司法書士試験を独学かつ半年(1日5h)で突破した、予備校でも参考書でもない方法を書いてみる
注)当ブログは予備校や参考書を使ったよくある王道の司法書士合格体験記ではありません。特に「予備校や有名な参考書で最低でも1年間、毎日10時間以上勉強しないと、難関試験の司法書士は絶対に受からない」……と信じている方は読まないことをオススメします。
はじめまして、当ブログは、私が2019年1月から「半年の独学」で司法書士試験に臨むにあたって、現状最適解と評したスマホ学習ツール「スタディング」を使ったかなり尖った独学での合格体験記※です。
(※ 正確には2019択一試験の午前+3問、午後+8問突破)
あくまで私の結果論ですが、もし司法書士試験について
- やり方は何でも良いから半年で絶対に合格したい初受験者
- 仕事と両立して、1日平均5時間の勉強で短期合格を目指す同志
- 最も合格確率の高い、独学の方法を知りたい方
であれば、私の体験記を10分かけて読んだ上で
とにかく「スタディング」で(無料体験だけでも)始めてみるべきだと思います。
(これ以降、司法書士試験の独学を検討している人にとって、少なくとも、広告収入のため書かれた、予備校や市販参考書のありふれたレビュー、口コミなんて無価値に感じるような……”超”有意義な情報を書くことをお約束します。)
※公式では、メールアドレスだけで登録できる無料体験コンテンツ(想像以上の量が無料で)や期間限定の割引キャンペーン、画像付き解説、合格者の声、合格祝い金制度などが確認できます。
結論(司法書士独学の最適解はスタディング)
司法書士試験、特に択一式(マークシート)を独学で突破するには、スタディングさえあれば事足りた……というのが率直な感想です。
「10万円もしないスマホ学習アプリだけで本当に?」と思う人も多いでしょうが、結果的に私は十分でした。
一例として過去問の収録数の話をすると
スタディングの『セレクト過去問』はLECの『合格ゾーン※』の半分以下の収録数※なので、最初こそ不安になりましたが、終わってみると、重複問題を除いてうまく全論点がカバーできるように作ってあり、問題数の不足を心配したのは完全に杞憂でした。
※司法書士試験でド定番の過去問集(ほぼ全員買う)
※例 不動産登記法(ス:297問 合:S57~H30の588問)
また、収録過去問の選球眼の確かさだけでなく、『キーワード検索』、『マイノート』、『要点暗記シート』といったスタディング独自の機能を使うことで、択一式で合格レベルに到達するための学習を、予備校や市販のテキストとは一線を画するレベルで、かなり効率的に行うことができました。(他教材で1時間かかる必須作業が5分で終わります。)
私の総学習時間の8割を占めた択一式対策については、スタディングを使い倒すだけで十二分に可能、むしろ参考書類は時間の無駄、これは自信を持っていえる結論です。
一方で、記述式対策はスタディングだけでは困難(というか無理)でした。不足分を補うために、予備校の記述対策動画(無料のものがyoutubeにたくさん)や、記述対策用の参考書をつかわざるを得なかったです。
注2)なお、まだ司法書士の独学受験を検討し始めたばかりの方は↓の別記事
>>> 司法書士試験の基礎知識+α、試験科目や過去問出題比率、基準点の推移などまとめ も補足としてご活用ください。
※公式では、メールアドレスだけで登録できる無料体験コンテンツ(想像以上の量が無料で)や期間限定の割引キャンペーン、画像付き解説、合格者の声、合格祝い金制度などが確認できます。
択一はスタディングのみで突破可能
理由1:スタディングの過去問が問題数、選定、解説全てにおいて最強
スタディングは過去問を印刷冊子verで売るべきです。電子版を持っていても買いたくなるほど、既存の全ての参考書を駆逐するほど、過去問数、選定、解説、全てにおいて高クオリティでした。
必要最低限の問題数で論点がカバー出来ますし、解説文もダントツで分かりやすかったです。(スタディングに慣れた後で、小難しいLEC系の解説を読むと、覚えたはずの内容でも頭に入って来ずに焦ります。)
スタディングセレクトだけで問題があるとすれば、厳選された過去問なので、1問どころか5肢中1肢も残さず徹底的にマスターする必要があることだけです。(公式の推奨する、実践モードでの7周以上の周回では全く足りません。
「肢ごとの正誤判断100%+類似論点の自動連想」まで極めることが必要でした。
↑そこまで極めて解けない問題は、『合格ゾーン』で倍以上の過去問を解いても、『オートマ』や『リアリスティック』といったド定番の基本書を読んでも解けないので、時短合格にはそこへの気付きと割り切りが重要だと思います。
私の実践した過去問演習方法
>>> 司法書士の独学で結果を出す、思考停止の周回に逃げない過去問演習方法
理由2:独自機能の「検索」×「ノート」で論点整理を超効率化
スタディング独自の『キーワード検索』と『マイノート』機能を使うことで、紛らわしい論点の整理を、紙ベースとは比較にならないスピードで行うことができました。
(自身の苦手に合わせたオリジナルの過去問集や論点集をコピペでドンドン量産していけたので、勉強時間の圧縮に絶大な効果がありました。司法書士に独学で短期合格を目指すならマストと言っても良いツールだと思います。私はこれなしでは正直無理です。)
スタディングなら「同一論点の過去問をピックアップして、Web上のノートにまとめて、すきま時間にスマホで確認する。」なんてことも簡単です。参考書とノートでやろうとすると、編集だけで1時間かかる作業も、コピペなら数分で終わります。
また、『マイノート』はかなり多機能なWebノートになっており、部分的な赤シート指定もできるので、オリジナルの暗記教材も簡単に作成できます。
(個人的に過去問をコピペでまとめられる機能は本当に神でした。過去問独特の理解し辛い文言をまとめたノートを作ると、本番で意味の読み取りに思考力を消費しないので、すごく楽になります。)
なお、独自に問い合わせたところ、過去問の『キーワード検索』や『コピペ』は他の予備校教材ではできないようです。
>>> 関連記事 スタディング(司法書士)のキーワード検索機能は唯一無二なのか6社にメールで確認したら本当になかった。
理由3:要点暗記シート(印刷推奨)が直前期の最終確認に最強
直前期(1ヶ月前~当日)の復習には”印刷した”『要点暗記シート』による総当たり復習が最も効果的で(合格圏外から一発逆転の可能性すらある。)スペシャルな追い込み手法でした。
やり方は簡単。『要点暗記シート』を全部印刷して全科目全論点を超高速で周回するだけです。
要点暗記シートは印刷して使うのが断然オススメです。赤シートONOFFで両面印刷すると全科目が6cmファイルにちょうど収まります。
これを直前期は毎日、主要科目から2つとマイナー科目の全部をノルマとして回しました。
(最終的には一行目を読んだだけでそのページの残りを暗唱出来るほど、覚えきってしまいました。)
直前期にある科目の全論点潰しをやろうとすると、スタディングのセレクト過去問でさえ、民法だけでも丸1日かかります……一方で、印刷した要点暗記ツールなら民法の全論点を3時間切るほど高速で回せます。(早起きすれば本番朝でも民法が一周できます。)
―――このように、スタディングの司法書士講座さえあれば、択一式は問題なく合格レベルに到達することができますし、私と同様に、要点暗記ツールを全印刷するほど使い込めば、半年合格も現実的であって、無理のない話だと信じて頂けたのではないでしょうか。
一方で後述するように、「記述対策」は、スタディングだけだとかなり困難(私は無理でした。)
※公式では、メールアドレスだけで登録できる無料体験コンテンツ(想像以上の量が無料で)や期間限定の割引キャンペーン、画像付き解説、合格者の声、合格祝い金制度などが確認できます。
記述はスタディングのみで突破困難
はっきり言ってスタディングのみで記述対策は困難(というかほぼ無理)だと思います。
本当は「全部まとめてスタディングだけで買っとけばオッケー、予備校も参考書も一切不要、スタディングでの独学最強!!」と言いたかったのですが……司法書士試験はそこまで甘くなかったです。
複数年受験の予備校経験者はまだしも、独学かつ初学者の人が、スタディングだけを使って記述式の合格点を目指すのは、とても学習効率が悪いですし、主に記述対策テクニック知識の取りこぼしも多いです。
ただし、私がやったように、さらっと予備校の無料動画をみて、参考書を何冊か買って知識を補填するだけで補える欠点なので、スタディングだけに固執しなければ問題ありません。
理由1:受験常識のフォローがないのが痛い
「午後の残り時間が45分しかないなら、商業登記法は全部登記可でとにかく書いてしまった方が合格確率は高い」by松本先生(辰巳法研)
↑このように、司法書士試験の午後の部(3時間)は、模試を初めて受けた初学者が絶望するほど時間が足りないので、制限時間内に”合格点”を勝ち取るための受験常識やテクニックが色々とあります。
スタディングの記述対策コンテンツではこの、記述用の受験常識やテクニックをほとんど学ぶことができませんでした。
知っているだけで5点は変わりそうな話もあるので、特に独学オンリーの場合、スタディングだけに固執せず、記述対策は幅広に知識を収集するべきだと思います。(予備校生はその辺の知識の穴埋めが簡単そうで素敵ですね。)
私が特に役立った感じた(スタディングでは学べなかった)話は↓の別記事にまとめました。
>>>司法書士試験(記述)の受験常識、独学生が予備校無料講座で初めて知ったことまとめ
理由2:雛形暗記ツールが記述対策にかなり微妙
スタディングの雛形(ひながた)暗記ツールは、完全に初学者向けなので記述対策にはかなり微妙でした。(雛型暗記の初心者にはとても良いのですが)
理由としてはまず、赤シートで隠しても、その赤枠の長さや個数で答えがバレバレなのが残念です。(覚えたと思って何も見ず暗唱しようとすると全然覚えられていない!)
そして何より、申請する登記の目的が雛形暗記ツールのトップに表示されるせいで、記述対策として全く使い物になりません。
記述の問題文には、申請前の登記の概要と事情は書いてあっても、具体的に何の登記が必要とは書いてないからです。(雛形ツールのように抵当権設定登記をしなさいとは書いてありません。)
記述対策のためには、問題文を読んで、具体的に何の登記が必要か、判断して、その上で、そのひな形を思い出す力を付けるため、何の登記が必要か”書いていない”テキストで暗記する必要があります。
この対策としては、マイノート機能を使って、必要な部分のみをまとめるとまだマシですが、私は時短したかったので、条件に合う参考書『伊藤塾:解法パターンで学ぶ書式80』を使いました。
理由3:参考書で論点補強がほぼ必須
スタディングの記述対策の問題(全40題)は単純に量が足りないので、市販参考書で補う必要がありました。
不動産登記法と商業登記法でそれぞれ20題ずつですが、過去問が10年分、過去問をバラして個別の論点に仕立てた基礎問が10題なので、論点被りも多く、市販参考書の方が断然論点数も多いですし、解説も関連知識まで含めて豊富です。
私は、短期間合格のため、択一対策と記述対策を並行して効率的にやりたかったので、スタディングに固執せず、論点数が多く、解説も豊富な市販参考書を使った演習を行いました。
(登記の順番に関するよくある引っかけ等、市販参考書を終えると記述対策の知識がかなり補充できた印象です。私は『Wセミナー:オートマ記述』を使いました。)
―――このように、スタディングの司法書士講座だけでは、記述試験の対策はかなり非効率で難しいというのが正直なところです。ただ、スタディングに固執せず、予備校の無料動画や市販の参考書で十分にカバーできるので、まずは択一対策を一通り終わらせてから考えても遅くはありません。
私も学習開始後2ヶ月ぐらいは記述のことは全く考えていませんでした。
むしろ今考えるべきは、後述する”自分と”スタディングとの相性問題だと思います。
※公式では、メールアドレスだけで登録できる無料体験コンテンツ(想像以上の量が無料で)や期間限定の割引キャンペーン、画像付き解説、合格者の声、合格祝い金制度などが確認できます。
私の勝因(スタディングで半年合格する絶対条件)
私が半年間、1日平均5時間の短期短時間で
司法書士試験を独学突破できたのはスタディングの良さもありますが
「自分との相性が良かった」ことが大きな勝因だと思います。
(逆に私と似ている人なら、あとはやる気の問題だけなんじゃないでしょうか。)
書いて覚える派ではなかった
私は学生時代から暗記物をひたすら書いて覚えるのが非効率で大嫌いで、半分に折ったルーズリーフの表と裏に問と答を書いて覚える派でした。(漢字とか英単語とか)
その点スタディングは、紙とペンで書くことは一切なく、暗記物であっても、『マイノート』機能を使って、オリジナルの赤シート問題を作り暗記ができます。
作った暗記物はスマホで通勤中、トイレ休憩、CM中とあらゆるスキマ時間で確認できるので、信じられないぐらい高速で暗記していくことができました。
もし私が、スマホの画面を見てというのが全然勉強した気にならない性格だったらこう上手くは行かなかったと思います。
過去問解説がスムーズに理解できた
私の場合、スタディングの解説文はスルスルと頭に入り、特に苦労することなく理解できました。(合格ゾーンやオートマと比べても、群を抜いて分かりやすかったです。)
講師の動画解説はもちろん、学習のメインとなる過去問解説文についても、ほとんどは読めば理解出来ましたし、詰まったところもその単元の講義動画を視聴すれば分かりました。(最悪、ネットで検索すれば詳細解説があります。)
もし私が、過去問の解説文が全然分からない、自分なりに調べても分からない、講師に直接質問できる環境で勉強したいと思っていたら、スタディングは選んでいないと思います。
予備校の5分の1以下(40万円も安い)なら払えた
スタディングの司法書士講座はそこそこ高いですが、予備校と比べたら格安で何とか払えました。(大手予備校の司法書士講座は軒並み50万円前後します。)
参考書はもっと安いですが、参考書を揃えるのは選ぶ手間がまずハードルでしたし、きちんと全部参考書を揃えると、スタディングとあまり値段は変わらなかったです。
また、参考書のレビューの読み比べや、書店での実物の確認などの時間をかけるぐらいなら、スタディングを買ってしまった方が早く勉強に集中できます。
スタディングは分割払いもでき、分割払いで月に5千円は余裕で払えたので買えました。これが予備校レベルの値段だったらさすがに中々手が出せなかったと思います。
―――スタディングは、これまでの大手予備校の学習教材では不可能だったさまざまな学習の無駄時間を省き、合格に必要な知識を定着に最大限時間を使うことで
従来であれば
まず不可能な短時間の学習量で合格することを可能とする、司法書士受験において革新的な教材といえます。
何はともあれ、百聞は一見にしかず
仮にまだ本気でないとしても
司法書士受験を検討しているのであれば
スタディングの
無料体験はしておくべきです。
これの過去問解説文は、市販参考書や予備校テキストを全部含めても、一番分かりやすいので、これが理解できないなら、講師に質問できる予備校通いじゃないとまず無理です。
(今後、予備校や参考書の分かりやすさを判断をする基準になります。)
※公式では、メールアドレスだけで登録できる無料体験コンテンツ(想像以上の量が無料で)や期間限定の割引キャンペーン、画像付き解説、合格者の声、合格祝い金制度などが確認できます。