豆匠で赤いカープ靴下を見せるスナク首相(左)と岸田首相(18日、代表撮影)
両首脳が食べたものと同じ釜飯。特別メニューで現在は提供はしていない
日本料理店「豆匠」
準備途中の日英両首脳の夕食会場
豆匠で赤いカープ靴下を見せるスナク首相(左)と岸田首相(18日、代表撮影)
両首脳が食べたものと同じ釜飯。特別メニューで現在は提供はしていない

 先進7カ国首脳会議(G7サミット)開幕を翌日に控えた18日夜、岸田文雄首相と英国のスナク首相が夕食を兼ねて会談したのは広島市南区の日本料理店「豆匠(とうしょう)」だ。実は、岸田首相一家と近所づきあいが深い店でもある。

 岸田首相の自宅から徒歩圏内にある。来店客の車が動かなくなった際、居合わせた首相一家が車を押したこともある。

 外務省から会談の打診が店にあったのはゴールデンウイーク明け。来店するのが誰なのか直前まで明かされず、女将の高下秀美さん(47)は「まさか首脳の会談とは思わなかった」という。

 18日の料理は、前菜やお造りのほか、西京みそに漬けて焼いた鶏肉や瀬戸内産の小イワシの天ぷら、焼きアナゴの釜飯など。アルコールを飲まないスナク首相は、JA広島果実連(広島県竹原市)が製造する広島レモンサイダーを楽しんだ。

 豆匠では、スナク首相が座敷で広島東洋カープのロゴが入った赤い靴下をはいていたことも注目された。高下さんは「とてもチャーミングな笑顔に場も和んだ。貴重な体験でした」と話していた。

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