に私はどうしていこう? 何を頑張ろう?」と考えていく前に、まずは「むちゃくちゃに遊んでやる」を目標にしてみてください。自分を満たす。ゲームでも、食べ物でも、冒険でも、旅でも。この3年間「陰の時間」もちゃんと過ごしてきた自分を満たしてあげて。
あなたには没頭の時間が必要なのです。あんまりやりすぎはよくないかもしれないけど、1回の遊びで「全財産と、全体力を使い切った!」みたいな、そういう「倒れるぜ」みたいな「素晴らしき無駄や不健康」も必要。「自分にしかわからない陰の時間への没頭」をしてこそ、表の舞台で光り輝いていくアーティストのような性質が強いんだから、豊かな闇の時間も持っていってくださいね。
「何か、分かち合いたいんすよ」。
2023年上半期の天秤座の大きな変化として、やはり「人と会って、顔を見て話す」時間が増えていきます。この時期のあなたの対人関係運はある意味「最強」に近い形で、プライベートでも、お仕事などの面でも、「人から刺激を受ける恩恵」をかなり受けていくのです。
あなたもそうでしたし、あなたと縁がある人も、それぞれがここに至るまでの3年間ぐらいの間、孤軍奮闘してきました。「この洞窟から、どうやって光のある地上に出ていこうか」と模索してきた。3年間分の試行錯誤やアイデアを溜めてきた人同士で会っていき、「顔を見る」、「話す」、「反応をもらう」ことで、スパークをしていくのです。元気の自家発電には限界があり、誰かに喜んでもらえたり、「思わぬ反応をもらう」ことで、「じゃあさ、じゃあさ、次はこれをやってみちゃう?」と言って、それまでにあった自分の壁を乗り越えていってしまう。
あなたは人に力を与えていく人だし、また、人から力をもらえる人です。
2023年上半期は0に戻っていくからこそ、変な期待は脱ぎ捨てて、雑談やバカ話の中から次のアイデアを生み出していくことができる。
新しく出会う人も、これまで親交があった人も、再び良い形で「濃い交流」ができていくときだから、思い出も、これからのことも、お互いの考え方なども、よい形でシェアをして、分かち合っていってください。「仕事をすることが目的なんじゃなくて、仕事の後の反省会と称したごはん会が楽しみで頑張っている」みたいな、そういう素敵な会合がどんどん復活していくから!
自分に元気がないときは引っ張ってもらって、自分に余力があるときは、周りの尻を叩いてあげる。元気とアイデアを貸し借りできる環境がつくられていくし、「全部を自力」でやらなくてもよくなってくるから、2023年上半期はスムーズに波に乗っていけますよ。