今日は、いつもの市民グループの例会。12~13人の参加者の中で、男性は僕も含めて僅か3人と、主婦が主体の会だ。もともとは、女性議員を出そうと発足した会だと聞いている。
 最初に、4月の市議会議員選挙の話があった。見事に再選を果たしたTo議員に、祝福と期待の声が寄せられた。
 次に僕が、投票率の低さについて話題を提供した。このままでいくと、益々政治と市民がかけ離れてしまうという危機感を訴えた。それに対しては、学校や親の教育に問題があのではないかといった反応があった。
 そして知事選の話題である。ある人が唐突にこう切り出した。
 「ねぇねぇ、Mさんって子どもがいるんだってね。今朝のネットで視たわよ」
 だけど、40歳過ぎで結婚をしていれば、子どもがいたって不思議ではない。最初、他の人はきょとんとしていた。
 「違うの。奥さんとの子じゃなくて、隠し子がいるんだって」 
 そこで、ようやく会話に火が点いた。 
 「あら、その話は前から有名だわよ」
 「だって、あれは認知しているんですってよ」  
 「認知してたって、奥さんがいるのに他の女性と浮気すること自体が許せないわ」
 「いや、私はいいと思う。男はそれくらいの甲斐性がなくっちゃ」
 「えー? 県のトップとしてはまずいんじゃない」
 「それくらいの方がいいわよ。田中角栄だってお妾さんがいたっていうし・・・」
 いやはや、大変な盛り上がりようである。投票率の話題の、数十倍は盛り上がった。  
 傍で聞いていて、なるほど、女性の考え方というのは面白いと思った。片や、政治家に”聖人君子”を求める。もう一方は”英雄色を好む”を容認する。
 だがしかし、これがMさんだから賛否両論も出てくるのだろう。もし僕だったら、満場一致で「えーっ、不潔!」の一言で片付けられていたような気もする。イケメンは得だ。いや、それ以前に、話題にも上らないか・・・
 それにしても、今後4年間の青森県の舵取り役を、そんな議論で決められてはたまらない。大体にして、子どもや認知の噂が本当かどうかもわからない。
 要は、”聖人”だろうが”英雄”だろうが、打ち出している政策や、それを実行出来る能力・資質を備えているかどうかをしっかりと見極めることが必要だ。その上で、是非投票に行って欲しいものだと考えた次第だ。(3337)