AI加筆を完全公開します(psd有
宣伝しまくってもやっと300viewが見えそうで見えない前回の記事
「AIイラストの加筆ってどこまでやる?」をお届けしましたが、今回は最新版そしてpsdファイルも無料で公開してしまおうという【宣伝企画】です。
今回のファイルは、AI作品専用投稿サイト「ちちぷい」さんのGW企画、「AIイラストトレカ」用に生成+αした作品になります。
もともと「ちちぷい」さんは株式会社さんが運営しているSNSであり、これまでにも独自企画やリアルイベントに展示、作品群の書籍化など、AIイラスト生成の更に一歩先を作ってくださっている、AIに関わるクリエイターが生成だけで終わらないサービス展開が魅力です。
綺麗な絵が出来た!絵が描けなくてもイラストを作った!までは、通常のクリエイターと同じでモチベーション等の限界が見えるところですが、AIイラスト生成に於いては三日もあれば新しい技術が生まれる怒涛の日々を今なお更に超えて進化している「技術」の一つです。
私は長いこと仕事でデジタル絵に関わってきましたので、最初はなんか怪しいものなのでは…?と思って勉強をはじめました。
デジタル絵に関わる仕事に携わる前は、普通につけペンと墨汁とスクリーントーンと絵の具を使って、趣味でお絵描きをしていた一般人オタクです。
ですので、技術でありツールであると認識出来るようになるまで、そう難しいことはありませんでした。
(仕事のためにPhotoshopを二日泊りがけで勉強する羽目になったときのバージョンは5.5でWindowsは98が出るかな?くらいの時代でした)
さて前置きが長くなりましたが、先日のリアルイベントを経て、AI絵も手元に形にしてみるとなんかいいぞ!?となってから一か月も経たずやってきました、今回の企画。
なんと200作品をガチでリアルカードにしてくれるということで、皆のテンションは爆上がりです!
初日から既にもうすぐ400件の投稿になろうという勢いです。
や、やべー…AI生成早すぎてやべー…それ以前に猛者がいっぱいいるやべー…!
と焦った絵描きの私は、姑息ながら運営さんに
「今回の企画、加筆はありですか…?」
と、レギュレーションになかった唯一の武器を申請したところ、了承いただいたので(ありがとうございます!)とりあえず参加賞のエンブレム(SNSのプロフィールに付与されるマーク)狙いで初日ダッシュを決めようとします。
が、ここで大問題です。うちのPCが貧弱です。
皆さんがガンガンに回しまくって選別している間に、何枚まともなのが作れるのか…ゴクリ…と謎の緊張感に襲われながら何とか出力したのですが。
…あほなのでプロンプト(指定)にミスがあって、一周目で出来た中でもこれがいいのでは!?と思ったのに「なんか色味が違うんだよなぁ」(ここはSideMPが笑える用の場所です)という結果に…
しかし、今、最新機能を使えば、色の置き換えやら手のぐちゃぐちゃなんかはサクっと解決!
…出来るんです、出来るようになったんです。
なのに。
うちのPCが貧弱です。
毎回恒例の「手で直したほうが早い」が発動します。
というわけで今回もAI加筆のお話です。企画でビューワーといいねをこれでもかと姑息に狙っていくための記事になっておりますので、チャンネル登録高評価twitterのフォローと通知ONを宜しくお願いします!Vtuberさんお決まりの呪文、一回言ってみたかった。
過去の記事ではpsdを有料プランにしていましたが、今回は手段を選ばずに公開します(が、この後の展開によってはカードになるかもしれないデータなので、念のためにIDの記載+通常の半分の解像度に調整させていただいています、ご容赦ください…!)
さて、出力しただけのデータがこちらです。

指定を間違って髪の色が「ライトブラウン」になってしまい、服の色指定をすっとばしてしまいました…(´・ω・`)
先日のイベントに向けて作った本の表紙の娘さんに寄せようと思っていたのに寝不足ダメゼッタイ!
で、本当はこれを「ControlNet」という拡張機能を使えば、髪色と服の色をサクッと調整ヤッタネ★が出来るはずなんです
が
うちのPCが貧弱です。
というわけで、ゴリ押しで手で直します。

調整レイヤーを二枚、髪の色範囲で「色域指定」してちょっと明度を落としました。ついでに黄色みを減らしています。

服…これ…どうなってんだ…???と、AI謎破綻描画あるあるに唸りながら、緑色がよかったんだよーと上から塗ります。

ちょっとオシャレにグラデを入れてみたぞ٩( 'ω' )و
ここまではPhotoshopCCでお送りしました。

髪の流れや瞳の中身など、AI描画あるあるの「整っていない」を手で直します。
SAI2で直描きです。クリスタもあるのですが、使い慣れたSAI2、圧倒的速さで手に馴染むのでございます。描いた部分だけを表示したのがコレ。

左上あたりの描き込みが、元の生成版と比較するとちょっとくどい気がしたので、明るめに色調整。
さあ、盛り上がってまいりました!AI絵生成といえば!そう!!メインイベント!
ぐちゃぐちゃの手を直す
「ControlNet OpenPose-Hand」を使うマシンパワー? そこになければないですね

クリスタに持っていって、3D手モデルを下敷きにしながら、なければ作るだけであります。
普通に描きました。

で、塗ります。タイムアタックが掛かっていたので、3Dモデル以外には用はねえぜ!と再びSAI2に戻って塗りました。

SAI2で描いた部分と、先の髪色調整のみを表示したのがこれ。
最終調整は勿論、長年の友、Photoshopです。俺はお前が居なければ生きられない──!!

なんか違う絵が出てきてねぇか…?
実はここまでの作業の裏で、ちゃんと指定を修正してもう一回転。
(余談ですがマシンパワーもないくせに一回転12枚生成をして、その中からまともなのを選ぶスタイルでやっております。12枚生成に掛かる時間…計ってないです…が、ここまでの時間でまだ二回転というところで察してください…くそう、つよつよグラボが欲しい…!!!!)
二回転目のこちらは、色自体は綺麗に出てますが例によって手が壊れています。いつものことなので気にしたら負けです。諦めて進みましょう。
こっちの絵もいいなー、でも今作業しているもののほうが顔面積バランスがいいんだよなーとなった結果、

よさげな雰囲気を醸し出してくれている花だけを採用(酷い)。

全部重ねて、とってもじょうずにできましたー!


うーん、なかなかいいのでは???
みたいなことを、本来のAI絵生成している人達は恐らく短時間のうちにいっぱい作って、ほんのちょっとだけ調整して、を、AIだけでやっておられます。
加筆は邪道ではなく、これも武器です。原始に寄ってますが…(最新技術とは…)
そんなこんなを施したpsdファイルがこちらになります!ドン★
cien230501_tmh.psd (5.06MB)
ダウンロード※PhotoshopCCで展開するのに最適化されています。
クリスタで開くとちょっと挙動が変わりますが、概ね大丈夫のはず。
ファイヤアルパカ/アイビスペイント等のフリーツールでは表示が壊れます!
なんと作業で「あんなに一緒だったのに(指定BGM)」、SAI2での展開も挙動が変わるのでお勧めしません。
その代わり、Photoshopで展開した際、SAI2で作業したレイヤーには「★」を付けてありますので、観察してみてくださいー。
私は本業グラフィッカーなので、PSD無料配布は正直大損なのですが…
まあ殆どはAIが描いてくれたし、いいよね、と(姑息に宣伝には使いつつ)公開させていただきました。
タイミング悪く、またAI絵で炎上騒ぎやらなにやら起きておりますが…絵描きの私に出来ることといったら、なるべく中立の立場でどっちの視点からでも状況を判断しつつお伝え出来ることくらいです。
と、長文を書いている間にAIトレカタグの投稿数が400を超えました!おめでとう!!!!
絵描きさんの中には、気になっているけどどうなっているの?といぶかしんでいる方もいらっしゃるのも存じておりますし、集中学習LoRAを作られてしまった…という方のツイートも拝見しております。
あくまでも技術なので、使う人間が悪意を持てばそうなってしまうわけですが、じゃあ仕組みがどうなのかとか、権利問題的にどうすればいいか、という肝心の話まで到達している人はどのくらいいるでしょうか…?
世界の端っこで長文書いたところで何かが変わるかといったら、そんなこともないのかもしれませんが、ひとまず私の手元で出来ることはやっていきたいと思います。
…ここまで頑張ったんだからカードにならないかな!!!!!(我欲)
というわけで大公開の記事でございましたー
今から寝ます。 徹夜ダメゼッタイ
コメント
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