一審を終えて…裁判員から見た事件の全容は
判決が言い渡された後、金沢地裁では裁判員の記者会見が行われました。出席した3人はいずれも、判決の内容に納得していると話します。

25歳の女性は、佐藤被告に対し、判決の内容を納得して受け止めて、更生して頑張っていってほしいと話しました。また、別の20代の女性は、被告と被害者との証言の食い違いがあった時に、精神的にしんどさを感じたと言い、「この判決が被告人にとって重いか軽いかわからないが、非を認めてほしいです」と話しました。
殺意があったかどうか。その部分で、検察側と弁護側の主張に大きな隔たりのあった今回の裁判は、裁判員にも難しい判断を迫るものでした。
弁護側は2月16日、1審の金沢地裁の判決を不服として、控訴しました。裁判は2審の場に移ることになります。