浦添市美術館は沖縄県にある市立の美術館です。沖縄県内初の本格的な美術館であり日本国内でも珍しい漆芸専門美術館です。沖縄の文化遺産はその多くが第二次世界大戦で失われたというのは周知の事実です。しかし奇跡的に残った琉球王朝文化の水準の高さを物語る琉球漆器の数々を身近に鑑賞できる場として開館しました。琉球漆器を常設展示する常設展示室のほか、企画展示室、実習室、講堂、図書室、さらに喫茶室などの施設を備えており市立の美術館の感覚で訪問すると、その規模の大きさに圧倒される人も少なくない。

常設展示室では16世紀から現代までの琉球漆器を通して琉球・沖縄の歴史や文化を紹介しています。また企画展示室では琉球漆器のほか、絵画、陶芸、染織、金工など様々なジャンルの美術品を展示しています。

そのほかにも当該美術館では琉球漆器の制作体験や講演会、ワークショップなどのイベントも不定期とはなりますが色々と開催しています。また図書室には琉球漆器や沖縄の文化に関する書籍が豊富に揃っています。この蔵書の質と量は市立の美術館という規模ではなく図書館レベルの蔵書数となります。

浦添市美術館は沖縄の歴史や文化を学ぶのに最適な場所です。また琉球漆器の美しさや技を鑑賞できる場所でもあります。沖縄に移住したり旅で訪問した際には是非とも浦添市美術館を訪れてみてください。新しい発見がアナタを魅了すること間違いなし？！