街中の様々なところで見かける車椅子のマーク。何気なく無視してしまうことで、困っている人がいます。
今回話題となったのは、駐車場の車椅子マークを無視した迷惑駐車です。この被害者となってしまった、車椅子ユーザーのツイートが話題になっています。
駐車場にある身体障がい者用の区画の横には、一定の広さのスペースが設けられています。
これは、乗り降りのためのスペースで、白や黄色で斜線を引いて示してことも多いのですが、それを無視して車を駐める人たちがいるのです。
すると、何が起きるのか。
車椅子を使う方が乗用車を乗り降りするためには、まず乗用車のドアを大きく開いて、車椅子を横付けする必要があります。
国土交通省のガイドラインでは、身障者用の駐車区画は
1)建物の出入りに最短の場所にあること
2)幅1.4メートル以上の乗降用スペースを設けること
3)乗り降り用スペースが両側にあることが望ましい
と定められており、横を広く開ける必要があります。
この乗り降り用スペースに駐車されると、扉を大きく開くことも車椅子を横付けすることもできず、せっかく身障者用スペースに駐車していても、乗り降りができなくなってしまうのです。
隙間に無理矢理駐めた車の持ち主が戻ってくるのを待つしかなくなります。
健常者が身障者用区画に駐車すること自体も問題ですし、乗り降りスペースに駐車することも、大きな問題なのです。
リプには「何回も経験があります」という他の車椅子ユーザーの声も
このツイートは2万6千以上リツイート、1万8千以上いいねされ反響を呼んでいます。多くの車椅子ユーザーからの経験談や共感の声、「非常識すぎる…」「周りの人に注意していきたい」といった意見も寄せられています。
BuzzFeed Japanは、このツイートをした車椅子モデルの日置有紀さんに取材しました。
ーーこのような状況に遭われたのは今回が初めてでしたか?
実は初めてではなく、夕方等の混雑した時間帯だと、2週間に1回くらいのペースであったり、目撃したりします。
こういう場面に遭った場合、店員さんやサービスカウンターへ相談をしに行き、ナンバーと車種を放送をしてもらうんですが、放送をしてもらっても、早くて10分〜15分、遅いと1時間以上は待つことになるし、店員さんによっては何もして貰えない事もあったりします。
それに、隙間が狭く車への乗り込みが出来ないだけでなく、無理に隙間に停めようした方に、当て逃げをされた事もありました。
ーー実際にこの場面にあわれた際の心境は。
今回のような場面に遭遇した時は、正直「またか」といつも思ってしまいます。肉体的にも精神的にもキツく、こういう停め方は本当に困るので止めてほしいなと思います。
ーー身体障がい者用の駐車スペースに他の車が止まっていて困ったこともありましたか?
身体障がい者用駐車場に他の車が停まっている事は毎回の事なので、正直空いていたらラッキーくらいの感覚でいます。しかし、他の駐車場がいっぱいだったり、ドアを全開に出来るくらいの隙間のない端っこの駐車スペースが空いていない時は、結局身体障がい者用駐車場が空くまで待つしか無いので困ります。
ーーわざとではなく不注意や知識不足で、このような行為をしてしまったという方にこういった現状をどう伝えたいですか?
私が今までこのような場面に合った時に、わざとじゃ無かった方は1人だけでしたが、車椅子の方が車を運転するという事を知らない方もまだ多いので、発信をしたり、自分でどんどんと外に出ていき、知ってもらうきっかけに繋がればと思います。
駐車場以外に、駅の改札や多目的トイレなどで困るケースも
「障がい者、車椅子のイメージを変えて、どんな場所でも障がい者が普通に過ごせるようにしたい」
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