『恐竜戦隊ジュウレンジャー』第1話
放送日:1992年2月21日
脚本:杉村升 監督:東條昭平
▼物語▼
鼻歌を歌いながら、さくらマンションの前を掃除していた管理人の老人。
女子高生や小学生に挨拶をし、「しっかり勉強して来るんじゃぞ!」と小学生を見送った。
電器屋のテレビには、ATVニュースの渡辺敏キャスターが映っていた。
「昨日打ち上げられた我が国のスペースシャトルは、地球に接近しつつある2300万年周期の惑星ネメシスの軌道に無事乗り、今日にも着陸を試みる予定です。
今回の打ち上げには、全国から選ばれた少年飛行士の吉村悟君と、西田由美子ちゃんも参加しています。」
惑星ネメシスが近付いて来て、由美子は悟にネメシスを指し示し、悟は興奮した。
スペースシャトルには大人の宇宙飛行士も2人乗っており、着陸しようとする。
管理人の老人は階段を上って屋上へ行き、大きな耳を広げて宇宙飛行士の声を聞いた。
悟と由美子をスペースシャトルの中で待機させ、ネメシスを探索する宇宙飛行士。
「何もなしか…。」
「不毛の大地とはよく言ったもんだ。」
その時、宇宙飛行士は赤い光を見つけ、急いで駆け付けた。
すると、大きな壺のような物があり、その蓋に付いていた赤い宝石に宇宙飛行士の1人が触れた。
「やめろ!それは封印じゃ!開けちゃいかん!」
管理人の老人が呼び掛けるが、聞こえる訳もなく、宇宙飛行士は蓋を開けてしまった。
蓋を開けると、中から4体の怪物:ブックバック・トットパット・プリプリカン・グリフォーザーが現れた。
ブックバックが呼び掛けると、壺の中から魔女バンドーラが現れた。
「あ〜、よく寝た。ブックバック、どのくらい眠っていたんだい?」
「は、はい。今計算し…、」
「遅いんだよ、お前は!俺に貸せ、計算機!ホラホラホラホラ!」
「いっつも喧嘩ばっかりして。プリプリ!プリプリ!」
「1億7千万年と4時間3分20秒でございます、バンドーラ様!」
「え〜!? そんなにもかい!? え〜い、憎っくき封印め!」
そう言って、バンドーラは杖:ドーラセプターから光線を放ち、封印の壺を破壊した。
腰を抜かし、助けを求める宇宙飛行士2人組。
「お前たちかい?助けてくれたのは。礼を言うわ!」
バンドーラはそう言って、2人を息で吹き飛ばした。
「おお、我が故郷、地球よ。私は約束通り甦った。1億7千万年の恨み、今こそ知るが良い!」
突然、東京都議会議事堂周辺のビルが動き出し、東京は大混乱になった。
あるタワービルは空まで飛んで行ってしまい、ヘリコプターに乗っていたリポーターが中継する。
やがて、タワービルが上に謎の建造物:バンドーラパレスを引っ付けて戻って来た。
バンドーラパレスから空飛ぶ自転車に乗ったバンドーラと、空を飛んでお供するグリフォーザーが現れた。
「聞け!愚かな人間ども。私は史上最大の魔女、バンドーラ!
この地球を、ただの石コロの星にしてやる!生き物が何もいない不毛の大地こそ、純粋で美しい。
人間はゴミだ!愛だの希望だの、くだらん事信じおって。お互い憎しみ合い、殺戮し合って、自らの手で滅びるのだ!」
そう言って、バンドーラはドーラセプターから光線を放ち、街を攻撃した。
さくらマンションの管理人の老人と対峙するバンドーラ。
「おやまぁ、お久し振り。誰かと思ったら、白魔道士のバーザじゃないの。」
管理人はくるりと回転し、不思議仙人バーザとなってバンドーラに杖を向けた。
「おっと!忘れたのかい?お前は私に負けて、呪文を封じ込まれたんだよ?」
そう言って、バンドーラは屋上にあったホースをバーザに巻き付け、蛇に変化させた。
しかし、バーザはそれを振り解き、ホースをバラバラにした。
「お?少しは呪文を思い出したようだね。」
「バンドーラ!今の地球は、愛と希望に溢れとる!もはやお前の出る幕はない!」
「戯けた事を!スペースシャトルに残っていた子ども2人は、私が頂いたわよ。」
バンドーラは悟と由美子をスペースシャトルごと縮小化し、バンドーラパレスに捕らえていた。
ブックバックとトットパットが鉄球の繋がったロープに太陽光を集め、悟と由美子を落し潰そうとする映像が映し出される。
「私は子どもが大嫌いなのよ!」
「馬鹿な真似はよせ!」
「今からちょうど1時間後、あのロープが切れて、子どもたちはペッチャンコになる!」
「何だと!?」
「本気で私と勝負する気なら、お前の手で助け出してみるんだね!」
バンドーラはそう言って、バーザにドーラセプターの光線を食らわせ、姿を消した。
バーザはさくらマンションのエレベーターに乗った。
「バンドーラ、こっちにも切り札があるんだ!驚くな!」
そう言って、「6・5・1」を押した後に小ボタンを押し、扉左の隠しボタンを押して地下2000mへ降り立つバーザ。
扉が開くと、そこには地下神殿へと続く神秘的な空間が広がっていた。
バーザは聖火が灯る祭壇の前へ行き、五守護獣の像に祈った。
「大いなる守護獣たちよ!ついに聖なる5人の戦士たちを眠りから覚ます時が来た!正義の刃が悪を駆逐し、この地球の平和を守らん事を!」
5人の戦士たちが眠っている部屋の前へ駆けて行くバーザ。
それぞれの色の鍵を使って扉を開くと、宙に浮かぶ鏡の中から光と共に戦士が現れる。
そして、4人の戦士がそれぞれの武器を持って扉から現れ、名乗りを上げた。
「シャーマ族ナイト、ゴウシ!」
「ダイム族ナイト、ボーイ!」
「リシヤ族プリンセス、メイ!」
「エトフ族ナイト、ダン!」
「よ〜し!さてと、最後の1人じゃ。」
そう言って、最後の1人を復活させようと赤色の鍵を使うバーザだが、何と鍵が折れてしまう。
ゴウシとボーイが扉に体当たりするが、扉は開かない。
「いかん!時間がない!とにかくお前たちで子どもを助けに行ってくれ!ここはワシが何とかする!」
「分かった!」
恐怖に脅える悟と由美子を見て喜ぶバンドーラ。
「もっともっとお泣き!子どもが泣くのが一番好き!」
「バンドーラ様!バンドーラ様!変な連中がこっちに来ます!」
トットパットの声を聞いて見に行くと、サイドザウラー2とサイドザウラー3に乗って道路を走るゴウシたち4人の姿を見つけた。
「あれは確か、五部族のナイトたち。あ、そうかい。私が甦るのを恐れて、眠りに就いていたんだね!」
やがて、ゴウシたち4人はバンドーラパレスに到着した。
扉を開けると、目の前には海が広がっていた。
すると、陽気な音楽と共に砂浜から次々と泥人形が現れ、踊り出した。
4人が見惚れていると、泥人形は戦闘員:ゴーレム兵に変化し、殴り掛かって来た。
すると、バンドーラの笑い声と共に空が禍々しく変化し、海の中から額縁が現れた。
額縁の中にいたバンドーラは、ドーラセプターでゴウシたち4人を攻撃する。
さらに、手から光線を出して4人を攻撃すると、4人は別の空間へとワープさせられた。
その頃、バーザは大砲を使って扉を開けようとしていた。
しかし、鍵の差し口が壊れてしまい、「何て事じゃ!もう開かん!」と腰を突いてしまう。
別の空間へワープさせられたゴウシたち4人は、突然出現した檻に閉じ込められてしまう。
見上げると、トットパット・ブックバック・グリフォーザーが笑っていた。
ブックバックがレバーを下げると、檻の周りに火が付き、ゴウシたち4人はバーベキューにされそうになる。
ゴウシはメイに弓を射らせるが、ブックバックが矢を弾き飛ばした。
弾かれた矢はスペースシャトルの方へ飛んで行き、鉄球の繋ったロープが太陽光を受けてじわじわ切れそうになり、悟と由美子は悲鳴を上げる。
ブックバックはレバーを上下して檻を回転させ、ゴウシたち4人を焼き上げようとする。
ロープは切れる寸前で、子どもたちが鉄球に潰されるまでもう時間がない。
その時、1体の守護獣の像の目が光り、赤い光線を放った。
すると、開かなかった扉が開き、恐竜の咆哮と共に光を放って1人の戦士が現れた。
その戦士はバンドーラパレスに駆け付けると、ゴウシたち4人が閉じ込められた檻の上に飛び上がった。
そして、剣で鎖を断ち切ると、火が消えた。
「な、何者だ!?」
「名を名乗れ!」
「ヤマト族プリンス、ゲキ!」
ゲキは剣で檻を破り、4人との再会を喜ぶ。
ついに5人の戦士たちが揃った。
しかし、そこへグリフォーザーが襲い掛かって来た。
ゴーレム兵も現れ、ゲキたち5人はそれぞれの武器を使って戦いを繰り広げる。
「5人とも、表に出て変身するんじゃ!お前たちのメダルだ!」
そう言って、バーザが5枚のメダルをバンドーラパレスに向かって投げると、メダルは五色の光と共に飛んで行った。
「メダルを受け取るんだ!」
それぞれのメダルを受け取った5人は、バンドーラパレスから飛び降りた。
そして、ベルトのバックルを外し、メダルをバックルに差し込んで、「ダイノバックラー!」の掛け声と共に、5人は変身した。
OP曲のインストをバックに、名乗りを上げる5人。
「ティラノレンジャー!ゲキ!」
「マンモスレンジャー!ゴウシ!」
「トリケラレンジャー!ダン!」
「タイガーレンジャー!ボーイ!」
「プテラレンジャー!メイ!」
「恐竜戦隊!」
「ジュウレンジャー!!」
グリフォーザーとゴーレム兵もバンドーラパレスから飛び降りて来た。
OP曲をバックに、強力なパワーと身体能力でゴーレム兵を圧倒するジュウレンジャー。
タイガーレンジャーはレンジャースティックを変形させたレンジャーガンも使い、ゴーレム兵を倒した。
しかし、太陽光はじわじわをロープを焼き、タイムリミットまであと少ししかない。
愛剣のグリフォカリバー4世を使い、ティラノレンジャーを追い詰めていくグリフォーザー。
ティラノレンジャーはレンジャースティックを変形させたレンジャーソードを使い、グリフォーザーに対抗する。
「ダン!メイ!ここは俺たちに任せて、シャトルの子どもたちを助けるんだ!」
再びバンドーラパレスに乗り込むトリケラレンジャーとプテラレンジャー。
トリケラレンジャーは「メイ、乗るんだ!」と言って、腕を組んでプテラレンジャーを飛び上がらせた。
プテラレンジャーは悟と由美子が閉じ込められているスペースシャトルを、鉄球が落ちる寸前に救い出す事に成功した。
「よーし、間に合ったぜ!」
「うん!」
その時、壁を突き破って巨大な手が現れた。
プテラレンジャーは思わずスペースシャトルを放してしまい、巨大な手はスペースシャトルを奪い取った。
その手の正体は、ドーラタイタンという巨大なドーラモンスターだった。
ドーラタイタンは左手に持った剣を振り下ろし、ティラノレンジャーたち3人がいたビルを破壊する。
合流したジュウレンジャーは、バンドーラの笑い声を聞いた。
やがて、ドーラタイタンはスペースシャトルとバンドーラパレスと共に姿を消した。
果たしてジュウレンジャーは、悟と由美子を救い出す事ができるのだろうか?
▼解説▼
『恐竜戦隊ジュウレンジャー』では、OPの始まりに本が開き、恐竜(ティラノザウルス・マンモス・トリケラトプス・サーベルタイガー・プテラノドン)の映像と共に「1億数千万年前の恐竜時代から、今甦った5人の戦士たち!」というナレーションが挿入されます。
ナレーター(OPでは「ナレーション」と表記)を担当したのは、スーパー戦隊シリーズでは『科学戦隊ダイナマン』から9作振りの登板となる大平透さんで、重厚な雰囲気を醸し出していました。(第3話以降、恐竜の咆哮や爆発音と共に、声色が明るくなります。)
OPでアバンタイトルのナレーションが挿入されるのは、『超獣戦隊ライブマン』から4作振りで、導入をスムーズにすると共に、作品に一貫性を与える事に貢献しています。
スーパー戦隊シリーズで恐竜をモチーフにした作品は、本作『ジュウレンジャー』が初めてになります。
プロデューサーの鈴木武幸氏によると、恐竜モチーフは切り札として取って置いたそうですが、1990年に出版されたマイケル・クライトン氏の小説『ジュラシック・パーク』を、スティーブン・スピルバーグ氏が映画化するという話を聞き付け、それに先駆けて恐竜モチーフを解禁したそうです。
恐竜モチーフのスーパー戦隊シリーズは、その後も『爆竜戦隊アバレンジャー』『獣電戦隊キョウリュウジャー』『騎士竜戦隊リュウソウジャー』と作られていきますが、その元祖が『ジュウレンジャー』となります。
本作のメインライターは、スーパー戦隊シリーズ初登板となる杉村升氏です。
杉村氏はそれまでメタルヒーローシリーズのメインライターを3作連続で手掛けていましたが、本作以降、4作連続でスーパー戦隊シリーズのメインライターを務める事になります。
『東映ヒーローMAX Vol.49』の梶淳氏インタビューによると、杉村氏は前作『鳥人戦隊ジェットマン』を見ており、「俺は俺なりに挑戦を貫くんだ」「ロールプレイングゲーム(RPG)とファンタジー性を、俺は恐竜の世界に何としても取り込みたい。それが俺の挑戦だ」と言っていたようです。
本作は『ダイナマン』から9作振りに東條昭平氏がスーパー戦隊シリーズのパイロット(メイン)監督を手掛けています。
本話は前作『ジェットマン』第47話から5話振りに東條氏が手掛けた監督回ですが、全く異なる雰囲気で演出しているのはさすがだと言えます。
本話は杉村氏がスーパー戦隊シリーズで最初に手掛けた脚本回ですが、『夢(スーパーヒーロー)を追い続ける男』によると、杉村氏は第1話・第2話の執筆中、急病で倒れてしまったようです。
しかし、杉村氏は数日後に回復して無事に脚本を上げる事になり、鈴木氏は『ジュウレンジャー』は神々に助けられた作品だと振り返っています。
冒頭でバーザが歌っていた鼻歌は、「森へ行きましょう(シュワ・ジェヴェチカ)」です。(第3話でも歌う事になります。)
ほのぼのとしたポーランド民謡で、『ジュウレンジャー』の世界にピッタリでした。
さくらマンションのロケ地には、アーバンライフゆりの木通り東が使われています。
バーザが上った階段や屋上は、さくらマンションという設定だと思いますが、ロケ地はエミリブ練馬のようです。
ATVというテレビ局は、2作前の『地球戦隊ファイブマン』から次作『五星戦隊ダイレンジャー』まで4作連続で登場する事になります。
ATVニュースの渡辺敏キャスター(OPでは「テレビアナ」と表記)を演じた中川正義さんは、第14話・第23話・第46話でも同じ役柄で出演する事になります。
ちなみに、YouTubeで同じ日に再配信が開始された『特捜ロボ ジャンパーソン』でも、第1話で中川さんがニュースキャスターを演じていました。
第1話で宇宙のシーンが描かれるのは、『ファイブマン』と『ジェットマン』に続いて3作連続となります。
第1話で多々良純さん演じるレギュラーキャラクターが宇宙を気に掛けるシーンが描かれるのは、10年前の『宇宙刑事ギャバン』を彷彿させました。
電器屋の前には、理容ゆりの木という店がありました。(次話と第46話でも見られます。)
スペースシャトルのコクピットは、『ジェットマン』のイカロスハーケン/ジェットイカロスとバードガルーダ/ジェットガルーダのコクピットが流用されていました。(扉に付いたマークは外されていますが。)
スペースシャトルが着陸しようとするシーンでは、地球観測センターのパラボラアンテナも映っているようでした。
ちなみに、宇宙飛行士と少年飛行士の宇宙服には、「D.F.C」というロゴが貼られていました。
今回のサブタイトルは、バーザが大きな耳を広げた所で挿入されています。
スーパー戦隊シリーズでは当時最も短いサブタイトルでしたが、17作後の『侍戦隊シンケンジャー』第47話「絆」で抜かれる事になります。
惑星ネメシスは空が明るい砂丘のような所で、2作前の『ファイブマン』第1話の惑星シドンを彷彿させます。
ロケ地は恐らく中田島砂丘で、本話の砂浜のシーンや、ED映像で使われている砂浜もここだと思います。
ネメシスが仮説上の恒星のようですが、恐竜を絶滅させたという説もあるようで、『ジュウレンジャー』の世界観にピッタリだと言えます。
ちなみに、27年後の『4週連続スペシャル スーパー戦隊最強バトル!!』では、惑星ネメシスでスーパー戦隊最強バトルが開催されるという設定になっています。
封印の蓋に付いていた赤い宝石は、前作『ジェットマン』第8話で使われたブラッディダイヤの流用でした。
蓋が外れて中から現れたバンドーラ一味は、『パンドラの箱』の災厄のイメージだと思います。(バンドーラという名前自体「パンドラ」を捩った物なので、これは意図的であると言えます。)
黒幕やラスボスは別として、悪の組織の首領が女性というのは、『ファイブマン』と『ジェットマン』に続いて3作連続となります。
初登場シーンでは、それぞれ「ブックバック」「トットパット」「プリプリカン」「グリフォーザー」「魔女バンドーラ」という名称テロップも表示されていました。
レギュラーのキャラクターデザインを手掛けたのは、『高速戦隊ターボレンジャー』と『ファイブマン』に続いて3作目の登板となる篠原保氏です。
篠原氏は『百化繚乱[上之巻] 戦隊怪人デザイン大鑑1975~1995』で「幹部キャラクターの設定に関しては、メインライターの杉村さんが箇条書きで出された物があって、それに対応して絵を乗っけていくという感じでした」と語っており、杉村氏のイメージが反映されている事が窺えます。
スペースシャトルに全国から選ばれた子どもが乗っているという大胆な設定は、『ジュウレンジャー』らしさを打ち出す上で重要な役割を果たしています。
吉村悟(OPでは「悟」と表記)を演じた斉藤亮太さんは、同じ杉村脚本の『ダイレンジャー』劇場版と『忍者戦隊カクレンジャー』第4話にも出演する事になります。(クレジットはされていませんが、本作第16話と第38話にもそれぞれ異なる役で出演する事になります。)
西田由美子(OPでは「由美子」と表記)を演じた宮島育美さんは、前作第36話にも出演しており、本作でクロトとみどりを演じる酒井麻由美さんや、第11話でえりを演じる仙台エリさんや、第23話で里子を演じる滝本有美さんらと共に、『家なき子』で6年2組の女子児童を演じる事になります。
悟という名前は、同じ杉村脚本の『超力戦隊オーレンジャー』第37話・第38話で、由美子という名前は、同じ杉村脚本の『カクレンジャー』劇場版でも使われる事になります。
バンドーラ一味を復活させてしまった宇宙飛行士2人は、本作で最初の犠牲者になります。
演じた田中正太郎さんと川下敦史さんは、第26話のバーザの回想でマンドラゴラの犠牲になった男2人として再出演する事になります。
ちなみに、同年の9月12日に毛利衛さんが日本人初のスペースシャトル搭乗者として宇宙へ旅立つ事になりますが、スーパー戦隊シリーズとしては『超電子バイオマン』の郷史朗が日本人初のスペースシャトルのパイロットとして選ばれた(という設定の)他、『太陽戦隊サンバルカン』の大鷲龍介がスペースシャトルのパイロットとしてNASAへ飛んでいました。
ビルが動き出すシーンでは、OP映像のラストカットやED映像の冒頭でも使われている東京都議会議事堂の周辺が使われていました。
このシーンの大混乱や特撮の描写には、かなり力が入れられており、エキストラも多く使われていて説得力がありました。(一部の映像は、本作第47話や『カクレンジャー』劇場版にも流用される事になります。)
人々が逃げ回ったり、バンドーラの話を聞いたりするシーンでは、東映東京撮影所が使われているようでした。
リポーター(OPでは「アナウンサーA」と表記)を演じたのは、第35話のドーラニンジャの声や『ダイレンジャー』の白虎真剣の声、『カクレンジャー』第5話・第6話のヌリカベの声と人間態を演じる事になる阿部渡さんです。(次話にも出演しています。)
バンドーラパレスが現れた時には、「バルセロナが世界に誇る、ガウディーの造った教会、サグラダ・ファミリアでしょうか!?」と言っていました。
前作『ジェットマン』とはまた違った形で、敵が人類に宣戦布告をしていました。
空飛ぶ自転車に乗ったバンドーラは、同じ杉村脚本の『星雲仮面マシンマン』第13話のプロフェッサーKを彷彿させます。
バンドーラが人類に宣戦布告した場所は、文京区後楽1丁目の外堀通り上空で、ウインズ後楽園の屋上で撮影されたようです。(バンドーラ役の曽我町子さんは、この時の撮影が一番怖かったと語っていたようです。)
街が破壊されるシーンでは、『ライブマン』第1話で見られた映像も流用されていました。
タイムリミットを設けるのは、杉村脚本の特徴の1つです。
『ジュウレンジャー』はタイムリミットでヒーローを追い詰める展開が多く見られますが、それは杉村氏がメインライターである事も関係しています。
音楽(劇伴)を担当したのは、『ターボレンジャー』と『ファイブマン』に続いて3作目の登板となる吉田明彦氏で、両作から流用されている劇伴も『ジュウレンジャー』には多いです。
今回は①宇宙飛行士が封印の壺を見つけたシーン、②バンドーラパレスが現れたシーン、③バンドーラとバーザが対峙していたシーン、④バーザがゴウシたち4人を起こすシーン、⑤絶体絶命のシーンで使われていましたが、①と⑤は『ターボレンジャー』、②と③と④は『ファイブマン』の劇伴が流用されていました。
バーザはさくらマンションのエレベーターで「6・5・1」と押した後に小ボタンを押し、扉左の隠しボタンを押して地下2000mの秘密基地に降り立っていました。
niconico配信時のコメントによると、エレベーターのボタンを押して地下神殿に行くシーンを真似した人は多かったようです。
地下神殿の上空にはオーロラが見えていましたが、東京の地下2000mにこのような空間があるというのは、『ジュウレンジャー』らしいファンタジー設定だと言えます。
5人の戦士たちは五つの扉の中に浮かぶ鏡に封印されていたようで、ゴウシとボーイのみ映像化されていました。(部屋の中はそれぞれの色の空間になっていました。)
5人の戦士が初対面ではないのは、『ファイブマン』から2作振りです。
5人の初登場シーンでは、それぞれ「シャーマ族ナイト ゴウシ」「ダイム族ナイト ボーイ」「リシヤ族プリンセス メイ」「エトフ族ナイト ダン」「ヤマト族プリンス ゲキ」という名称テロップが表示されていました。(ゲキのみBパートでの登場ですが。)
劇中でヒーローに変身する人物に名称テロップが表示されるのは、スーパー戦隊シリーズでは本作が初めてだと言えます。
ゴウシたち4人がサイドザウラー2とサイドザウラー3で道路を走るシーンでは、OP映像でも使われた竹芝橋が使われていたようです。
バンドーラがバンドーラパレスから見たアングルでは、「キャリア・アップ転職」という看板が付いたビルと、少し投げ遣りなビルのミニチュアが、手前の方に置かれていました。
今回のアイキャッチは、バンドーラが「私が甦るのを恐れて、眠りに就いていたんだね!」と言って笑った所で挿入されています。
第1話でいきなり敵の本拠地に乗り込むのは、スーパー戦隊シリーズでは『ジュウレンジャー』だけだと思います。
バンドーラパレスの扉を開けた先が海になっているのは、バンドーラの魔力でもあると思いますが、空間の繋がりが柔軟な本作の特徴を打ち出す上で重要な役割を果たしています。
ゴウシたち4人が檻に閉じ込められた場所では、柱の向こう側に少し暗くなっているビル街(東京の景色)が見られました。
第1話で5人中4人の戦士が敵に捕まってしまうのも、『ジュウレンジャー』だけだと思います。
変身前のレッド戦士が最後に登場するという展開は、スーパー戦隊シリーズでは本作が初めてで、11作後の恐竜モチーフである『アバレンジャー』第1話にも受け継がれています。
赤・黒・青・黄・桃の組み合わせで、女性メンバーが1人というメンバー構成は、『大戦隊ゴーグルファイブ』『ダイナマン』『ターボレンジャー』に続いて4作目であり、本作が最後でもあります。
変身後の戦士名に色が入らないのは、『ジャッカー電撃隊』『バトルフィーバーJ』『サンバルカン』『電撃戦隊チェンジマン』に続いて5作目であり、次作『ダイレンジャー』にも受け継がれています。
戦士の個人名が◯◯レンジャーなのは、『秘密戦隊ゴレンジャー』から15作振りであり、次作『ダイレンジャー』にも受け継がれています。
戦隊名が◯◯レンジャーなのは、『ゴレンジャー』と『ターボレンジャー』に続いて3作目であり、本作以降は◯◯レンジャーがスタンダードになります。
唇型マスクの戦隊としては、『バイオマン』から8作振りとなります。
初めての変身シーンは、左からダン・メイ・ゲキ・ボーイ・ゴウシというスタンダードな並びでした。
変身する瞬間はゲキしか映されませんでしたが、四分割映像で他の4人がダイノバックラーの光を浴びる瞬間も見られました。(ワイヤーフレームでティラノレンジャーに変身する瞬間も見られました。)
ちなみに、本話の変身シーンと名乗りシーン、その後の戦闘シーンには、ウインズ後楽園の屋上が使われていました。(ティラノレンジャーがグリフォーザーと戦うシーンでは、第8話などでも使われる事になる屋上のロケ地が使われていました。)
初めての名乗りシーンは、左からトリケラレンジャー・プテラレンジャー・ティラノレンジャー・タイガーレンジャー・マンモスレンジャーというスタンダードな並びでした。
個人名を名乗る時に、恐竜(ティラノザウルス・マンモス・トリケラトプス・サーベルタイガー・プテラノドン)の映像が挿入され、声にエコーが掛かっているのは、本話のみになります。
『ジュウレンジャー』は変身後の名乗り時に、変身前の名前を加えた最初の戦隊でもあります。(次作『ダイレンジャー』と次々作『カクレンジャー』にも受け継がれています。)
前作『ジェットマン』のように変身後も本名で呼び合っており、統一感を持たせると共に、変身前の名前がよりヒーローらしく感じられるようになっています。
本作のアクション監督は、前作『ジェットマン』第35話までレッド戦士のスーツアクターを演じて来た新堀和男氏です。
OPでは「(ジャパン・アクション・クラブ)」とクレジットされていますが、新堀氏はレッドアクションクラブの代表で、ジャパンアクションクラブに所属していた訳ではありません。
新堀氏がスーパー戦隊シリーズでアクション監督を全話務めるのは、本作が唯一になりますが、その後『ジュウレンジャー』の戦闘シーンがアメリカに輸出されて『Mighty Morphin Power Rangers』として大ヒットした事を考えると、かなりの功労者であると言えます。
ちなみに、カラオケで本作のOP曲を歌うと、本話の戦闘シーンやバーベキューのシーンが映像で流されます。
『ジュウレンジャー』のゲスト怪人であるドーラモンスターには、それぞれの名前の頭に共通語として「ドーラ」が入ります。(名前の頭に共通語が入るのは、『ジャッカー』のデビル◯◯と『超新星フラッシュマン』のザ・◯◯に続いて3作目になります。)
ドーラモンスターのデザインを手掛けるのは、前作『ジェットマン』に続いて野口竜氏ですが、最初にドーラタイタンとしてデザインした物が杉村氏のイメージと違ったようで、ドーラタイタンは杉村氏の要望を河野成寛氏がそのまま描き起こしています。(『百化繚乱[上之巻] 戦隊怪人デザイン大鑑1975~1995』より。)
ドーラタイタンの巨大な手は、『バイオマン』のバイオロボの流用だと思います。
ドーラタイタンにさらわれたスペースシャトルは、何故か元の大きさに戻っていました。
前作『ジェットマン』はラストシーンのナレーションがほとんどありませんでしたが、本作『ジュウレンジャー』はほとんどラストシーンのナレーションが挿入されます。
今回は「ついに、魔女バンドーラが地球を滅ぼさんと行動を開始した。1億7千万年の眠りから覚めた恐竜戦隊ジュウレンジャーは、果たして勝つ事ができるのか?そして、シャトルの子どもたちは?地球は今、史上最大のピンチに見舞われていた」というナレーションで締め括られ、第1話にして凄いスケールを感じさせます。
OPには「子供A」として加藤衛さんのクレジットがありましたが、どこで出演していたかは不明です。
EDの撮影協力には「動刻 株式会社ココロ」「東京ドーム」「後楽園ゆうえんち」とありましたが、これは第2話も同じです。
余談ですが、本話の放送日の3日前に、『宇宙の騎士テッカマンブレード』の放送が開始されています。
本話の放送日の前日には、『真・仮面ライダー序章(プロローグ)』がオリジナルビデオで発売されています。
■ティラノレンジャー/ゲキ
劇中において、5人の中では最後に姿を見せる事になります。
絶体絶命のピンチに颯爽と現れる役割を担い、ヒーローらしさを感じさせていました。
耳が良いらしく、戦闘中も外にいるバーザの声を聴き取っていました。
変身前の戦闘シーンでは、剣を使いつつ、華麗な後ろ回し蹴りを披露していました。
変身後の戦闘シーンでは、ティラノザウルスの尻尾の一撃をイメージした後ろ回し蹴りを披露していました。
■マンモスレンジャー/ゴウシ
劇中において、5人の中で最初に姿を見せる事になります。
初登場シーンで、バーザから「起きろ、黒の戦士ゴウシ!ついに戦いの時が来た!起きろ!」と言われていました。
「何とか開けないと!」とボーイに言われ、「行くぞ!」と言ってボーイと共に扉に体当たりしていました。
「とにかくお前たちで子どもを助けに行ってくれ!」と言われ、特に手掛かりもないまま「分かった!」と言って出動していました。
サイドザウラー2を運転して「ゴウシ、急ぐんだ!」とボーイに言われた後、「掴まってろ!」と言っていました。
バンドーラパレスに到着した時に、「これが魔宮か!」と言っていました。
額縁の中にいるバンドーラを見て、「バンドーラ!」と言っていました。
バーベキューにされそうになるシーンで、「俺たちをどうするつもりだ!?」と言っていました。
ゲキが助けに現れた時に、「ゲキィ♪」と嬉しそうに目を輝かせていました。(檻から解放された後は「来たな!」と言って、ゲキと握手をしていました。)
変身前の戦闘シーンでは、斧を使いつつ、マンモスのような力強いキックをゴーレム兵に食らわせていました。
変身後の戦闘シーンでは、マンモスのようにゴーレム兵を下から持ち上げて投げ落とす動きも見せていました。
■トリケラレンジャー/ダン
4番目に眠りから覚める時に、バーザから「さっさと目を覚まさんか、ダン!」と言われていました。
サイドザウラー3を運転している時に、「よーし、今助けてやるからな!」と言っていました。
砂浜で踊っている小さな人形を、「泥人形じゃないか」と言っていました。(もしかしたらボーイかもしれませんが。)
バーベキューにされそうになるシーンで、「冗談じゃねぇぞ!バーベキューだなんて!」と言っていました。(「冗談じゃ◯◯」というのは、杉村作品のブルー戦士の常套句になります。)
変身前の戦闘シーンでは、1本の長い槍でゴーレム兵を振り飛ばしていました。
変身後の戦闘シーンでは、トリケラトプスをイメージしたような肘打ちや回し蹴りを披露していました。
スペースシャトルを取り返そうとしていましたが、ドーラタイタンの顔にビックリして腰を抜かしていました。
ドーラタイタンが現れた後、ティラノレンジャーに「ゲキ!シャトルが奪われた!」と報告していました。
■タイガーレンジャー/ボーイ
2番目に眠りから覚める時に、バーザから「いつまで寝てるんじゃ、ボーイ!」と言われていました。
赤色の鍵が折れたと聞いて、「何とか開けないと!」と言ってゴウシと共に扉に体当たりしていました。
サイドザウラー2のサイドカーに乗っている時に、「ゴウシ、急ぐんだ!」と言っていました。
バーベキューにされそうになるシーンで、「卑怯だぞ!」と言っていました。
変身前の戦闘シーンでは、短剣を使いつつ、バック転でゴーレム兵の首を掴み、投げ飛ばす技を披露していました。(DVDブックレットの橋本巧さんインタビューによると、かなり難しい動きだったようですが、本話以降も多く見られる事になります。)
変身後の戦闘シーンでは、タイガーのように飛び掛かる動きも見せており、レンジャーガンを初披露していました。
■プテラレンジャー/メイ
3番目に眠りから覚める時に、バーザから「メイ!化粧などしてる暇はありゃせんぞ!」と言われていました。
メイの髪形は話を経るごとに変わっていきますが、本話と次話では黒カチューシャを付けています。
サイドザウラー3のサイドカーに乗って、ダンの台詞を聞いた後に頷いていました。
砂浜に現れた小さな人形を最初に見つけ、「あっ!あれ何!?」と言っていました。(基本的に目ざといようで、本話以降も最初に何かを見つける事が多くなります。)
ゴウシの指示で檻の中から弓を射る事になり、「任せて!」と言っていましたが、ブックバックに弾かれてしまいました。(その矢がロープが切れる事を早めたように見えましたが、よく見ると関係ありません。)
ゲキに助けられた時に、「これで5人揃ったわね!」と嬉しそうでした。
変身前の戦闘シーンでは、弓を射ってゴーレム兵を倒していました。
変身後の戦闘シーンでは、ゴーレム兵を蹴り上げた勢いで後方宙返りをするという身軽なアクションを披露していました。(華麗な前方転回も披露していました。)
トリケラレンジャーの手を踏み台にして飛び上がり、スペースシャトルを救出していましたが、ドーラタイタンに圧倒されてスペースシャトルを放していました。
スペースシャトルを取り返そうとしていましたが、ドーラタイタンの顔にビックリして腰を抜かしていました。
■バーザ
レギュラーで最初に劇中で登場した人物であり、サブタイトル画面でアップで映っていました。(第50話でもサブタイトル画面でアップで映る事になります。)
耳が大きくなったのは、後に登場するノームや良太と同じ妖精である事を示唆しています。
とても耳が良いらしく、宇宙にいる宇宙飛行士の声も聴き取っているようでしたが、これで遠く離れたジュウレンジャーの声も聴き取れる事を示唆しています。
バンドーラからは「白魔道士のバーザ」と呼ばれていましたが、劇中のテロップでは「不思議仙人バーザ」と表示されていました。(OPでは「バーザ」と表記されています。)
1億7千万年前にバンドーラに負けて呪文を封じ込まれたようですが、蛇に見せられたホースを破った事で「少しは呪文を思い出したようだね」と言われていました。
「今の地球は、愛と希望に溢れとる!もはやお前の出る幕はない!」とバンドーラに言っていましたが、1億7千万年前は今よりも殺伐としていた事が窺えます。
ゲキを甦らせようとする時に鍵を折ってしまうという、おっちょこちょいな面も見せていました。
大砲で扉を破ろうとしていましたが、これは第17話の伏線とも言えます。
砂時計を見て「もうダメだ…!情けない…!」と絶望していましたが、その直後にティラノザウルスの像の目が赤く光っていました。
■バンドーラ
バンドーラ一味の中では最後に登場しましたが、お茶目な感じで威厳は抑え目でした。
初登場シーンも笑顔でしたが、第50話の退場シーンも笑顔だというのは、バンドーラならではの演出だと言えます。
地球を「我が故郷」と言っていた事で、元は地球で暮らしていた人類である事を示唆しています。
空飛ぶ自転車に乗って、現代の地球への第一歩を踏み出しました。
「お互い憎しみ合い、殺戮し合って、自らの手で滅びるのだ!」と言っていましたが、1億7千万年前は人々を操って世界戦争を起こしていた事が「ジュウレンジャーたんじょう物語」で判明します。
街を攻撃するシーンや、バーザに「おやまぁ、お久し振り」「私は子どもが大嫌いなのよ!」と言うシーン、バーザの方を向いているシーン(後ろ姿)では、吹き替えスタントが演じているようでした。
悟と由美子を人質にして「子どもが大嫌い」「子どもが泣くのが一番好き!」と言うのは、第48話で明かされる事の伏線でもあります。
遠くから見たゴウシたち4人を、五部族のナイトだと認識していました。
■プリプリカン
封印を解かれた時、プリプリと怒っていました。(トットパットとブックバックがいつも喧嘩ばかりしている事を怒っているようでした。)
ドーラタイタンを作るのに忙しかったせいか、Bパートでは登場しませんでした。
■トットパット
封印を解かれた時、「寒いよ〜」と言って寒がっていました。
鞄を開けようとしているブックバックの頭を叩き、計算機を取り出して、1億7千万年と4時間3分20秒も眠っていた事をバンドーラに伝えました。
五部族のナイトの存在は知らなかったようですが、ゴウシたち4人を捕らえた時に「ちょろいもん!ちょろいもん!」と言っていました。
■ブックバック
封印を解かれた時、クシャミをしていました。
鞄の中から計算機を取り出そうとしましたが、せっかちなトットパットに役割を奪われました。(その後、計算機を奪い返していましたが。)
反射鏡に太陽光を集め、ロープを焼き切ろうとする賢さも見せていました。
「バーベキューにしてやるぞ」と言って、レバーを下げて檻の周りに火を付けていました。(仕掛けを作ったのは誰か不明ですが。)
メイが射った矢を弾き飛ばす俊敏さも見せていました。
トットパットと同様、五部族のナイトの存在は知らなかったようで、ゲキに「な、何者だ!?」と聞いていました。
■グリフォーザー
翼を広げて空を飛び、バンドーラの宣戦布告にお供しました。
ゲキたち5人が揃った時に、空を飛んで真っ先に襲い掛かって来ました。
第1話から手強い所を見せ付けていましたが、ドーラタイタンが現れた後はいつの間にか消えていました。
■ゴーレム兵
砂浜で小さな人形の状態で現れ、陽気な音楽と共に踊っていましたが、殴り掛かった時は表面がゴツゴツした上級兵でした。
戦闘シーンでは下級兵しか現れず、右手が剣状や球状になっている者も見られました。
「ゴロゴロゴロ」という鳴き声が基本になりますが、本話の時点では何とも言えない鳴き声を発していました。
グリフォーザーが飛び降りて来た後、ビルの屋上の空中から現れていました。
ビルの屋上の戦闘シーンでは、バラバラの状態から再生した上級兵や、地面から現れる上級兵のクレイアニメも見られました。(OP映像とは異なるクレイアニメが2パターン見られました。)




↑本話から第10話まで収録されているDVDです。映像でじっくり観たい方は是非ご購入ください。
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- 2015/06/12(金) 12:31:36|
- 恐竜戦隊ジュウレンジャー
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