第一章 妹属性の殺人鬼(その4)

 そのしばらく後――


 僕は人目を気にしながら街を歩いている。

 右手には学生鞄、背中には40キロ代(適当)の重みがあった。

 その重みは目覚めるなり僕の喉に手を回してきた。


「ここはどこ。どうして私はおんぶされているの?」

「ここは君の家の近くで、おんぶの理由は叔母さんがもう一回外出しないか僕の家を監視している間に君が完全に寝落ちしてしまったからだ。道端で女子高生が寝てるのも警察案件だから仕方ない」

「理解はしたわ」


 手がするすると戻る。首締め用(?)のワイヤーでなくて助かった。


「お兄ちゃんも私も、あまり睡眠不足には強いほうじゃないのよね」

「だろうね。道端で寝るとか子供か、って突っ込みたくはなるけど、まあ限界を超えたらそうなる人間もいそうではある。で――今の僕が動ける場所はそう多くないから、スタート地点、君の家にひとまず戻ることにしたってわけ。叔母さんは今日はもう外出しない気がするし、いつまでもあそこにいて見咎められたら面倒だからさ」

「でも、お兄ちゃんが……」

「目覚めたら何か向こうからもアクションはあると思うよ。目覚めないならまだ明日とかでもチャンスはある。焦ってどうにかなる話じゃない」


 僕だって、一刻も早くどうにかしたい状況ではあるけど。

 それに、と付け加えた。


「君が寝てるのを見て考えたんだ。眠りが僕のトリガーなのは確かだ。自然に眠ったら何かが起こって戻れるかもしれない」

「なるほど?」


 また手が伸びてきた。


「自然に、って言ったぞ。ていうか殺されかけて意識を失うのは最初にやった」

「そうだったわ。忘れてた」


 事故防止のためにも忘れないでほしい。

 とにかく起きたようだったので、殺子を背中から下ろす。


「仕方ないわ。今日は家に帰って休みましょう。お兄ちゃんの身体を不法占拠している客に、ベッドの一つくらいは提供してあげる」

「人道的だな。助かる」


 同意を得られたのでそのまま家路を辿り、殺子のマンションにまで辿り着いた。

 途中で誰かに見咎められることはなかった。牛丼屋の大暴れの件がどうなっているのかはわからない。変装が効いているのか、それとも彼女の言った周囲の力が何か働いているのか。

 エントランスに入り、例の溢れかえった郵便受けの前を通り過ぎようとしたところで、一人の男性とすれ違う。


「ひっ」


 おかしな挨拶だ。まるで怯えた悲鳴のようではないか。あと顔も引き攣っている。

 殺子はそれとは対照的に、なぜか僕の腕を両手で掴んで引き寄せるようにしつつ、


「おはようございます」


 にこやかに言った。


「あ、あう……」


 言葉を忘れたかのように男はかくかくと頷き、乱れた歩調でマンションを出ていった。顔面蒼白で逃げていった、と言ってもいいだろう。


「気にしないでも大丈夫よ。行きましょう」

「いや気にするだろ。あれは?」

「一階下に住んでる人。昔、エレベーターに乗ってるときにじろじろ見てきたから――」


 私を抱きたいの? 残念ね私は毛細血管の一本一本にいたるまでお兄ちゃんのものよ。

 そう言って指を三本ばかり折ったのだという。


「以来、さすがに気を遣ってくれるようになったわ。やはり教育というのは大事ね」

「気を遣ってたというか怯えてたというか」

「でも、もし今日、私とお兄ちゃんがラブラブじゃない姿を見せて、あっちがまた勘違いしてしまったら面倒なことになるじゃない? 教育が無効化されるかも。だから忘れないように突きつける必要があったのよ」


 それがこの腕ハグということだろう。エレベーターに乗ってもその腕は離れなかった。


「私、考え直したの。いえ、実感したと言うべきかしらね。今、私たちは最大のピンチなんだって」

「それはもっと早く実感してほしかったけど、否定はしないよ」

「今までこんなにお兄ちゃんと離れたことなんてなかった。一刻も早く解決したいけれど、すぐに解決できるというわけでもなさそう。だったら……戻ってきたあとのお兄ちゃんの生活を守るのも私の役目よね、と気付いたってわけ。あなたをダミーにしてでも、できるだけ何事もなくお兄ちゃんが戻ってこれるようにしないと」


 牛丼屋のアレとか今のアレとかで守れてるつもりなのか。常識が覆されるな。


「だから、兄妹のふりをしてもいいレベルを一段階緩めたというか……それがお兄ちゃんのボディであるってことにより注目して、自己欺瞞の許可を出すことにしたの。勿論、お兄ちゃんが無事に帰ってきたあかつきには全部を報告してみそぎをするつもり」

「禊って?」

「そうね、まず一糸纏わぬ姿になって」

「いや具体的には言わなくていい」

「とにかく、お兄ちゃんが帰るまでは不自由のない飼育を約束するわ。安心して」


 とても安心できない単語だが、まあ、親密度や扱いを少し上げてくれるということなのだろう。悪いことではない。

 逆に言えば、しばらく僕は彼女のお兄ちゃん(仮)としての暮らしを余儀よぎなくされるようになったということだが、それは必要経費として甘受しよう。


「だから……しばらくはこんな感じでよろしくね、ダミーお兄ちゃん?」


 僕を見上げるように、殺子が黒髪を滑らせた。

 至近距離から僕を見上げる瞳。悪戯っぽさのある微笑み、小さな手、華奢な肉の重み。それらに包まれた、頭がおかしいとしか言えない精神性を持つ、妹。


 僕は嘆息した。するしかなかった。


 ここにはいない、あるいはどこか近くにいるのかもしれない彼女の兄に頭の中で問いかける。君は大丈夫だったのか? いや、大丈夫じゃないよな。だから君もおかしくなってたんだろう。想像できるよ。


 文句のつけようのない外見に、文句をつけてもどうにもならない内面。

 本当に――君の妹は、無敵だな。


 だがほどなくして、僕は彼女の唯一の弱点を知ることになる。

 それは笑ってしまうくらい一般的で、俗っぽくて、何の変哲もないもの。


 無論、その時点では。

 その弱点が僕たちの運命を左右することになるとは、夢にも思っていなかった。


         †


「きゃあああああああああっ!」


 殺子の家の中だ。

 玄関を開けて中に入り、あの部屋に戻ろうと移動している最中、ふと彼女は廊下の片隅に目を遣って動きを止め――

 耳の痛くなるような大絶叫で、甲高い悲鳴を上げたのだった。

 腰が抜けたように床に尻を落とし、廊下の壁に背中をぶつけ、なおも下がりたいとばかりに何度もぶつけ、顔面蒼白になって視線はその一点に固定。何かの発作じみて指の形は鉤爪として痙攣、そこだけでなく全身がガタガタと震えている。

 そんな彼女の視線の先にいるのは。


 蜘蛛、であった。


 特に巨大なわけではない。アシダカグモやタランチュラといった蜘蛛界のエースではなく、ごく普通の、指先サイズの家蜘蛛だ。壁の色合いによってはそもそも気付かない程度の存在。そんな節足動物に、他人の目を躊躇なく抉り、何人も殺したと語る殺人鬼の少女が――心の底から恐怖していた。

 幼児のようにイヤイヤをする。涙を流す。涎を零す。嘔吐する。失禁する。

 彼女の名誉のために確定はさせないが、これらの段階のどこかに到達したほどに。


「お、おい?」

「だめ。だめ、なの。お願い……殺して。早く……」


 絞り出すような声。

 正直に言えば、僕はしばらく事態が理解できていなかった。あまりのことに冗談か何かの可能性も考えたほどだ。

 しかし殺子のただならぬ様子は変わらず、そこでようやく僕は眼前の光景の現実性を受容した。そして求められている通りにすべきことをする。

 罪なき生物へ謝罪しながら、袖を引き上げた手で小さな蜘蛛を叩き殺した。廊下にぽとりと落ちた死体の、小さな足の一本を摘まみ上げて玄関に戻る。ドアを開けて靴下のまま外へ出て、共用廊下の向こうの虚空にぽいと捨てた。


 家の中に戻ると、殺子が背中の壁を支えにしてよろよろと立ち上がるところだった。息にもまだ荒さの名残がある。


「はぁ……はぁ……」

「大丈夫?」


 黒髪が揺れる。縦か横かも判別できない程度の動作だったので、情報は皆無に等しかった。

 僕は、殺人鬼にも苦手なものがあるんだな、などと考えているしかない。

 ややあって、ようやく調子を取り戻したらしき殺子が背筋を伸ばしながら言った。


「……お風呂に入るわ」

「それがいい。ひどいもんだからな」


 どこがどうひどいのかはこれまたノーコメントにしておこう。

 僕の返事に、なぜか殺子は潤みの残った視線を、睨むようにこちらに向けてきた。


「一緒に入るのよ」

「何て?」

「あれは、嫌なの。あれだけは見るのも嫌なの。だから全力で落ち着かないと駄目なの。私の最大の精神安定剤はお兄ちゃん。だからそれに頼ってリセットしないと駄目なの。中身が違うとはいえ、お兄ちゃんのボディっていう特効薬は見過ごせない。だから拒否権はないわ」

「さすがにまずいだろ。僕は僕だぞ」

「大丈夫よ。水着のほうが興奮するパターンもあるから」


 本当に拒否権はなかった。

 家族用マンションとして一般的な広さと設備の風呂場。現在も湯がたたえられつつある湯船の中に、彼女の兄の水着を貸し与えられた僕は座っている。一応の礼儀として壁のほうを向いてはいた。


「どこを向いているの? お兄ちゃんは私を後ろから抱きかかえるのが基本スタイルよ」


 その抵抗も虚しい。洗い場で各種の事前準備(見ていないのでどこをどう洗ったかはよくわからない)を終えた殺子が、同じ湯船にその身体をねじ込んできた。

 アナクロな萌えを愛する彼女の兄の趣味としては当然に、スクール水着だ。噂に聞く旧型というやつか。残念ながら触ったことも着たこともない僕にはよくわからない。黒髪は頭の後ろでピンを使ってまとめられていて、今までと雰囲気が違っている。すらりと伸びた、細さと肉付きのバランスがよい手足。華奢な肩は雪原のように無垢であり清純だ。

 湯船の中、僕を背もたれにするように強引に背中を預けてくる殺子。顔は見えない。廊下での取り乱した様子はさすがに消えているものの、また別の意味で普段とは違う雰囲気で彼女は言った。

 照れたような……口を尖らせているような。


「褒めてよ」

「どこを?」

「『蜘蛛が嫌いなんてラノベのキャラみたいだ、いいぞ!』ってお兄ちゃんは褒めてくれたものだったわ」

「難度高い褒め方だよ、僕には」


 一息おいて、ぽつりと、殺子。


「蜘蛛だけは、駄目なのよ。足が多いし動きが気持ち悪いし。あと味が」

「味?」

「…………」


 そう言えば父親に虐待を受けていたと言っていたな、と思い出した。

 どれだけ金を持っていようが社会的地位があろうが、虐待などするヤツにそんなものは関係ない。どんな子供じみた論理で動いても、どんな子供じみた行為をしても、驚く必要はないだろう。


「とにかく……あれをどうにかしてくれて、助かったわ。そこだけはお礼を言ってあげる。蜘蛛に触れたり触れられたりするくらいなら死んだほうがまし」

「普段はお兄ちゃんがやってくれてたんだろ、処理」

「そうね」

「なら、まあ……自然なことだって説もある。今は僕がお兄ちゃんを借りてるわけだから」

「……そうね」


 お互いに気恥ずかしさを感じているのだろうとは思った。殺子は自分が弱みを見せたことについてだろうが、僕はどうなのか。見てはいけない部分を見てしまった気恥ずかしさ、というのはあるにしても、はたしてそれはどんな相手であっても適用されるべきものなのか。


 相手は頭のイカれた殺人鬼だぞ。ボディの妹でも、アイドルのようにスタイルがよくても、すべすべの肌をしていても、心地良く柔らかい肉が風呂というこれまた心地良い概念と合体してド密着して得も言われぬ気持ちよさを生み出していようと、関係はないはずだ。


 慣れてしまったのだろうか。僕は、この状況に。


 それはまずいな。ああ、まずい。目的は忘れてはならない。僕は僕の身体に戻りたい。戻らなくてはならない。それが一番だ。

 逆に言えば彼女のお兄ちゃん捜しは、その過程に共通部分があるとしても、それそのものが僕の目的というわけではない。それも忘れるなよ、と――

 自分に言い聞かせるように、僕は思った。


「助けてくれたのが、お兄ちゃんっぽかったのは認めてあげる」


 そのとき、声と、水音。

 殺子が体勢を変えたのだ。寝返りを打つように身体を捻って横向きになり、僕の胸にその耳を載せるように。兄貴を枕にすることに遠慮は感じられない。


「前にも言ったかもしれないけど、繰り返すわ。何度だって言うわ。お兄ちゃんは、いるの」

「……」

「元のあなた、どこかの誰かの身体に入れ替わりで入っているのかもしれないし……ひょっとしたら、まだここにいるのかもしれない。あなたの意識に押し込められて眠っているだけなのかもしれない」


 白い指先が僕の胸をつつく。

 こそばゆく、同時に、なぜか安堵のようなものを覚えてしまう些細な接点。


「それか……そうね。あなたは実はお兄ちゃん自身で、どういうわけか、お兄ちゃんが自分のことをあなたと思い込んでいるだけなのかもしれない」


 その可能性には今初めて気付かされた。僕が僕ではないと。僕は自分を時波遥だと思い込んでいるだけの、彼女の兄そのものだと。そういう可能性が?

 いや、僕は僕だろう。過去のことだって思い出せる。逆に二人の頭のおかしな兄妹に何があったのかなんて、聞いた以上のことは知らない。だから違うはずだ……。


「とにかく。消えてはいないの。私だから、わかるの。お兄ちゃんは、いるわ。絶対……」


 胸板に載った頬の重みが増したような気がした。

 言葉は徐々に緩慢に、小さく、湯の温度に溶け込むように。

 彼女は僕の身体を枕にしたまま穏やかな寝息を立て始めていた。

 バスの中に引き続き、二度目だ。いや、僕の家を見張りながら寝落ちしたときを含めれば三度目か? 無防備な寝顔を見せることに驚きはしない。むしろ今までのうちで一番、正当なる理由があるのかもしれなかった。


 怖いものに泣き疲れた妹が、唯一の味方である兄にすがりついて目を閉じるのは、至極当たり前のことなのだろうから。


         †


 有り難みなく、寝顔の四度目も続けて用意される予定となった。

 風呂上がり、僕はあのお兄ちゃんの萌え部屋に案内され、あれよあれよという間に手錠とワイヤーでベッドに縛りつけられていたのだ。


 考えてみれば当たり前……なのか?


 僕の身体の目覚めを待つ。再び様子を見に行く前に体力を回復させる。まだ眠そうな殺子の睡眠欲を解消させる。自然な眠りについたら僕はどうなるかという思いつきの命題を確かめる。

 それらの方策を一度に解消する手は、もう寝ることしかない。

 今まで気を張っていた僕だって風呂の効能で多少は眠気も浮いてきていたし、こうなるのは必然だと言えなくもない。ただし、


「寝返りくらいは打ちたいもんだけど」


 パジャマに着替えた殺子が、するりと僕の脇の下に滑り込みながら平然と言った。


「言ってくれたらうつ伏せに縛り直してあげてもいいわよ」

「そういう問題じゃなくてさ。睡眠にはもっと物理的な安らぎが必要だと思うんだ」

「ダミーお兄ちゃんと言えども事故に対する備えは必要だわ。どれだけ従順な犬でも散歩のときには一応リードをつけるようなものよ。さすがに一緒にベッドに入るっていうのは、一緒にお風呂に入るより『ちゃんとしなきゃ度』がワンランク上がると思うの」


 そうだろうか。さっきも君は寝てたしあまり変わらないのでは? と思ったが、きっと何を言っても大勢は変わらないのだろう。代わりに僕は純粋に気になっていることを訊いた。


「トイレに行きたくなったときにはどうすればいい?」


 殺子は抱き枕にそうするように、額を僕の脇腹にこすりつけながら言った。


「大丈夫。ここには受け止められるものがたくさんあるわ」


         †


 たっぷりと寝て、そして目覚めた。


 夢は見なかった。

 普通の夢も、誰かに殺されるような夢も。その意味で言えば期待した実験結果は得られなかったとも言える。

 じっと顔を覗き込んできていた殺子に、僕として目覚めた僕が挨拶すると、彼女は失望を隠そうともせず嘆息した。僕も同じ気持ちだよ。


 時計を見ると具体的には十二時間近く寝ていたとわかった。たっぷりにも程がある。その間に大小の排泄欲に襲われなかったのは幸運なことだと思おう。

 午前中に家に帰ってきて、眠りについたのがほぼ正午くらいだったので、完全に昼夜逆転していた。外は深夜だ。

 けれど、それが都合の良い場合もある。僕たちのような状況だと。


「行くわよ」


 殺子はまたセーラー服に着替え(日付が変わったかららしい)、僕は彼女に用意された服を言われるがままに着る。センスは悪くないと思った。

 僕らが長いこと惰眠を貪っている間にも、目覚めた僕のボディからの電話などはなかった。それが何を示唆しているのかは想像できたが、僕たちとしては動かないわけにもいかない。


 夜闇に紛れて、再び僕の家へ向かう。

 今回はバスを使わずに最後まで歩いていった。眠気覚ましにはちょうどよかった。

 家の前に到着。

 待ち受けていた幸運は同じだった。朝方来たときと同じく、叔母の車はない。僕たちの行動も変わらない。こっそりと裏に回り、中庭のひさしを昇り、鍵のかかっていない窓から中に侵入。二度目なので慣れたものだった。完全に、昼に軽い下見をして夜に本格的に忍び込む泥棒コンビだ。同じデジャヴのような感覚を殺子も覚えたらしく、


「ループものっていうのかしら、こういうの?」

「だとしたら叔母さんが途中で戻ってくるから気をつけないとな」


 靴を窓の近くに置いて、足音を立てずに廊下を歩いて、僕の部屋へ。

 ドアを開けて――


 わかってはいたが。

 この状況がループものなんかではないことを、再認識した。


 ベッドはもぬけの殻だったのである。

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