【BS朝日 毎週木曜 よる9時00分放送】
桜から新緑へ、華やぐ季節を迎えた京都。今回は、中村雅俊さんが人気の鉄道・嵐電に乗って、春の電車旅へ。巡るのは、有名寺社の名前と共通する5つの駅が続くエリア。意外な見どころを、嵐電を途中下車しながら訪ねます。旅のはじまりは、北野天満宮。最寄り駅「北野白梅町駅」から嵐電に乗り込みます。
最初に訪ねるのは「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」。等持院は、室町幕府を開いた足利家の菩提寺です。風光明媚な庭や、霊光殿の中にずらりと並ぶ歴代足利将軍の木像など、見どころの多い等持院ですが、入り口の門近くにも、ぜひ見ておきたいものがありました。それは雅俊さんにも関わりが深い、ある偉人の銅像。かつて等持院の境内にあった、驚きの施設が明らかになります。続いては「龍安寺駅」。龍安寺は、室町時代に創建された禅寺です。世界的にもその名を知られる石庭の愛で方をご紹介。次に向かうのは「妙心寺駅」。妙心寺は、日本最大級の禅寺です。広大な敷地と周辺に、46もの塔頭寺院がありますが、中でもこの季節、ぜひ訪ねたい特別公開の大法院へ。その絶景とは?今回の旅の終着駅は「御室仁和寺駅」。「御室」とはどういう意味なのか?洛中洛外で随一と名高い「御室桜」を堪能します。さらに、この旅の出発点・北野天満宮と仁和寺の繋がりがわかるのが、「菅原道真公腰掛石」。なぜ道真はこの岩に腰掛けることになったのか?そこに菅原道真と宇多天皇の物語がありました。しかも、腰掛石の前にある梅の木も、北野天満宮と仁和寺をつなぐものだと言います。時を超えた梅と松の交流秘話も明らかに。
旅人:中村雅俊(俳優)