何はともあれ景観に配慮を…鹿児島本港区利活用アイデア、234件を県HPに公表 95件はプレゼン希望

 2023/05/18 07:30
鹿児島県が新総合体育館の整備を計画しているドルフィンポート跡地(中央)=鹿児島市(本社チャーター機から撮影)
鹿児島県が新総合体育館の整備を計画しているドルフィンポート跡地(中央)=鹿児島市(本社チャーター機から撮影)
 鹿児島県は17日、鹿児島港本港区エリア(鹿児島市)の利活用を巡り、募集したアイデア234件をホームページに公表した。うち95件がプレゼンテーションを希望し、景観への配慮を求める意見が目立った。県がドルフィンポート(DP)跡地で計画する新総合体育館整備を前提に募集したが、計画に否定的な意見も一定数あった。

 プレゼンを望む95件中、鹿児島湾と桜島を見渡せる立地を踏まえ、建物の低層階化を訴える意見が複数あった。商業施設やテーマパーク誘致、県立美術館の整備を求める記述もあった。

 DP跡地への新体育館整備には経済効果や交通渋滞への懸念が寄せられた。市がDP跡地などで構想する多機能複合型サッカースタジアムの是非についても意見が割れた。

 本港区エリアの全体像を検討する県利活用検討委員会が2~4月に募った。県内在住者を中心に個人、企業・団体が応募。検討委は234件のアイデアを参考に、8月から各エリアにどのような機能を持たせるか、集約作業に入り、年度内の決定を目指す。塩田康一知事はこれまでの取材に「参考にできるものはできるだけしっかり取り入れてほしい」と述べている。

 プレゼンは検討委で行われ、質疑応答を含め15分を予定する。希望者が多かったため、実際のプレゼンは絞り込みが必要になるとみられる。19日にある検討委幹事会で対応を協議する。

 県はアイデアを7月に公表するとしていたが、「想定より作業が進んだ」として早めた。