ロックユニット「B’z」のライブにおけるガイドラインが廃止されたことが15日、公式サイトで発表された。6月から開催の35周年ライブ「B’z LIVE‐GYM Pleasure 2023 ‐STARS‐」からは大声、マスクなしなども自由となる。
「『新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針』廃止に伴う『音楽コンサートにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン』撤廃についてのご案内」と題され、「B’z LIVE‐GYM Pleasure 2023 ‐STARS‐ 開催にあたり、ご参加される皆様にご案内させていただきます。2023年5月8日をもって政府の基本的対処方針が廃止されたことに伴い、同日付でコンサートプロモーターズ協会(ACPC) からも『音楽コンサートにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン』の廃止が発表されました。上記に伴い今夏開催の、『B’z LIVE‐GYM Pleasure 2023 ‐STARS‐ 』におきましても、新型コロナウイルス感染症ガイドラインを廃止いたします」と発表された。同ガイドラインは数回改定されてきた。
「皆様には約3年間、感染症対策に多大なご理解とご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。改めまして、メンバー・スタッフ一同、心より感謝申し上げます。なお公演開催におきましては、皆様に安心してご来場いただけますよう、引き続き安全対策を講じて参ります。ご来場の皆様におかれましても、体調に応じてマスクを着用されるなど、ご自身による対策のご協力をお願いいたします。政府より、自主的な感染対策の参考情報として、『感染対策インフォメーション』が公開されておりますのでご活用ください」などと記された。
4月27日に発表された「音楽コンサートにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」では、「ガイドライン廃止以降の感染対策」として「お客さま及び公演関係者が自身の体調や生活環境に合わせて、個人の判断で実施することを基本」とし、「公演毎に特段の事情がある場合、公演主催者の判断によりお客さまや公演関係者に対して各種感染対策への協力を依頼することは妨げません。ただし、その場合は券売開始前、遅くとも開催前の告知を徹底してください」などと記されていた。
同ガイドラインの3月改定では、「マスク着用の考え方を見直し、お客さまのマスク着用については、お客さま個人の判断に委ねることを基本とします」などと変更。同2月の改訂では「政府が指定する緊急事態措置区域及び重点措置区域を除き、マスク着用等の基本的な感染対策の徹底を前提に『大声あり/なし』による収容率の制限を廃止し、大声発声の有無に関わらず収容率上限100%で公演を開催することができます」と徐々に緩和されてきた。
同ライブの4月10日~20日に行われた申し込みの際には、「会場内で大声を出すことは原則禁止です。ただし、自然に起きる歓声等、マスクを着用した状態での一時的な声出しは可能です。合唱・コールアンドレスポンス等、反復・継続しての声出しはおやめください。」と記載されていたが、今後はこれも自由となる。