「webui-user.bat」を編集する

Last-modified: 2023-05-05 (金) 21:21:50

webui-user.batは起動時に使う実行ファイルです。
これを編集しコマンドライン引数を指定することにより
便利なオプションを付加できます。

  • 下記が初期設定です。この中の set COMMANDLINE_ARGS= に引数(オプション)を追記していきます。
    ※アップデートによって初期設定が変更になる可能性有り。
  • 編集の際は「webui-user.bat」のバックアップを残しておきましょう。
@echo off

set PYTHON=
set GIT=
set VENV_DIR=
set COMMANDLINE_ARGS=

call webui.bat
 
  • 2つ以上の引数を記述する時は、下記のようにスペースで区切ってください。
set COMMANDLINE_ARGS=--autolaunch --xformers
//autolanuchは一例です。
 
  • 代表的な引数は、下表の通り。
    生成系--xformers画像生成速度の大幅な向上と使用VRAM量の大幅削減に寄与する。
    詳しくはXformersを導入するに掲載
    --no-half-vae黒画像発生率低減の効果が期待できる。
    ただしVAEの処理をfp32で行うようになるので、VRAM使用量が少し増す
    --disable-nan-check黒画像生成時の警告処理をスキップする。
    いわゆるNaNエラーで止まっちゃうのを回避する。
    黒画像自体が生成されなくなるわけではない。
    しかし出現率が低いなら、これの利用をもって解決としてしまうのが良い
    --opt-channelslastnVIDIA社のTensorコアを積んでるグラボではさらなる高速化を図れる。
    具体的には16xxや20xx以上のグラボ
    --ckpt-dir追加のモデルフォルダを指定する
    (例)--ckpt-dir "D:\hogehoge\ahoaho"
    UI系--autolaunch1111起動時にwebuiのブラウザページも自動的に開く
    --theme darkwebuiをダークテーマに変更する。闇属性のとしあきにおすすめ
    http://127.0.0.1:7860/?__theme=dark のURLを利用する手もある
    その他--reinstall-xformersXformerの更新に使用する。
    普段は使用せず、webui起動時に「xformersのバージョンが古いよ」と指摘されたときに使う。
    --reinstall-torchpytorchの更新に使用する。
    普段は使用せず、webui起動時に「torchのバージョンが古いよ」と指摘されたときに使う。

VRAM消費量を低減する代わりに速度が犠牲になるとのこと。

set COMMANDLINE_ARGS=--medvram
set COMMANDLINE_ARGS=--medvram --opt-split-attention
set COMMANDLINE_ARGS=--lowvram --always-batch-cond-uncond --opt-split-attention
set COMMANDLINE_ARGS=--precision full --no-half

VRAM消費量が大幅に増加するので --medvram を併用した方が良いかも。

もっと見る

set COMMANDLINE_ARGS=--deepdanbooru

ちなみに、これ初回起動だいぶ時間かかると思うし、初回に使うときもだいぶ時間かかる ※ダウンロードが入るため
画像の内容からタグやプロンプトを推測して候補を挙げる機能。

現在はInterrogate DeepBooruボタンとして標準機能になっている。

set COMMANDLINE_ARGS=--gradio-img2img-tool=color-sketch

img2imgタブ内のimg2img時に使用可能です。
色に関しては様々な方法で指定することが可能です。
別ウィンドウの画像の色をスポイトすることもできます。
マウスでは描きにくいので板タブなどを使ってもよいかも。

現在はimg2imgにsketchタブとして標準機能になっている。