トンカツ礼賛
2007年 08月 14日
トンカツは素晴らしい。
お手ごろな値段で、食卓を豪華に飾ることが出来るからだ。
ただし、スーパーの惣菜トンカツはちとキビシイ。
確かに楽で簡単で美味しいのだが、なにしろ高額い。
1枚400円弱。
二人なら二枚。
すなわち800円弱。
レジにおいて7セグ数字を急激に上昇させる
『跳ね上げモノ』もしくは『桁上げモノ』に分類される存在となり、
口にするのにもそれなりの覚悟が必要となってくる。
それだけに、
近所のスーパーが月に数度の「お肉の日」であり、
なおかつ「トンカツ、ソテー用豚ヒレ肉一枚98円ないし100円」
と書かれたポップを見ると、
激しい動悸とともにそれまで腹案されていた夕餉のメニューが、
「トンカツ」の4文字に塗り替えられてしまうのはいたし方のないところと言える。
トンカツは素晴らしい。
意外なほどにお手軽な調理方法で完成するからだ。
肉を軽く包丁で叩いて、塩コショウをまぶして寝かせておき、
小麦粉を付着し卵を塗布させ、
パン粉を散布せしめたのち加熱した油に沈殿させるのみである。
添え物の千切りキャベツにいたっては、
洗って切るだけだという。
それでいて食卓に喝采が沸き起こる。
手間としてもコストパフォーマンスに優れた一品といえる。
しかし、熱した油は火災やヤケドなどのリスクも大きい。
その辺はご注意いただきたい。
トンカツは素晴らしい。
彩りが映える。
朴念としたキャベツの山中腹にトンカツの殿堂。
キャベツの大自然と、人工トンカツの融合美。
一幅の風景画のようである。
トンカツは素晴らしい。
私はこれからもトンカツの魅力を追及し、
トンカツ道を極むるべく精進する所存である。
by toshi-boooo
| 2007-08-14 00:11
| 【つぶやきの話】