webui-user.batは起動時に使う実行ファイルです。
これを編集しコマンドライン引数を指定することにより
便利なオプションを付加できます。
編集方法 
- 下記が初期設定です。この中の set COMMANDLINE_ARGS= に引数(オプション)を追記していきます。
※アップデートによって初期設定が変更になる可能性有り。 - 編集の際は「webui-user.bat」のバックアップを残しておきましょう。
@echo off
set PYTHON=
set GIT=
set VENV_DIR=
set COMMANDLINE_ARGS=
call webui.bat
- 2つ以上の引数を記述する時は、下記のようにスペースで区切ってください。
set COMMANDLINE_ARGS=--autolaunch --xformers
//autolanuchは一例です。
オプション 
- オプションの引数一覧 ※AUTOMATIC1111氏の外部サイトへ※
https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui/wiki/Command-Line-Arguments-and-Settings
https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui/blob/master/modules/cmd_args.py
- 代表的な引数は、下表の通り。
生成系 --xformers 画像生成速度の大幅な向上と使用VRAM量の大幅削減に寄与する。
詳しくはXformersを導入するに掲載--no-half-vae 黒画像発生率低減の効果が期待できる。
ただしVAEの処理をfp32で行うようになるので、VRAM使用量が少し増す--disable-nan-check 黒画像生成時の警告処理をスキップする。
いわゆるNaNエラーで止まっちゃうのを回避する。
黒画像自体が生成されなくなるわけではない。
しかし出現率が低いなら、これの利用をもって解決としてしまうのが良い--opt-channelslast nVIDIA社のTensorコアを積んでるグラボではさらなる高速化を図れる。
具体的には16xxや20xx以上のグラボ--ckpt-dir 追加のモデルフォルダを指定する
(例)--ckpt-dir "D:\hogehoge\ahoaho"UI系 --autolaunch 1111起動時にwebuiのブラウザページも自動的に開く --theme dark webuiをダークテーマに変更する。闇属性のとしあきにおすすめ
http://127.0.0.1:7860/?__theme=darkのURLを利用する手もある
その他 --reinstall-xformers Xformerの更新に使用する。
普段は使用せず、webui起動時に「xformersのバージョンが古いよ」と指摘されたときに使う。--reinstall-torch pytorchの更新に使用する。
普段は使用せず、webui起動時に「torchのバージョンが古いよ」と指摘されたときに使う。
VRAM4GB以下向けオプション 
VRAM消費量を低減する代わりに速度が犠牲になるとのこと。
set COMMANDLINE_ARGS=--medvram
↑で out of memory が出た場合 
set COMMANDLINE_ARGS=--medvram --opt-split-attention
↑でもまだ out of memory が出た場合 
set COMMANDLINE_ARGS=--lowvram --always-batch-cond-uncond --opt-split-attention
Geforce GTX16XX向け必須オプション 
set COMMANDLINE_ARGS=--precision full --no-half
VRAM消費量が大幅に増加するので --medvram を併用した方が良いかも。
不要になった起動オプション 
deepdanbooruを使用する 
set COMMANDLINE_ARGS=--deepdanbooru
ちなみに、これ初回起動だいぶ時間かかると思うし、初回に使うときもだいぶ時間かかる ※ダウンロードが入るため
画像の内容からタグやプロンプトを推測して候補を挙げる機能。
現在はInterrogate DeepBooruボタンとして標準機能になっている。
img2imgで色付きペイントをする 
set COMMANDLINE_ARGS=--gradio-img2img-tool=color-sketch
img2imgタブ内のimg2img時に使用可能です。
色に関しては様々な方法で指定することが可能です。
別ウィンドウの画像の色をスポイトすることもできます。
マウスでは描きにくいので板タブなどを使ってもよいかも。
現在はimg2imgにsketchタブとして標準機能になっている。