教育出版中2国語の1学期中間テスト範囲
「タオル」のポイント
①漢字・語句の意味をマスター
漢字の読み書きは早めに対策する。
欄外で取り上げられている【文】【同】【対】【類】【意】マークのある言葉は、意味と使い方(例文)を確認する。
【マークはないが注意すべき語句】
・入れかわり立ち代わり=次から次へとたえることなく。
・あらかた=ほとんど。
・白と黒の幕=葬儀などではりめぐらす幕。(祝い事のときには紅白の幕を用いる。)
・ひときわ=他とくらべてかなり。
・一杯やる=少量の酒を飲む。
・愚息=自分の息子を謙遜していう言葉。
・なきがら=亡くなった人の体。
・ほの白い=ほんのりとわずかに白い。「ほの」は様々な言葉につく「わずかに」という意味の言葉。
・鼻をくすぐる=鼻を刺激してくる。
②教科書を音読×3回
③授業のノートを確認→確認ポイント
四つの場面の内容を「タオル」の役割、少年の心情変化に着目してとらえる。
四つの場面
場面1:P18・L1~P21・L15
祖父の死とシライさんの来訪
場面2:P21・L16~P24・L2
シライさんの話⇒祖父と父との昔話
場面3:P24・L3~P27・L14
シライさんと民宿へ⇒祖父と父の写真。祖父が書いた年賀状(⇒祖父の思い)
場面4:P27・L16~P30・L11
少年と祖父が残したタオル
ここがポイント!
・少年の心情変化を読み取る。
P19・L11~L12:居場所のなさ
⇒なんで居場所がないの? =P20・L1~L7:どこにいいても大人に冷たくあつかわれるから。邪魔者あつかいされたり、指図されたり・・・
⇒だから、P21・L1:祖父の死が悲しいのかどうかもちゃんと考えられない。
P22・L9:ちょっとうれしいな
⇒何が? =シライさんが言った言葉の中に、自分とシライさんが「同じ」という言葉があったから。(一人じゃない。)
P23・L5~L6:うれしい!ほっとしたぞ!
祖父が褒められたからうれしい。
シライさんの話についていけてるのでほっとした。
P24・L2:どきどきわくわく!
⇒なんで? =お父さんに内緒でお父さんの過去がわかる!初めて読むマンガを開くときの心情にたとえている。=足を速めるという動作にこのときの心情の表れ。早くお父さんの話が聞きたいな!
P25・L15:悲しさ
⇒なんで? =父と祖父の写真から祖父を思い出し、もういない、話せないと実感したから。
P27・L13:シライさんの質問に「正直に」答えた少年
⇒「正直に」に表れている少年の心情は? =祖父やシライさんが自分にほんとは漁師になってほしいと思っているんだと気づきながらもうそはつきたくないと思っている。
P28・L15:寂しさと悲しさ
⇒どうして寂しさと悲しさを感じたのか? =居場所がないから。+大人たちは祖父のことをもう思い出にしているから。大人は祖父の死を受け入れている。祖父は本当にもういないという実感が強まっている。
P30・L10~L11:涙
⇒心情は? =祖父のタオルから少年の中に祖父の存在はあるが、同時に祖父は死に現実にはもういないということを強く感じて悲しくなっている。
・シライさんや父の心情を読み取る。
シライさんが少年に写真やはがきを見せた理由は?
⇒もういない祖父の思いを少年に伝えたいから。漁師の話との関係から、伝えたいことを読み取る。(少年には漁師になってほしいという思いをとらえる。)
P29・L13の父の思い
⇒漁師としての祖父を誇りに思い、いつもタオルを頭に巻いて漁に出ていた祖父の姿で見送ってあげたい。
・「タオル」の役割
祖父の存在そのものであり、思い出のつまったものでもある。
手元にあるタオルにより、少年は祖父の死という現実を突きつけられるとともに、受け入れるようになる。
④ワークを最低3回。コピーしたりして繰り返す。