7月スタート 毎週木曜よる10時 この素晴らしき世界

鈴木京香さん、体調不良により降板 鈴木京香さん、体調不良により降板

『この素晴らしき世界』で主演を務める予定でした鈴木京香さんが、体調不良により降板することとなりました。
今後の対応に関しては検討中です。
フジテレビとしても鈴木さんの回復を心よりお祈り申し上げます。

2023.4.26 UPDATE イントロダクション

7月期木曜劇場は鈴木京香さん主演の『この素晴らしき世界』をお送りします。今作は、平凡な生活を送る“主婦”が、ひょんなことから芸能界で活躍する“大女優”になりすましながら二重生活を強いられてしまう“なりすましコメディー”。鈴木さんが普段はスーパーマーケットでパートとして働く平凡な主婦と、大物女優という真逆な性格&生活を送る人物の一人二役を演じます!  今まで数々の作品で幅広い女性像を演じてきた鈴木さん。サスペンスやミステリーなど重厚感ある作品で演じるシリアスな役はもちろん、『ラヂオの時間』(1997年)、『共演NG』(2020年、テレビ東京系)などで見せたコメディエンヌとしての顔も魅力的ですが、“平凡な主婦”が“大女優”として突如華やかな生活に放り込まれてしまうコミカルな設定をどのように演じるのでしょうか!?  今作は完全オリジナルストーリーで、鈴木さんはフジテレビ連続ドラマに20年ぶりの主演となります。また、共演には木村佳乃さん、沢村一樹さん、マキタスポーツさんが決定し、他作品では主演も務める豪華出演陣が集結。鈴木さんと共に、木曜22時枠を盛り上げます。さらに、主題歌には小田和正さんが起用されることも決定!  『東京ラブストーリー』(1991年、フジテレビ系)の『ラブ・ストーリーは突然に』や、『恋ノチカラ』(2002年、フジテレビ系)の『キラキラ』など名作ドラマに名曲を添えてきた小田さんが今作ではどのような楽曲を作り上げるのでしょうか!?  豪華出演者はもちろん、小田さんがフジテレビドラマとしては約12年ぶりに手掛ける主題歌にもご注目ください。

鈴木さんは“平凡な主婦”と“悪魔のように恐ろしい
女優”の2役に!

完全オリジナルドラマ『この素晴らしき世界』。普段はスーパーマーケットでパートで働き、家では夫と冷め切った関係の主婦・浜岡妙子(はまおか・たえこ、鈴木京香)が、ある日を境に大女優・若菜絹代(わかな・きぬよ、鈴木京香)としてなりすまし生活を送る姿をコミカルに描く“なりすましコメディー”作品です。ストーリー前半は“平凡な主婦が家族にも内緒で女優の替え玉を演じるドタバタ劇を描くコメディー”、後半部分では芸能界や一般社会の不正や矛盾に立ち向かっていく社会派ドラマの様相を強めていきます。
さまざまな役で確かな演技力を魅せてきた鈴木さんが、今作では真逆なタイプの女性を一人二役で挑みます。家族から「社会を知らない」とさげすまれている主婦・妙子と、妙子がなりすまし生活をする原因となった女優・若菜。常識人で普通な主婦と、周囲から“悪魔のような女”と恐れられる大女優という180度違った鈴木さんの表情を楽しめます。そして、平凡な主婦の日常から大女優の生活に放り込まれるコミカル設定で、コメディエンヌとしてのさらなる新しい一面も垣間見えそうです。

浜岡妙子・52歳は年上の夫・浜岡陽一(はまおか・よういち、マキタスポーツ)と息子のあきらと暮らす、どこにでもいる平凡な主婦。子育てとパートに追われながら、これといった趣味もなくただただ生きてきました。主婦業とパートをこなしながらも「お前は社会を知らない」と陽一とあきらからは低く見られる日々。そんな中、妙子はパート先や日常生活の中で誰かに尾けられているような、監視されているような、妙な視線を感じるように。陽一に相談するのですが、「意味なく不安になるのも更年期なんじゃ…」とまったく取り合ってもらえません。視線を感じるようになってから2週間ほどたったある日、妙子の前に西條隼人(さいじょう・はやと)と名乗る者が現れます。それは女優・若菜絹代の事務所関係者でした。西條は若菜が週刊誌のスキャンダルがきっかけで国外へ失踪してしまったことを伝え、彼女の身代わりとしてスキャンダルの釈明会見に出席してほしいと妙子に頼みます。というのも、妙子と若菜は顔だけでなく声までもがそっくりで、事務所関係者も認めるほどだったのです。突拍子もない内容に妙子は断りますが、身代わりを務めることで得られる高額な報酬が頭から離れずに…。後日、西條らの説得と高額報酬につられて会見に出席することになった妙子。会見当日、若菜が所属するプロダクションの社長・比嘉莉湖(ひが・りこ、木村佳乃)と、若菜の夫・水田夏雄(みずた・なつお、沢村一樹)と出会い、いよいよ会見本番を迎えますが――。

鈴木京香さんがフジテレビ作品の連続ドラマとしては20年ぶりの主演に!

今作で主婦・妙子と大女優・若菜という2役を演じる鈴木さんは、映画『愛と平成の色男』(1989年)で女優デビュー。連続テレビ小説『君の名は』(1991年、NHK)でヒロインを務めると、『王様のレストラン』(1995年、フジテレビ系)、『きらきらひかる』(1998年、フジテレビ系)などの人気ドラマに立て続けに出演し、幅広いタイプの女性像を演じてきました。主演を務めた映画『ラヂオの時間』(1997年)では、第21回日本アカデミー賞優秀主演女優賞などを受賞。映画『血と骨』(2004年)では第28回日本アカデミー賞にて最優秀主演女優賞を、『セカンドバージン』(2010年、NHK)では国際ドラマフェスティバルinTOKYO2011にて主演女優賞を受賞しました。出演はドラマや映画だけにはとどまらず、CMや舞台でも活躍し、舞台『Home, I’m Darling〜愛しのマイホーム〜』(2021年)では主演を務めました。今作では、『熱烈的中華飯店』(2003年、フジテレビ系)以来、20年ぶりのフジ連続ドラマ主演となります。

木村佳乃さん、沢村一樹さん、
マキタスポーツさんなど豪華出演陣が二重生活を企てる!?

木村佳乃さん演じる比嘉莉湖は、若菜が所属するプロダクションの社長。創業者でもある父が倒れたため急きょ社長に就任しています。若菜にはひどい言葉を浴びせられ続けられましたが事務所を存続させるため耐えてきました。若菜が失踪したことで空いた大きな穴を埋めるために奔走しています。
そんな木村さんは『元気をあげる~救命救急医物語〜』(1996年、NHK)で女優デビュー。翌年、『失楽園』(1997年)で映画デビューを果たすと、同作品で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。また、映画『蝉しぐれ』(2005年)での演技が高く評価され、第29回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しました。2007年には映画『DREAM CRUISE』で主演を務めハリウッドデビューを果たします。近年の出演作品には『恋する母たち』(2020年、TBS系)、『アバランチ』(2021年、カンテレ・フジテレビ系)、『我らがパラダイス』(2023年、NHK BSプレミアム)など多数。現在もテレビ、映画、舞台、CMなど幅広く活躍中です。

若菜の夫でどこかチャラついた雰囲気を醸し出す水田夏雄を演じるのは沢村一樹さん。夏雄は大女優と結婚した男ですが元は売れない俳優で、結婚後は若菜のひも状態。若菜になりすます妙子に女優としての振るまい方などを優しく教えます。
雑誌『MEN'S CLUB』の専属モデルとしても活躍していた沢村さんは、単発ドラマ『松田のドラマ』(1996年、日本テレビ系)で俳優デビューすると、『救命病棟24時』(1999年、フジテレビ系)や『ショムニ』(2000年、フジテレビ系)などの人気作品に出演。『浅見光彦』シリーズ(2000年ほか、TBS系)で主人公の浅見光彦役を演じました。その後も『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』(2018年ほか、フジテレビ系)シリーズ、『ナイト・ドクター』(2021年、フジテレビ系)などフジテレビ作品にも多数出演しています。

マキタスポーツさんが演じる浜岡陽一は、妙子の夫。家事には一切協力せず、一人では食事も作れません。妙子のことは女性としても妻としても無関心。印刷会社に勤めていて、若手モンスター社員の扱いに苦戦しています。
芸人・ミュージシャン・文筆家・俳優など多彩な才能を持つマキタスポーツさんは、1998年に浅草キッド主催のライブ「浅草お兄さん会」に出演し、ピン芸人としてデビュー。独自の視点でのコラム・評論などの執筆活動も多く、2022年3月には初の自伝的小説『雌伏三十年』を出版しました。映画『苦役列車』(2012年)での好演により第55回ブルーリボン賞新人賞などの賞を受賞。近年では『きのう何食べた?』(2019年、2020年ほか、テレビ東京系)、『ダ・カーポしませんか?』(2023年、テレビ東京系)、映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』(2022年)などの話題作に出演。フジテレビ連続ドラマへのレギュラー出演は今作が初となります。

主題歌は小田和正さん!  
約12年ぶりにフジテレビの連続ドラマ作品の主題歌を
担当!

今作の主題歌は小田和正さんの『what's your message?』に決定しました。同曲は、『この素晴らしき世界』のために書き下ろされた新曲。50年以上を誇るアーティスト活動の中で小田さんはさまざまなドラマ作品に楽曲を提供してきましたが、フジテレビ作品での主題歌は『それでも、生きてゆく』(2011年)以来約12年ぶり。『東京ラブストーリー』、『恋ノチカラ』、などの名作に名曲で答えてきた小田さんが、今作ではどのような曲を生み出すのでしょうか?  本日より楽曲の配信が開始されます。
小田さんは1969年にオフコースを結成。翌70年にはプロとして音楽活動を開始、『愛を止めないで』『さよなら』『言葉にできない』などのヒット曲を発表。日本の音楽シーンにさまざまな記録を残しつつ、89年2月、東京ドーム公演を最後にオフコースは解散しました。その後、プロデュース活動を経てソロとしてアーティスト活動を再開。91年に発表したシングル『ラブ・ストーリーは突然に』は270万枚を超える大ヒットを記録しました。また、2002年に発表したベストアルバム『自己ベスト』は、売上枚数300万枚を越え、発売から500週チャートにランクインするという史上初の快挙を成し遂げています。デビューから50年以上たつ今も精力的に楽曲制作やライブ活動を行って、5月3日(水)から『明治安田生命Presents こんどこそ、君と!!Kazumasa Oda Tour 2023』を開催。福井県のサンドーム福井を皮切りに、8月の神奈川県・横浜アリーナまで9会場18公演を予定しています。

鈴木 京香さんコメント

フジテレビ連続ドラマ主演は約20年ぶりです。今作の出演が決まった際の心境は?
もう20年もたつのですね。時が過ぎてゆく早さに驚いています。おかげさまでこれまでもすてきなドラマにたくさん参加させていただきました。連続ドラマの現場でどれほどのいい時間を過ごさせていただいてきたのかと、改めて感謝の気持ちが湧いてきます。今作は20年前といわず、35年前くらいの気持ちに戻って“この素晴らしきドラマ”を楽しみたいと思っています。
今作は二人一役、二重生活がキーワードとなりますが、意気込みをお聞かせください。
一人二役を演じるのは初めてです。外見的な違いを工夫することも楽しいですし、それぞれの女性の生きてきた人生の違い、考え方の違い、愛情の持ち方の違いを、表情や仕草だけでも再現できたら。そして最終話ではそれぞれが違う世界を知り、ほんの少し成長できたらいいですね。
完全オリジナル作品となりますが、台本を読んでみての感想をお聞かせください。
懐かしいようで新しいドラマになると思いました。ヒューマンドラマでありサスペンスドラマであり、業界ドラマでもあり…どうぞご期待ください。
撮影で楽しみなことはありますか?
佳乃さんとは今回で二度目の共演になります。前回とはお互い全く違うキャラクターですから、ご一緒するのがとても楽しみですし、いつも現場を盛り上げてくださる沢村さん、マキタスポーツさんと、みんなでいたわり合いながら(笑)、夏の暑さに負けず撮影を進めていきたいと思います。

木村 佳乃さんコメント

今まで、仕事上、いろいろなタイプの女性社長に接する機会がございました。今回は、今までの経験を生かし、女性が芸能事務所の社長をやる上での困難、またやりがいなどをしっかりと表現するのが私の役割と思っております。また、以前もご一緒させていただいたことがございますが、今回は鈴木京香さんと2人のシーンがたくさんあり尊敬する先輩なので、とっても楽しみにしております!  ストーリーはまさに、芸能界の裏側が描かれており、大変興味深く読みました。そしてなんと、初のバーバ役でとってもうれしいです!

沢村 一樹さんコメント

あれ?  木曜よる10時枠の出演っていつ以来だっけ…?  と思い、調べたら鈴木京香さんとの初共演『彼女たちの結婚』、『白い巨塔』以来20年ぶりでした。京香さん、木村佳乃さんとは何度か結婚した仲なので、チームワークのいい作品をお届けできるのでは。また、初共演のマキタスポーツさんの味のあるお芝居を間近で見られるのも楽しみです!
出来上がった台本は、あっという間に読み終えてしまいました。コメディーでもあり、サスペンスでもあるので平野(眞)監督の演出が楽しみです。ネタバレにならない範囲でお答えすると…私の役は、かなり怪しいです。

マキタスポーツさんコメント

俳優を本格的に始めて10年以上になりますが、フジテレビで初のレギュラードラマが決まり、非常に光栄でした。また完全オリジナル脚本というのも楽しみです。皆さんとじっくり共演したことはないので、どのシーンも楽しみにしています。特に鈴木京香さんとは夫婦役ということで一緒のシーンが多いので、どういった夫婦になるのか楽しみにしています。普通の主婦が現実ではあり得ないことに巻き込まれていくコメディードラマですが、そのコメディーの中にあるリアリティーをどう伝えるかが面白いし、大切だなと思っています。私の役は典型的なダメな夫であり、父親だと思います。でも、そうした人間が一つ屋根の下にいた妻が秘密を抱えて変化していく姿に気付いて狼狽えたり、どういう反応をするのかは楽しみにしていただきたいと思います。

小田 和正さんコメント

ドラマの主題歌を書くことになった。“コメディー”だと言う。楽しい曲がいいと言うことだろうか。
しかし、気をつけなければいけない。コメディーにこそ強いメッセージが隠されている。台本を眺めつつ書いた。『what's your message?』と言う曲になった。

鈴木 吉弘プロデューサー
(フジテレビ編成制作局ドラマ・映画制作センター)

完全オリジナルで、大人のためのコメディードラマを作りたいと思いました。木曜日の夜に、家族でケラケラと笑いながら、楽しんでいただけたらと思います。日本最高峰のコメディエンヌ・鈴木京香さんを主演に、木村佳乃さん、沢村一樹さん、マキタスポーツさんという演技派の方々との掛け合いが、毎週繰り広げられることになります。きっと痛快で軽妙な、素晴らしい世界観を作り上げてくれるだろうと、今から撮影が楽しみでなりません。(担当作品で)小田和正さんに主題歌を書いていただくのは『恋ノチカラ』の『キラキラ』以来。今回も作品に寄り添った素敵な歌を届けていただきました。

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