2020年の平均寿命を全国の市区町村別にみたところ、最も長寿だったのは男女とも川崎市麻生区で、男性は84・0歳、女性は89・2歳だった。厚生労働省が12日、5年に1度の調査結果を公表した。男女ともに同区が長寿1位になったのは、00年に調査を始めて以来、今回が初めて。

 一方、最も短かったのは男性は5回連続、女性は3回連続で大阪市西成区となった。男性は73・2歳、女性は84・9歳だった。同省は「男性は30歳以上、女性は35歳以上の死亡率が全国平均と比べて高い」(人口動態・保健社会統計室)としている。

 また、都道府県別で最も短命となった青森県は、男性で7市町村、女性で6市町村がワースト10内に入った。(関根慎一)