難易度・合格率

社労士の難易度ランキング!他の資格と比べてどのくらい難しいのか?

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社労士試験という名前、一度は耳にしたことがあるという方も多いと思われますが、どの程度の合格難易度なのか、ご存じではない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、今回は合格率、必要とされる勉強時間の量の観点から他の国家試験と比較し、社労士試験の合格難易度についてご紹介したいと思います。

ぜひ、社労士試験を目指す方だけでなく、社労士という職に興味のある方もご覧ください。

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合格率でみる社労士の難易度ランキング

アガルートアカデミー社労士試験講座の池田光兵講師が、合格率、勉強時間を他資格と比較した社労士試験の難易度ランキングを動画でも発表、解説しています!

まず、合格率の観点からランキングを参照してみましょう。

厚生労働省『合格者等の推移』によると、社労士試験の合格率は以下のようになっています。

年度受験者数合格者数合格率
2022年度40,6332,1345.3%
2021年度37,3062,9377.9%
2020年度34,8452,2376.4%
2019年度38,4282,5256.6%
2018年度38,4272,4136.3%
2017年度38,6852,6136.8%
2016年度39,9721,7704.4%
2015年度40,7121,0512.6%
2014年度44,5464,1569.3%
2013年度49,2922,6665.4%
2012年度51,9603,6507.0%
2011年度53,3923,8557.2%

これをみると、社労士試験の合格率は例年6~7%となっています。

この合格率を他資格と比較していきましょう。

資格 合格率
司法試験 30%前後
宅建試験 15~17%
行政書士試験 10%前後
土地家屋調査士試験 8~10%
社労士試験 6~7%
司法書士試験 4%前後

まず、一番合格率が高い司法試験ですが、司法試験の受験資格は法科大学院卒業又は予備試験という合格率が3%程度の難関試験を合格した者に限られます。

そのため、合格率は高めですが、容易な試験とは決して言えません。

次に、宅建試験の合格率は高いですが、受験者が他資格と比べて非常に多いため、不合格者も非常に多いこととなり、この点は特筆すべき点といえます。

行政書士試験は例年10%前後の合格率、土地家屋調査士試験は例年8~10%の合格率、司法書士試験の合格率は例年4%前後の合格率に留まっています。

どの試験も難関試験といえます。一方、社労士試験の合格率は6~7%です。

このように、社労士試験の合格率は非常に低く、他の難関国家試験と比較しても特に難関国家試験の1つとなります。

勉強時間で見る難易度ランキング

次に一般的に必要とされている勉強時間について見ていきましょう。

順位資格勉強時間
1位宅建試験300~400時間
2位行政書士試験600時間
3位社労士試験800~1000時間
4位土地家屋調査士試験1000~1500時間
5位司法書士試験3000時間
6位司法試験6000時間

以上の勉強時間は、平均的な初学者が要するとされる目安です。

司法試験は合格率の観点では他の国家試験と比較しても高い数値でしたが、勉強時間の観点では最も学習時間を要する試験であるといえます。

また、宅建試験は合格率の観点では比較的低い数値でしたが、勉強時間の観点では比較的少ない時間で足りることがわかります。

このように、合格率だけにとらわれて試験の難易度を図るべきではないということがわかります。

次に、本題の社労士試験は、他の国家資格と比較して中間程度の勉強時間を要することがわかります。

そうはいっても、平均して800~1000時間の勉強時間が必要です。

よって、社労士試験の受験勉強のみに注力できる専業受験生ではなく、仕事等と勉強を両立しなければならないような兼業受験生の方の場合、一週間に10時間の学習を継続すると仮定しても、単純計算で約2年~4年合格まで時間がかかることになります。

このように、社労士試験は勉強時間の観点においても難関国家試験の一つであるといえます。

そうであるからといって、800~1000時間という勉強時間を埋めるべく、闇雲に学習を続けても合格には近づきません。

そのため、着実かつ計画的な学習を進めていくことが重要です。

※関連コラム:社労士試験の難易度を他の資格と比較しながら解説!なぜ難しい?

まとめ

社労士試験は合格率の観点でも例年6~7%と非常に低い値であり、勉強時間の観点でもおよそ800~1000時間という比較的中間程度の勉強時間を要するとされており、難関国家試験の1つであるといえます。

もっとも、社労士試験は決して合格できない試験ではありません。

複数年を見越した勉強計画を策定し、計画的に学習を進めるとともに、テキストや講義を通じて効率的な学習を行えば、社労士試験合格は可能です。

ぜひ、社労士試験合格を目指されてみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

池田 光兵講師

広告代理店で、自らデザインやコピーも考えるマルチな営業を経験後、大手人材紹介会社で長年キャリアアドバイザーを経験、転職サポートを行う。

面接対策のノウハウや数々の自作資料は現在でも使用されている。

その後、研修講師や社外セミナーの講師などを数多く経験。

相手が何に困って何を聞きたがっているのかをすばやく察知し、ユニークに分かりやすく講義をすることが得意。

ほぼ独学で就業しながらも毎日コツコツと勉強し、三度目の社労士試験で合格した苦労談も面白く、また、三度やったからこそ教えられる「やっていいことと駄目なこと」も熟知している。

合格のノウハウをより多くの受講生に提供するため,株式会社アガルートへ入社。

自らの受験経験で培った合格のノウハウを余すところなく提供する。

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