誰に向けたどういう記事なのか
- 対象
- 駆け出しエンジニア(未経験から転職を狙う組)
- 内容
- プログラミングスクールの理想と現実
- 勉強をサボってSESに行ってしまう話
- 今、私が未経験から転職を目指すならどうするか
はじめに
キャリアに悩んでいる日本人はとても多いです。景気が悪く、インフレがひどく、税金はひたすら上がっていきます。インボイス制度によって、フリーランスの益税も厳しくなります。日本では過去数十年ずっと賃金が上がっていません。ですがIT業界は違います。激しいダウントレンドの中、天を穿つ昇龍拳を打てる数少ないジョブ、それがWeb系エンジニアです。そういう情勢が過去7年前くらいから続き、未だなお、Web系エンジニアは大人気の職種になっています。ですが、多くの未経験の人はプログラミング・エンジニアに対する見積もりが甘いです。
特にプログラミングスクールを卒業すればエンジニアになれる、簡単に独立できて、人生逆転!!とガチで思っている人が多い印象を受けます。この記事ではそんなに甘くないよという現実と、それに対する私なりの答えを書きます。
スクールの問題点
これは実は非常にシンプルで、卒業する難易度が低すぎて、技術力が圧倒的に不足しているからです。3ヶ月勉強しても医者になれないのと同じで、たった3ヶ月の勉強でエンジニアになることも無理だと思います。
まずは実務経験を積みましょうというポジショントークに騙されるな
よくあるアンチパターンです。
- 転職エージェントに相談する
- 「未経験可のSES・SIerで実務経験を積みましょう」と言われる
- そこでスキルアップして、自社開発への転職や独立を考える
- 入社する
- PC関連の雑用や家電量販店に派遣される
- 年齢だけが無駄に増えて市場価値が落ちる
必要なのはIT企業での実務経験ではありません、開発実務経験です。当たり前のことですが、ここを勘違いしている人が多すぎです。SESに行って0からやり直しになっている人を何人も見てきました。ポートフォリオを作らずに、勉強をサボって楽をした人間の末路です。
2023年の未経験転職の難易度は高い
難易度が高い理由は以下の通りです。
- AIの進化で必要なエンジニアの数が減った
- Web系エンジニアという職種が人気すぎて倍率が高い
- 即戦力となる技術力を入社前に身につけるのが難しい
- 何をどう勉強したらいいのかわからない
- コードレビューを受けたことがないので綺麗なコードが書けない
- スクールに入ったが、カリキュラムを全部やっても技術力が全然足りない
- 質問できる環境がなく、エラーの解決に時間がかかりすぎる
- 勉強を継続できず、挫折してしまう
改めてまとめてみると、かなりハードルが高いですね。自分も数年前に未経験から転職しましたが、はっきり言って地獄でした。働きながら時間を作るのが難しく、何がわからないかもわからないときも多く、ずっとしんどかったです。
独学 or スクール
この2択で語られることが多いですが、これはどっちでもいいと思います。スクールはあくまでも塾や予備校と同じポジションです。予備校に行ったから東大に合格する、自宅浪人だから不合格、そんなわけがないですよね? スクールはあくまで技術力をつける、挫折しない環境を作る手段の一つです。結論どっちでもいいです。
とは言っても独学は難しい
私自身最初は独学でやっていました。ですが見事に挫折しました。挫折した理由は
- 何を勉強したらいいのかわからない。
- 我流のロードマップなので、自分が今やっている勉強は本当に正しいのか?という不安が常に付きまとう。
- その結果、勉強に集中するのが難しい
- 友達がいなくて辛い
- 一人で1500時間、孤独に継続するのは難しい
- コードレビューを受けることができない
- 何が正解なのかがわからない。とりあえず動くコードしか書けない。→ 技術力が低い。
- 気軽に質問できる人がいない
- エラーの解消にはかなりの時間がかかり、適当なブログ記事のコードをコピペして場当たり的な解決をしていました。その結果、いつまで経っても技術力は低いままでした。未経験の独学だとこれが普通かと思います。
じゃあどうすればいいの?
自分が未経験から転職した時の体験も踏まえて、解決策を提示します。今、私が未経験でエンジニアを目指すなら、ハイレベルなプログラミングスクールに通う一択です。塾や予備校に一切通わず、独学で旧帝大に合格した人以外は独学はおすすめできません。独学ではコードレビューやチーム開発を経験できませんし、難関スクールの卒業組と比較すると技術力も当然劣ります。
どのスクールがいいの?
ハイレベルなスクールは少ない印象を受けますが、素晴らしいスクールもあるのでちゃんと紹介します。
ただ、注意点としては、以下のスクールに行けば自動的にエンジニアになれるという魔法のメソッドではありません。スクールはあくまでも勉強の環境を提供してくれるだけで、頑張るのは本人です。高いお金を払うんだから技術力を引き上げてくれるんでしょ?って思っている人は、今すぐエンジニアになることをやめましょう。そんな受け身な態度では絶対に成功しないです。
優良スクールの特徴
- 入会金0のサブスクリプション(ノーリスクハイリターン)
- 技術力が高いこと
- 裏口入社の手引きをしてもらえること
- ハイレベルなポートフォリオを作成できること
- メンターがプロの現役エンジニアであること
- 卒業生やアドバイザー・メンターを含むコミュニティがあり、優秀なビジネスマンとの人脈が増えること
フィヨルドブートキャンプ
何を隠そう私が通ったスクールです。ここで1300時間勉強しました。
めっちゃハードでしたw ですが、本物の技術力がつきました。料金も安く、いいスクールでした。
あとチーム開発ができるのも魅力の一つです。非常にスパルタなので卒業するには覚悟と根性が必要です。私は1週間進歩0だったこともざらにありました。卒業率は低く、多分6%くらいだと思います。そもそもプログラミングの挫折率は9割なので殆どの人が挫折します。鬼殺隊の最終選別のようなイメージで、同期で生き残っている人はほとんどいませんでした。逆に言うと、生存組はかなり強いです。
Happiness Chain
こちらも評判がよく、料金も安いです。そして何より特筆すべきは圧倒的なカリキュラムの難易度と技術スタックでしょう。未経験からGoエンジニアになりたい人、ハイレベルなポートフォリオ作りたい未経験エンジニア、RubyからGoへキャリアアップしたいジュニアエンジニアにおすすめです。
まとめ
- 多くのプログラミングスクールは卒業しても就職できないこと・スキルが足りないことに注意する
- 未経験歓迎の企業に行っても開発できないので注意すること
- 独学の難易度は非常に高いので、ハイレベルなスクールに行くことが一番の近道であること
未経験からエンジニアになる難易度は高いです。近道はないです。
コツコツと1500〜2000時間の勉強を、1年〜2年かけて継続しましょう。しっかりスキルを身につけてから現場に入ることで、仕事を楽しむことができます。今楽をしてこの先ずっと苦労するのか、今苦労してこの先ずっと幸せに生きるのか、後悔のない選択をしたいですね。
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