ワグネル創設者、ロシア軍がバフムート戦線離脱と非難
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【5月9日 AFP】ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏は9日、ロシア軍がウクライナ東部バフムート(Bakhmut)近郊の拠点から逃亡したと非難した。
プリゴジン氏は動画の中で「きょう、国防省の1部隊がわれわれの隣(の拠点)から逃げ、前線に穴を開けた」と述べ、ロシア軍が弾薬を供給しないのならばワグネルはバフムートから撤退すると再び警告した。
プリゴジン氏はまた「なぜ国家が自国を守れないのか」とロシアの防衛能力に疑義を呈し、ウクライナ側は国境近くのロシア領への攻撃を「成功」させていると主張した。
同氏はさらに、軍高官がウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領を欺こうとしているとする批判を展開。「もし全ての任務が、最高司令官(プーチン氏)を欺く狙いで実行されているのならば、敗戦に怒った彼(プーチン氏)もしくはロシア国民にたたきのめされるだろう」と述べた。(c)AFP