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マシュマロ

・・・・・・



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旧ブログを改造してサイト風にしてみた。
徘徊している場所は左。
増えたり消えたりする。

マシュマロの返信はnoteにあります。


※No reproduction or republication without written permission.


2037.02.10(Tue)



はっぴーほりでー


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アステカさんとメ彦は仲良し親子。


以下解説

●戦闘衣装 (Cuextecatl)

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アステカの戦士といえば鷲の戦士やジャガーの戦士が特に有名ですが、他にも色々戦士の種類や階級があります。特にこの衣装はアステカだけでなく、アステカ以前やそれ以外の地域でも使われていたメジャーなタイプだったようです。現代人から見ると、戦闘衣装とは思えない緊張感の無いデザインで妙にかわいい・・・。(まぁ実際目の前にコレがいたら普通に怖いが・・・)
左の図(メンドーサ絵文書より)は捕虜を捕まえている図。捕虜を捕まえると偉いのでその数によって昇進できます。またこの衣装はカラーバリエーションが色々あるようです。水色とか黄色とか緑とか。なんか戦隊ものみたい。ちなみにサンタクロースの衣装ではない。


●シペ・トテック(Xipe Totec)

xipetotec.jpg

シペ・トテックという名は「皮を剥がれた我らの主」という意味だそうです。
図(ボルジア絵文書より)を見るとわかりますが、黄色い手の皮がぶら下がっており、人皮です。中には足の皮がついてる絵もある。世界広しといえど、これほどまでに強烈な神はいない気がする!人身供養が特に活発だったメソアメリカ文明の文化的な側面が特に現れた、オンリーワンな神と言えるかもしれません。
興味深いのはこの図だけでもかなり写実的で、着られている人皮の様子を見るとまぶたや口がだらっと垂れており筋組織が無いことがわかります。人皮の表面はぐにゃぐにゃしていて、ぶつぶつしたものを表わすような描写がついているところもやたらとリアル。あ~なんか実際こんなんだったんだろうな~って想像が働くぜ。

作中の説明通り、アステカでは春の祭りに生贄になった人間の皮を剥ぐ儀式を行っていました。何故こんなことをしていたのかというと、植物が春に種皮を破って発芽する様子をなぞらえていたからと言われているようです。種の皮が剥がれ落ちて成長し、やがて実りをもたらしてくれる姿にあやかった儀式なのだと思います。なので春や豊穣、農業を司っているのでしょうね・・・。(とはいえ実際にそれやるの凄すぎる)また生きたまま皮を剥がれるのではなく、心臓を取り出して死んだ後に剥ぎ剥ぎするようです。良かった~(?)

●ルチャ・リブレ
メキシコのプロレス。男性選手はルチャドール、女性選手はルチャドーラです。覆面レスラーといえばこの格闘技。
覆面の伝統はアステカ文化の影響もある(wiki先生曰く)らしい。もしかするとシペ・トテック神はルチャドールなのかもしれない。違うかもしれない。多分違う。



2022.12.25(Sun)



2022W杯



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楽しかったねえ

(more)

2022.12.18(Sun)



植民地(ヌエバ・エスパーニャ)時代のメキシコさんと父の漫画



遠い父1s



遠い父2s



遠い父3s




遠い父5s








+++



以下補足

【宗主国】 従属国(植民地)に対して支配権を持っている国のこと。ここではスペインを指す。
【植民地】 政治や経済を他国に支配され、とにかく人や資源などを搾取されまくっている土地のこと。

(なんもわからん人用時代背景説明)
アステカ帝国は現在のメキシコで栄えていましたが、スペインによって滅亡、その後ヌエバ・エスパーニャと呼ばれる植民地になりました。やがてそこから独立することになるのがメキシコです。


メキシコさんはメスティーソ(先住民と白人の混血)という設定なので、侵略された側(アステカ)と侵略した側(スペイン)の2つの文化的なアイデンティティを背負っており、なかなか複雑な立場にあります。先祖を滅ぼし文明を破壊し尽くしたスペイン人に対する恨みもあるだろうし、当時圧倒的な勢いを持っていたヨーロッパ文明に対する憧れもあると思いました。

メキシコという国は、スペイン人からもたらされたヨーロッパ文化にほとんど強制的にですが順応し、破壊された先住民の文化のわずかに残されたものを大切に抱えながら、スペイン人と融合しつつ前に進んできた歴史があると思います。
しかしメキシコは先祖であるアステカの代弁者として、スペイン由来の文化を否定することはできません。ヨーロッパ系の血が流れている人は多く、自分達もスペイン語を話し、スペイン由来の民族衣装があり、間違いなくその文化を愛しているはずだからです。けれども、メキシコの国名や国旗からわかるように、ヌエバ・エスパーニャではなく、自らをアステカの本来の自称であるメシカ(Mexica)を由来とする、メヒコ(Mexico)(メキシコは英語読み)であることを選び、メシカ(アステカ)人の建国神話である「湖の岩の上に生えたサボテンに降り立つ鷲」を国旗の真ん中に据えているのが答えなのではないかと思います。

実用的な面ではスペイン語やヨーロッパ由来の文化を使い、精神的な面ではアステカ人の子孫であるのがメキシコなのではないかと考えました。(なのでアイデンティティの内訳はアステカさんの方が大きいだろうと思います)

(とはいえ自分の大事に育ててくれた親の死因で、故郷を消滅させ、人口の90%が死ぬことになる原因の親玉が目の前にいたら怖いに決まってるよね・・・ごめんね・・・。)


ちなみにアステカという名称はヨーロッパ人がつけたもので、インカも同様。便宜上知名度の関係性でアステカとかインカ呼びしちゃうんだけど、将来的にはメシカ帝国と呼ぶことになるんじゃないかな・・・?
あとスペインさんは顔面を考えていなかったので黒塗りになっちゃった。顔が決まったらスペインさん側の描写も描きたい。

アスメキスペ相関図めも


2022.11.17(Thu)



ハロウィンと死者の日


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異教の祭りを別の宗教の人が祝う絵を描いても良いのかどうか、毎回わからないのでひっそりと祝う絵を描くしかないぜ。


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笑顔が邪悪なキャラっていいよなぁ・・・。どうでもいいけどアステカさんは漫画的なギザ歯だけど、マヤさんは本物のギザ歯。ガチで削っているので。整形・肉体改造はマヤ人の常習ですね。



折角なので以下衣装の元ネタを載せておきます。


●アステカさんのやつ

Tlacochcalcatll.png メンドーサ絵文書にあるアステカの軍服。
(将軍の階級にあたる装備 とのこと)

ガイコツを模した衣装で、死者の日と相性が良いぜ。

よく見ると肋骨らしき意匠があり、真ん中から内臓(心臓かなと思ったけど何だろ)が垂れているっぽい。





●マヤさんのやつ 

写真mayazin2 mayazin1.jpg

左の人は頭の上にちっちゃいジャガーが乗ってる。右は毛皮のつなぎ。着ぐるみみたい。おててかわいい。
この2つを組み合わせました。


●インカさんのやつ

Fe0.jpgチャチャポヤのミイラ。絶妙な表情がかわいい。
この妙にキャッチーなデザインセンスがめっちゃアンデスっぽいなぁ・・・。

2年前に日本に来ていたらしい。
なのでこれのぬいぐるみがある。
ちょっと欲しいかもしれない・・・。



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死者の日:メキシコのお盆。ハロウィンと似てるけどちょっと違う。

今年はせっかくなのでお祝いした。死者が現世に帰って来る日をお祝いする日だそうです。ハロウィンはもうコスプレの日と化してるけど、死者の日は主に死んだ家族を想う行事なので、あまり浮かれた絵にしないようにと思ったが・・・。

アステカ時代から続く死者のお祭だと言われている。オレンジの花はマリーゴールドで、現地ではセンパスチトル(20の花)と呼ばれています。花弁が20枚あるかららしい。なおアステカは20進法だったので20は割と重要な数字なので、何か関係があるのかもしれない・・・!(よくは知らない)
あの世から帰って来る家族が迷わないようにマリーゴールドの花で道やお墓を飾るのだそうです。お墓にはもちろん食べ物などのお供えもの、鏡、ろうそく、お香、家族の写真をオフレンダと呼ばれる仏壇(祭壇?)に並べて行う。(Twitterで親切なメキシコ人が教えてくれた)

アステカさんが食ってるのは死者の日のパン「パン・デ・ムエルト」と呼ばれるもの。この日の風物詩。美味そう。



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インカも生贄あるけど、アステカとは違い麻薬などで意識飛ばして苦しまずに安楽死(?)させてもらえるっぽいぞ。




2022.11.08(Tue)



ブラジル家




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モンゴロイド、コーカソイド、ネグロイド三種盛り合わせの顔のイメージで描いた。かなりステレオタイプコテコテの状態で描いたのでちょと恥ずかし・・・。サッカーの要素から絶対離れられない。ブラジルとサッカーは表裏一体。ふえ。




つぴさん

トゥピ人はブラジル沿岸に住んでた人々で、ブラジルの地名や動植物の名前など言語に大きな影響を与えているそうです。
タピオカ、ピラニア、ポロロッカ現象とかもトゥピ語由来らしいぞ!!知らんかった・・・。パイナップルもラテン語圏ではアナナスと呼ぶそうですが、これもトゥピ語由来だそう。


tupisanmawarikaitei.png


ブラジルの某詩が良すぎて勢いで描いてしまったので、色々直して改訂版。ついでにトゥピナンバくんもいれておいた。前の絵で参考にした絵画は17世紀のもので植民地以降のトゥピ人なのだそう。ヨーロッパ人に会う前は髪を一部剃ったりポニテにしたりしていたようです。植民地以降、そういうヘアスタイルは廃れたということなのかな。本当は当時の現地人達が描いた習俗なんかの絵とかを見つけられたら良かったのですが、ヨーロッパ人によって描かれたものしか見つけられなかったぜ・・・。アンデスはそういうのがいっぱい残ってて描きやすかったぞい。

あとひっそりマプチェさんも描いた。マプチェ人クッソ勇猛だからすき。

南米はあとグアラニー(図には無いが)、ムイスカ、ヤーガン辺りでこの時代の主要な人々は大体かな・・・?アマゾンは奥地までは無理そうというか無理じゃないか?現状ヤノマミとピダハンぐらいしか知らないし・・・。ヤーガン族はめっちゃ興味あるけど積んでます。あと調べてる最中に、今年の初め頃にヤーガン語を話せるネイティブの最後の一人の方がコロナでお亡くなりになったという記事を見つけてものすごく悲しくなった・・・・・・・・・。でもそういう人がいて、そういうことが起きたことを知れたことは、私にとっては大きな意味があることだと思いました。過去にもこの先にも、星の数ほどのたくさんのものが失われていくでしょう。しかしその先の未来で忘れずにいること、それがあったのだということを知ることはすごく大事なことだと思います。



追伸
(ワイ、トゥピさんとブラジルチャンの長い漫画を構想してて、それを描きたいなぁと思ってる・・・思っ・・・・てる・・・・!!)

buraziruchanganbare.png

2022.10.17(Mon)



インカ一家


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自分が調べた範囲だと、ペルーは山間部に先住民系が多くて海岸部はヨーロッパ系(混血含む)が多く住んでいるらしい。首都リマは海岸部なので、高地低地の分かれ具合に沿って考えてみた。あとケチュア人は国を跨いでアンデスの山間部広域に住んでるそうなのでそれも考慮したらこうなった。

ちなみにケチュア人というのは、インカ帝国作った人達の民族名なのでインカさんもケチュア人。(インカやタワンティンスーユは国名)つまり現ケチュア人はインカ帝国民の末裔ということですね。というかそもそもインカの公用語がケチュア語なので・・・。




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ケチュアさんはインカの首都クスコで生まれたので一緒に住んでて、ペルーさんはスペイン人の拠点になったリマ(現在のペルーの首都)で生まれたので一緒には住めなかったしインカさんも出会うまで知らなかったという設定・・・。ケチュア人とペルー人は一緒にはできない概念だと思ったので、2つに分けてシミュレートしたら関係が複雑になってしまったぜ。そりゃそうじゃ。

崇拝は先祖崇拝。インカでは太陽崇拝の他に先祖崇拝も盛んだったそう。

メキシコ家は、アストラン人(先祖)→アステカ人=メシカ人(親)→メヒコ人=メキシコ人(子)みたいに名前がもうすでに綺麗な家系図になってるのでそのまま当てはめた感じ・・・。

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インカさんをお母さんみたいにしてしまう・・・。ちなみにケチュア語でお母さんはママ。喃語すげー。

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2022.10.06(Thu)