舞台用語集
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介錯
かいしゃく本来の意味は、切腹をする際、本人の苦痛を軽減させるために介助を担当する者が背後から刀で首を切り、即死をさせること。または、付き添って世話をすることだが、舞台においては後者の意味合いが強く、公演中、主に出演者の手伝いや手助けをすること。俳優が扉や障子の開け閉めなどをするシーンでなめらかに開閉するよう助ける、早着替えを手伝う、さらには、俳優が登場、退場しやすいように袖の幕をスタッフが押えるなど、本番で演技がスムーズに行なえるようにサポートする。また、吊り下げてある照明の向きを変えるとき、セットとぶつかって乱れてしまった幕をきれいにするためなどに使う長い棒を「介錯棒」と呼ぶ。素材は竹かアルミ。5m近くある物もあり、長さを調整することができる。
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