固定されたツイート室月淳Jun Murotsuki@junmurot·4月1日21世紀の医学は「正解がある」と信じられている時代です.だからその正解を学んでマスターしたと信じるひとが,その分野の指導的な役割をやっています.そういったひとたちにとってわかっているのは当然のことであって,それにたいして「わからない」というひとはやっかいな存在かもしれません.16227,059このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·12時間福島原発事故後に8年かけた調査で、母子にはなにも影響がなかったことが判明しました。全国紙に記事にしてほしいとお願いしたところ、デスクのひとに「影響があった」ならば一面トップにするが、「影響がなかった」にはニュースバリューがないと言われました。このどこに「育てる」要素がありますか?引用ツイート立岩陽一郎@YoiTateiwa·5月4日新聞記事を批判するなとは書いていません。批判と叩くだけの排撃は違うということです。しかし、ネット空間の「言論」とは右も左も、既にそうした議論を否定している。そういう社会に輿論、公論は生まれず、輿論無き社会に民主主義は育たないでしょう。223,0634,63841万
室月淳Jun Murotsukiさんがリツイートしました室月淳Jun Murotsuki@junmurot·2018年12月18日長崎新聞「放射線の影響で福島では経験できない海水浴を楽しんでいる」という誤りで,かつ心ない風評を助長しかねない記事に抗議のメールを送りましたが,返事はありません.原爆の後遺症と風評被害に苦しんできた長崎人ですら,他人の苦しみはすでにひとごとになっていることにショックを受けています1272201
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·15時間井出智さんと宮地真緒さんの対談をぜひ聴いてほしい(20分ほど)。子宮頚がんとHPVワクチンの話です。井出さんはこの数時間後に亡くなります。せいいっぱい元気に演じているその声を、わたしたちは涙なしには聴かれません。 つい死ぬ前の我が身の処しかたについて考えこんでしまいました。引用ツイート手を洗う救急医Taka@mph_for_doctors·16時間4月19日に収録して、その数時間後に亡くなって。 亡くなった後に追加で収録したであろう宮地さんの声が、明るく、でもちょっと震えているのがすごく切ない。 最後の力を振り絞って話した井出さんにも、一緒に話した宮地さんにも感謝しかない。 みんなに聞いて欲しい。 https://open.spotify.com/episode/62auJE4rfdKpVuzitSGnbM?si=ZI-pxqHXRTOJX64e1_-0bA…このスレッドを表示851883.8万
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月4日欧米は、最初はWHOも含めて検査検査検査で、それでコロナを封じこめようとしましたが、みごとに失敗しました。中国では身震いするほどの強権的な人権侵害も功を奏さず、驚く数の死者をだしてしまいました。ひとり日本だけは、苦しみつつもできるだけ被害をおさえる最適解を見つけながら来たと言えます128894,327
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月4日名古屋市大の鈴木貞夫教授が,世田谷や愛知,広島でおこなわれた大規模PCR事業の失敗を総括しています.日本公衆衛生学会「新型コロナウイルス感染症対応記録」263ページより. http://jpha.or.jp/sub/topics/20230427_1.pdf…452471628.1万
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月4日学会に参加されたら,医学書の展示はぜひのぞいてみてください.本のタイトルだけ確認して,あとからネットで注文したりすることは絶対にしないで、ぜひともその場で購入してあげてください.書店さんのためにも,医学書出版文化をまもるためにもぜひよろしくお願いいたします.18301,970このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月4日コロナの最中は,各地で予定されていた学術集会のほとんどが延期やウェブ開催となり,書籍展示も中止になりました.しかしコロナが収束したあとも書籍展示がもとにもどるかは心もとない状況です.ネット購入の便利さに惑わされると,書店が支えてきた医学書の出版文化を破壊することになりかねません.16201,035このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月4日正直こういった立場になるまで,書店さんのそうした苦労にまったく思いがいたりませんでした.すこしでも学会場で本を買っていただけるよう「本はなるべく買うように.ネット注文厳禁」と呼びかけたうえで,学術集会長みずからパトロール(笑)をした効果もあって,「黒字になりました」とのことでした1721989このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月4日どうしようか思いあぐねていましたが,たまたま名古屋での学会で書籍展示をみつけました.思いきってその場で責任者と交渉したところ,東海地方に本店があるというその医学書専門店が引きうけてくれました.「うちは東海道線沿線のところしか出張しないんですけど,仙台は北限の地ですね」といいながら16201,155このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月4日最近は書籍展示で本をみて,ネットに注文するひとがいます.そんなことをされると書店には一円もお金が落ちないことになります.「選書から搬入まで大きな労力を掛けて準備していますので,写メを撮ったり,現場でアマゾンに頼んだりするのをみていて悲しくなる状況は日常茶飯事です」とのことでした.18221,698このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月4日本が売れない時代です.医学書もその例外ではなく,出版社はもとより末端の書店の疲弊は想像を絶するものがあるようです.書籍展示は見本市ではありません.書店の立場からいえば,学会といったイベントに出展しても,そこで本が売れなければ運賃,人件費,交通費といった経費もでてこないわけです.110316,106このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月4日こういった書籍展示がいま危機にあることを,自分が学会を主催してはじめて知りました.ぜひ自分の学会でも書籍展示をと思って,医学書をとりあつかう近隣の専門書店に依頼したのですが,すべて断られました.コロナ禍のためというより,最近はよほど大きな学会でなければ採算があわないというのです.1722840このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月4日学会参加の楽しみのひとつに,医学書の展示販売をみることがあります.でたばかりの新刊を手にとって確かめ,実際に購入することもよくあります.アマゾンなどで中身をみずに注文し,届いてみたら失敗だったということはよくあります.また書籍展示で意外な掘り出しものを発見することもしばしばです.18241,164このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月4日医学書はなるべくその場で買おう 医者ならばみなその所属診療科の学会(たとえば日本産科婦人科学会)と,自分の専門領域の学会(たとえば日本母体胎児医学会)の会員になっているでしょう.コロナが落ちついてきた今年あたりから,現地参加の学術集会が一般的になり,地元への旅もまた楽しめそうです117536,527このスレッドを表示
室月淳Jun MurotsukiさんがリツイートしましたMasahiro Hotta@hottaqu·5月3日某ドキュメンタリー番組で紹介されてましたが、東京の超有名私学であるK大学の人文系学部では、明らかに昨年12月あたりから学生レポートの質が上がったと、そこの教授が証言をしていました。その人は、学生がchat-GPTを家でレポート作成に利用していると推測しています。これが現実です。引用ツイートMasahiro Hotta@hottaqu·5月3日全ての学部の全ての講義システムを、AI導入で21世紀の高等教育の形にアップデートする必要があります。この事実を認識しない大学が今後消え去っても、それは仕方がないことだろうと私は思います。このスレッドを表示434692933.8万このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月3日多くの経験にもとづいた指導により新しい手術を体系的に手術を学べる若手をうらやましく思います.しかし一方で,いかにささやかなものとはいえ,ゼロに近いところから切りひらいて胎児手術を確立させられたことは,自分の人生にとって限りなく貴重な経験だったとも感じているのです.14422,030このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月3日当院でのこの手術は月に1回弱と多くはありませんが,その都度多量のアドレナリンが分泌されるので,自分がやっているうちはまだ現役という感覚があります.しかしこの胎児手術を国内に導入し定着させたわれわれ第一世代はそろそろ引退で,つぎの世代に手術手技を教えながら執刀者を交代しつつあります.13271,457このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月3日FLPの経験さえこなせば手慣れてしまって,そういった緊張感がなくなるかと期待していたのですが,150例をこえるくらいのいまでもあまりかわっていないように感じます.手術がたいへんだったときも,スムースに終了して会心のできだったときも,逆に終わったあとの疲労感は半端がありません.13271,319このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月3日ただ一度手術がはじまってしまうと,そんなことを考える余裕もなく必死にならざるをえないので,それで毎回なんとか乗りきっている感じですね.だれも頼るひとがおらず,自分ひとりの責任においておこなった最初のFLPのときが人生でもっとも緊張しました(スキーで横倉の壁を滑走したときが2番目).13341,185このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月3日なかにはこういった状況をある意味楽しみながら取り組めるひとがいて,こういったタイプこそまさにメッサ―にふさわしい人間ですが,自分自身はまったくそうではありません.基本的に気が小さく臆病な人間で,ひとには笑われるのですが,手術前夜からの緊張は尋常ではありません.なんど後悔したことか.13301,219このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月3日未知の手術を,そのときどき自分が判断し自身の技量で切りひらいていくというのは,ほんとうにストレスフルでしたし,いまでもそうです.手術中に突発的な事態がおこったり,執刀途中でにっちもさっちもいかない状況に陥ることがままあり,執刀医にはパニックにならない強いメンタルが要求されます.13291,327このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月3日わたしがFLPを最初におこなったのは2007年で,国内ではたしか5か所目と記憶しています.それ以前にフロリダの有名な施設で1週間のあいだに4件のFLPを見学した程度でした.最初のFLPのときは国内で先にはじめていた知人にいろいろ教えてもらい,2回目以降は基本的にはひとりでやることになったわけです.13231,323このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月3日そこでお母体の腹壁をとおして子宮内に細いスコープ(胎児鏡)を挿入し,胎盤上に無数に分布している血管から吻合血管を選びだしてレーザーで焼いていく治療法をおこないます.この手術が「胎児鏡下レーザー手術(FLP)」で,いくつかある胎児手術のなかの代表であり,かつもっとも成功している手術です.13281,410このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月3日胎児手術をはじめたころ 一卵性双胎の多くは,共有している胎盤でつながっている血管(吻合血管)をとおして,たがいの血液が両方の胎児の間を行ったりきたりしています.通常はバランスがとれているのですが,このバランスが崩れたとき「双胎間輸血症候群」という予後のよくない病気が発症します.222971.2万このスレッドを表示
室月淳Jun Murotsuki@junmurot·5月2日早産予防用ペッサリーの話|室月 淳 @junmurot #notenote.com早産予防用ペッサリーの話|室月 淳|note日本では切迫早産妊婦に長期入院安静とリトドリン持続投与がおこなわれますが,これに医学的エビデンスがないことは有名です.今後は48時間の投与のみで,あとは外来管理になっていくでしょうが,問題は子宮の出口の子宮頚管が短くなったり,すこし開いてきているケースです. こういった頚管短縮や開大があると,すこしの陣痛で早産になりやすいと信じられていて,仮に子宮収縮がなくても医療側から長期安静入院が強いら...115291.4万