東京食肉市場(株)

■牛枝肉、豚枝肉のせり販売

消費者のニーズに合わせて全国から牛豚を集荷し、せり販売を行います。
販売結果は即日集計し、相場として日経新聞等に掲載されます。東京食肉市場の卸売価格は、全国の食肉取引の指標となります。


参考：食肉流通の流れ

（　生産者・出荷団体　）
　　↓　　　※出荷
　　　　　　　　北は北海道、南は沖縄の全国各地から家畜を集荷しています。

（　当社　）　
　　↓　　　※受付
　　　　　　　　トラックで全国から運ばれてきた家畜を当社で受付し、
　　　　　　　　一晩家畜の状態を管理して東京都に引き渡します。

（　東京都　）
　　↓　　　※と畜・解体・検査
　　　　　　　　と畜・解体作業および各種検査が東京都の職員によって行わ
　　　　　　　　れ、枝肉という状態で再度当社に引き渡された後、冷蔵保管し
　　　　　　　　ます。

（　当社　）
　　↓　　　※せり販売
　　　　　　　　計量・格付された枝肉をせり販売します。
　　　　　　　　せりで落札した購買者に枝肉を引き渡します。

（　購買者　）
　　↓　　　※落札
　　　　　　　　購買者は落札した枝肉をスーパーや店舗に卸します。

（　店舗・消費者　）


Q.東京食肉市場って何?
A.卸売市場法に基づいて、青果・花きの大田市場・水産の豊洲市場などと同じように生鮮食料品の取引の場として開設されている市場です。
当社はその東京食肉市場の中で営業する企業の1つで、唯一枝肉のせり販売を行うことを許可されている組織です。

Q.どうやって利益をあげているの?
A. 出荷者から売上金額の3.5％を委託販売手数料として頂いております。
たとえば牛1頭100万円で落札された場合、35,000円が当社の利益となります。
いわゆる食肉ブローカーという存在です。
このようなビジネスモデルのため、現時点では在庫を抱えることはなく、それに伴う販売ノルマなどもありません。また、販売単位は枝肉ですので、お肉をカットしたりパック詰めする業務はございません。

Q と畜作業も行うの？
A.と畜作業については、当社社員ではなく公務員である東京都の職員が行っております。尚、と畜作業について詳しくお知りになりたい方は、東京都中央卸売市場のHPをご覧ください。