閲覧注意! 呪われたハリウッド映画10本

多くの俳優たちにとって、ハリウッド映画に出演することは夢とチャンスをつかんだようなもの。しかし、アメリカンドリームと思いきや、出演したとたん悲劇に襲われたり、周りのクルーメンバーが亡くなったり、公開後に不幸や惨事に襲われることもなきにしもあらず……。今回は、偶然とは思えない異常現象が相次ぎ、「呪われている」と語り継がれている大作をご紹介。心臓の弱いかたはひとりで観ないでください。

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1作目はスティーブン・スピルバーグが脚本を担当し、約100億円の興行収入を記録した『ポルターガイスト』。2つの続編やリメイク版も制作された大ヒット作。

『ポルターガイスト』(1982年)

“呪われた映画”の筆頭といえるのがこれ。新興住宅地に購入した家に越して来たフリーリング一家に異常な事態が次々と起こり、不動産会社勤務の父親のリサーチで住宅地がもともと墓地とわかる展開。でも実はこの映画をめぐっても次々と奇妙なことが起きている!? まず公開後に長女役のドミニク・ダンが元恋人に絞殺され、これが劇中で本物の頭蓋骨を小道具にした祟りと噂された。また続編(1986年)公開後には悪役ケイン牧師役のジュリアン・ベックと祈祷師役のウィル・サンプソンが次々に他界。しかも第3弾(1988年)公開直前にはシリーズを通じて悪霊から狙われ続ける少女を演じたヘザー・オルークが12歳の若さで急死。ヒロイン不在となったせいで映画は編集を余儀なくされ、批評家たちからディスられるという結果に!?

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ホラー映画の金字塔『エクソシスト』での有名なブリッジシーンは別名「スパイダー・ウォーク」とも呼ばれるらしい。

『エクソシスト』(1973年)

映画の撮影がスタートし、公開されるまでに関係者9人が死亡していたと噂されるのが、ホラー映画の金字塔ともいわれる『エクソシスト』。死亡した関係者のなかには撮影セットの夜間警備員のように無関係と思われる人もいるけれど、映画監督役のジャック・マッゴーランや神父の母親を演じたバシリキ・マリアロスが公開直前に死亡。さらには主役である悪魔つきの少女を演じたリンダ・ブレアと母親役エレン・バースティンはリアルを追求した監督が無理なスタントをさせたことで背骨に長期的なダメージを受けたそう。死者こそ出なかったが、関係者を震え上がらせたのが火事でセットが全焼したこと。事態を重く見た配給会社「ワーナー・ブラザース」がセットを作り直したときに悪魔祓いの儀式をすることを提案したのも納得。

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グレゴリー・ペックロットワイラー犬のシーン。因みに、2017年には『オーメン』で悪魔の子を演じたハーヴェイ・スペンサー・スティーブンスが暴行容疑で逮捕されたらしい。

『オーメン』(1976年)

『The Curse of the Omen(オーメンの呪い)』というドキュメンタリーまで製作されている『オーメン』。撮影前から奇妙な現象が起こり、出演者やスタッフは戦々恐々としていたとか。まず主役のグレゴリー・ペックが出演を承諾してすぐに彼の息子が頭部を撃ち抜いて自殺。遺書も残っていなかった。またペックが撮影地ロンドンに向かう飛行機に雷が落ち、エンジンが燃え上がる事故が発生。そして数日後、同じくロンドンへと飛んだプロデューサーが乗っていた飛行機にも落雷が!? 撮影中にはペック演じる外交官を襲う設定のロットワイラー犬がスタントマンに噛み付いて大怪我を負わせたし、さらには動物担当者がトラに殺される事件が発生。しかも公開後にはオランダ旅行中の特殊効果担当者ジョン・リチャードソンが交通事故に巻き込まれ、ジョンのアシスタントが死亡。事故現場付近にはなんと「Ommen 66.6(オンメン:オランダの都市まで66.6キロ)」という交通標識があり、偶然にしても怖すぎ!

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日本の旅行検索サイトで見ると、意外と評価が高かったホテル「ヤンキー・ペドラー・イン」。コネティカットに旅行の際は、くれぐれもご注意を。

『インキーパーズ』(2011年)

廃業が決まったホテルのフロント係2人がホテルの呪われた過去を探るというホラー映画。実際、撮影に使われたコネティカットのホテル「ヤンキー・ペドラー・イン」は超常現象が起きるホテルとして有名で、特に初代オーナー、アリス・コンリーが亡くなった353号室は彼女の霊が留まっていると噂されている。その噂を聞きつけた監督が、「幽霊を見た」「奇妙な音を聞いた」などの証言を元に作り上げた脚本なので、撮影中にもTVやランプが突然ついたり消えたりしたり、クラップ音が聞こえたり。さらには同ホテルに宿泊したスタッフはほぼ全員、なんらかの悪夢にうなされたそう。

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アカデミー賞ノミネート経験もあるヴェラ・ファーミガの迫真の演技も話題に。彼女の実妹も出演する同作のスピンオフ『The Nun(原題)』が今夏公開予定。どんなに異常現象があってもめげない!?

『死霊館』(2013年)

ロードアイランドに購入した新居に越して来たペロン一家が体験した恐怖を描くホラーで、有名な超常現象研究家夫妻エド&ローレンが「恐ろしすぎる」として封印した実話の映画化。脚本家がペロン家にかける電話はことごとく雑音が入ったり、突然切れたり。撮影中には監督ジェームズ・ワンの愛犬が一晩中、吠え続けたこともあったし、セットが火事になったことも。しかも撮影中にヒロインを演じたヴェラ・ファーミガのラップトップ画面になぜかカラスの足跡マークが浮かび出て、撮影後には彼女の太ももにもカラスの足跡のような斑点が(ヴェラはジャーナリストたちにそのときに撮影した証拠写真を見せている)。死者こそ出なかったものの、撮影スタッフと出演者は戦々恐々。それでもヒットしたので、公開から3年後に続編『死霊館/エンフィールド事件』(2016年)を作ったのがすごい!

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米国では公開前から、ストーリーの解釈の違いや、残酷な描写などをめぐって大論争が起こた『パッション』。上映中に観客がショック死してしまった事件もニュースに。

『パッション』(2004年)

ファナティックなまでに敬虔なクリスチャンであるメル・ギブソンが情熱を注いだ、キリストが磔にされるまでの12時間の物語。まずキリスト役のジェームズ・カヴィーゼルが冬の撮影中に低体温症で倒れ、肺炎に! さらに重たい十字架を担ぐシーンで肩を脱臼したし、ムチ打ちのシーンでは実際にムチが当たって出血。さらに雨のなかでの撮影中に助監督ジャン・ミッシェリーニとカヴィーゼルが落雷にあうというハプニングも発生。あまりにも異常な事態が続いたせいか、撮影スタッフや出演者のなかには神と奇跡の対話をしたと主張する人まで現れてしまい、監督自身がストレスで死にそうになったほど。

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『ローズマリーの赤ちゃん』の原作は、映画よりもっと怖いと有名。映画では悪魔の子を産んだミア・ファローの実息のローナン・ファローはジャーナリストとして立派に活躍中。

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『ローズマリーの赤ちゃん』(1968年)

悪魔の子どもを身ごもった女性の恐怖を描く作品で、企画が発表された段階からプロデューサーのウィリアム・キャッスル宛てに批判の手紙が舞い込んだ。なかでも彼が恐れた手紙が「悪魔崇拝主義者の薄汚い男よ。お前は長く病に臥せって、ゆっくりと苦しみながら死ぬ」と書かれたもの。撮影中に腎不全で入院したキャッスルは何度も「ローズマリー、頼むからナイフを降ろしてくれ」と泣き叫び、入院中に死亡したらしい。その後、同じ病院に緊急搬送された音楽担当のクリストフ・コメダは37歳の若さで死亡。血栓による脳内血腫は、登場人物ハッチと同じ死にかた!? 公開から1年後、ロマン・ポランスキー監督の愛妻シャロン・テイトと胎児がチャールズ・マンソン率いるカルト集団に惨殺、世界を震撼させた。

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若くして壮絶な人生を歩んだ主役のジュディ・ガーランドは、観客が母親としてよりも、子どもらしいイメージを望んでいたため、最初の夫デイヴィッド・ローズとの間に子どもを授かった時に中絶を余儀なくされたという。

『オズの魔法使』(1939年)

ハリウッド史に残る家族向けのハッピーエンドなミュージカル映画なのに、実は呪われていた!? 主役ジュディ・ガーランドは当時17歳の成長期だったけれど「太らないように」と1日1食にカロリー制限された上、向精神薬で気分はどん底。最初にブリキ男役を与えられたバディ・エブセンは銀色メイク用品のアレルギーで入院を余儀なくされて降板(入院生活はかなり長く続いた)したし、西の魔女役のマーガレット・ハミルトンは撮影中に大やけどを負い、顔に傷跡が残ることになった。公開後も悲劇は続き、オズ役のフラク・モーガンは交通事故に遭い、エム叔母さん役のクララ・ブランディックと主役のジュディ・ガーランドは二人とも薬物の過剰摂取が原因で死去したらしい。

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ジェームズ・ディーンとナタリー・ウッド。ナタリー・ウッドは後年、海上で不審死していたことから事故ではなく他殺ではないかと囁かれているが、真相は謎。

『理由なき反抗』(1955年)

わずか3本の主演作を遺して24歳でこの世を去った主演のジェームズ・ディーン。大人でも子供でもない思春期独特の焦燥感や理解のない大人への反発、愛の渇望をテーマに、怒れる若者を鮮やかなカラーで描く青春映画のはずだが、撮影後は事件だらけ。ジェームズの愛車での事故死はあまりにも有名。でも共演者ニッキ・アダムズは10年後に謎の自殺、サル・ミネオはピザの配達人に刺し殺され、ナタリー・ウッドは謎の水死。呪われてる……。

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主役のジョン・ウェインは胃癌、ヒロイン役のスーザン・ヘイワードは複数の癌が発見された後、脳腫瘍で死去。

『征服者』(1955年)

ジョン・ウェインがジンギス・カンを演じるという企画自体がもうダメダメだし、興行成績も最悪。今ならラジー賞確実だった映画は、撮影に関わった出演者&スタッフのうち推定91名(!)が癌で苦しんだり、他界したりという呪われた映画。呪いの原因はロケ地にあるという説が濃厚で、撮影地に選ばれたユタ州の砂漠は、1951年から3年連続で80回以上も原爆実験が行われていた場所だったのだ。そのため役者やスタッフが撮影中に過剰な放射能を浴びたのではないかと推測もされているけど、真相は闇のなか。主役のジョン・ウェインとディック・パウェル監督、ヒロイン役のスーザン・ヘイワード、アグネス・ムーアヘッドらが癌で亡くなっている。

Text: Midori Yamagata Photo: Aflo

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