税関生活の始まり

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税関は国家公務員です。国家公務員採用試験に合格し、税関での採用面接に受かれば入れます。どこの税関を選ぶかは自由です。

晴れて税関に採用されるとまず柏市にある税関研修所に入ります。全寮制でトイレ、風呂共同です。当然強制です。自宅から通うなど許されません。

内定がでてから採用までは多少時間ありますよね。その間人事課の方はひじょーーーに優しいです。私もそうでした。

しかし、4/1の辞令交付を受けた瞬間から地獄が始まるのです。人事課の人の引率で飛行機やバスに載せられて、柏市まで送られます。そして、研修所に着くとその時何が待っているか!その年によりますが、私のときは竹刀を持った教育官が何人もいました。黒く日焼けし、ガタイのいい男。女性教育官はショートカットでした。しかめっ面でこっちを見ています。バスから降りると竹刀でバシッ!!(地面を)。「早く降りろ!!!!」と怒号を浴びせられます。私は何が起こったのかわかりませんでした。人事課の方は知らん顔。その時初めて気が付きました。騙されたと…。

人事課の人を載せてバスは去っていきます。このまま一緒に帰りたかった…。同期に気の弱そうな女性がいましたが、手足が震えてましたね。何てところにきてしまったのかと本当に後悔しました。

こうして罵声から社会人人生がはじまりました。

この時点で税関がいかにヤバい職場かわかりますかね。でもこんなの序の口。今後もっとヤバい事を書いていきますね。次は研修所に入所した日の事を書きます。因みに昭和の話でなく、普通に平成の20年代の話ですから。

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