株式会社川嶋建設

当社は創業より130年、建設業を営んできました。この長い歴史の中では、一般的な住宅の建設だけでなく、道路や橋、トンネルなど時代や生活の発展に合わせた公共事業も手がけてきました。また、学校や公園、病院など公的施設の建設にも携わっており、建設業という一言では言い表せない総合建設業が、私たちの事業となっています。また、近年では古い住宅のリフォームなどの需要が増えており、実際にお客様と細かく打ち合わせをしながら空間をつくることも増えています。そのため、お客様のニーズは現代でも徐々に移り変わっていますので、それぞれのニーズを満たせるような建物づくりをこれからも目指しています。

当社が長い間事業を続けてこられたのは確かな技術力があるからです。当社の始まりとなったのは、出石神社の石積みという歴史ある技術が必要となる工事です。現在までに、いくつもの神社の修復や建設を担っていますが、神社という特殊な雰囲気を壊さないようにするには、伝統的な技術を踏襲しながら、より強度のある最新技術を組み込んでいくことが必要です。また、兵庫県は阪神・淡路大震災を経験し、多くの死者を出した地域です。そのため、耐震技術には特別な思い入れがあり、より頑丈な建物をつくることが私たちのベースにもなっています。さまざまな工法と、それを100％実現できる技術力。それが、当社が誇る当社だけの強みです。

当社が掲げる企業コンセプトは「風景になる、仕事。」です。私たちが普段行っている仕事は、建物などをつくり上げることですが、その建物は常に注目されるものではありません。それがたとえ個人住宅であってもです。なぜかというと、建物はそれだけでは価値がなく、その場所でつくられる思い出とともに価値が生まれるからです。ですので、建物はさまざまな人の思い出の風景として残り続けることが、その建物が持つ価値となるのです。ただし、誰もが安心してその場所を訪れることができ、何年も色褪せること無く残り続けるためには、磨かれた技術力が必要です。風景として確かに存在するために、日々技術を高めていくことが、私達の使命です。