機械やロボット、凶悪なモンスターの
エネルギー源や制御パーツとして
取り込まれた女の子などについてのスレです

・毎月第４土曜日22時にスレ立て
・気軽に雑談どうぞ
・絵師・コラ・ＳＳ職人随時募集中
・まとめwiki
　http://wiki.livedoor.jp/corelifeunit/

定時スレ過去ログ
20230422
https://xgf.nu/KCKTa
passは今日です

それでは引き続きよろしくお願いいたします

ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!

ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!

ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!

ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!

ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!

ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!

立て乙
いまさらだけどマンガ図書館Zで無料で読めるようになっていたんだねメデューサブレード

『凄いよルリちゃん。［遺跡］と一つになれるなんて！』
【ア、アキトさん……。アレ……？何……か……】
『頑張ってルリちゃん！私と［人間翻訳機］になろう？さぁ……ナノマシんをウケいレテ……』
【受け入レ……遺跡と一ツに……。にンげンホンヤクキ……ニ……】

長谷川裕一先生も好きだねいいよね

「進捗はどうだ」
「これはこれは。北辰「少佐」……いや北辰さんでしたか」
「どちらでもよい」
「【未来】の少佐からの情報で彼女を連れてきた時は驚きましたがなるほどこういう事だったんですね」
「捨て身ではあったがボソンジャンプによる時間跳躍の成功が蜘蛛の糸を手繰り寄せたか」

「まさか自分も遺伝子細工をさらに弄るのは初めてでしたが彼女はいい被検体ですね。遺跡との融合は順調ですよ。人間翻訳機の夢に介入してボソンジャンプの指定精度を上げる……最初は驚きましたがなるほどこれは上々」
「地球に気づかれる前にジャンプの精度を上げ、A級ジャンパー達を皆確保する。その為にはナデシコクルーの全部を掌握している妖精のデータがな」
「そうですねぇ……。彼女の身も心も全て丸裸にして利用させていただきましょうか。……何かエッチですねぇ」

【ｱｯ……ｱｧ……!】

――「キミノオモイデニ、サヨナラ」。

ポッパレルリルリ発売ということで11歳ルリルリを人間翻訳機にしました
枚数多くて連投になるので全容はpixivの方へどうぞ
https://www.pixiv.net/artworks/107677755

>ポッパレルリルリ発売ということで11歳ルリルリを人間翻訳機にしました
>枚数多くて連投になるので全容はpixivの方へどうぞ
乙です
あえてTV版のルリルリなのが良いですね

それにしても、junのそうだね機能がおかしくなってるかな？

>ポッパレルリルリ発売ということで11歳ルリルリを人間翻訳機にしました
>枚数多くて連投になるので全容はpixivの方へどうぞ
やはりくぱぁっ　によるお披露目は素晴らしいですね

>乙です
>あえてTV版のルリルリなのが良いですね
ありがとうございます
後藤圭二さんの作画的にもblank of 3 yearsやAからBへの物語の時のイメージで描きました

>やはりくぱぁっ　によるお披露目は素晴らしいですね
やはりお披露目は生体ユニットの華ですね
アニメっぽくするなら中割りあった方がいいですね……

タイツだけ脱がせるのも変態っぽくて好き
取り込む上でどんな意味があるのかは謎

>タイツだけ脱がせるのも変態っぽくて好き
>取り込む上でどんな意味があるのかは謎
タイツは血流を悪くしそうだから健康のために脱がしたんだよ
取り込んで固定する方が悪そう？ごもっとも

服を敢えて残すのもエロスよな
ビリビリの服は残ってるけど腰周りは肌が見えててパンツはいてないのが伝わる剥き方とか

>>やはりくぱぁっ　によるお披露目は素晴らしいですね
>やはりお披露目は生体ユニットの華ですね
>アニメっぽくするなら中割りあった方がいいですね……
遺跡のくぱぁの方法は
キャベツを剥くような感じだから難しそうですね
剥き加減によって下半身埋め込みから下半身剥き出しという不思議な仕様ですし

前スレのフィーネ×ギルベイダーに続き
リーゼ関連のネタも公開したいと考えてるのですがよろしいでしょうか？
ただ冬にお披露目して春先に加筆したSSの改訂版がメインとなるので
その辺りに皆さんが辟易されそうで今悩んでます…

そういう時のためのpixivだと思う

まぁこういうのはやったもん勝ちな所ありますから

画像の奴で想像した文章を

不完全な状態で液体金属の機械が完全な状態になるために
新鮮なエネルギー源として少女を狙うとかどうだろう
身体のすみずみまで液体金属を巡らせられて
完全な部品として調整されてしまう……までは想像した

唯一の不満点はラッシュデュエルのカードってことだけ

>服を敢えて残すのもエロスよな
服がビリビリにされてるのとても良いと思う

綾瀬は表情も色っぽかったしもがいてるのも素敵

>No.24056964
ラッシュデュエルにそんなカードあるんですね…OCGとMDしかやってないから知らなかったそんなの…
そう言えばサイバードラゴン関連で昔こんなの描いてました
実際の対戦でも雪女をキメラテックメガフリートの素材にされる事が結構あってデュエルどころでは無くなって困る困らない

>綾瀬は表情も色っぽかったしもがいてるのも素敵
もがいてる姿って素敵だよね

綾瀬さんはこの時点で取り込まれてたら
裸取り込みになったのかと思う

たまに手書きでも突き刺さるものがある

>>綾瀬は表情も色っぽかったしもがいてるのも素敵
>もがいてる姿って素敵だよね
抵抗からの制裁があるとより興奮する

>やはりくぱぁっ　によるお披露目は素晴らしいですね
瑠璃の取り込まれる一連の流れが本当秀逸だなと思ってしまう
>抵抗からの制裁があるとより興奮する
瑠璃は精神世界では逃げ惑い現実でも微動だにして無かったから
必死に抵抗するもあえなく制裁を受ける瑠璃とかものすごく見たかったな

ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!

ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!

>>服を敢えて残すのもエロスよな
>服がビリビリにされてるのとても良いと思う
裸で捕らわれてる状態のときもヒロインの着てた服や下着が
脱がされて周囲の触手に一部引っかかってたりするとエッチぃかも

こんな感じに肉壁とか触手に取り込まれていなくても
魔法陣の中で拘束させらえているのもありだよね？

>裸で捕らわれてる状態のときもヒロインの着てた服や下着が
>脱がされて周囲の触手に一部引っかかってたりするとエッチぃかも
下着は否応なしにテンション上がってしまうね
しれ以外にもそのキャラクターを象徴するようなアクセサリーとかだったりしても良いかも

>No.24057788
こういう下着代わりに取り込み主の一部が股間通ってるのいいよね

>ありだよね？

なしです

取り込み主の残滓が救出後にも女の子の身体に残っちゃうの好き

>取り込み主の残滓が救出後にも女の子の身体に残っちゃうの好き
いいよね

>こんな感じに肉壁とか触手に取り込まれていなくても
>魔法陣の中で拘束させらえているのもありだよね？
設定があるならありなんだろうけど単体の絵としては首を傾げる奴かな

カプセルに入れられてるのは結構ある気がする

>カプセルに入れられてるのは結構ある気がする
ルチルって例もあるしね

自分は触手派かな

>こんな感じに肉壁とか触手に取り込まれていなくても
>魔法陣の中で拘束させらえているのもありだよね？
BLEACHの茜雫みたいな世界崩壊の装置の核にされちゃう系はどうかな

どなたか生体ユニット化されたユリカが
研究者に自慰されてる画像持ってる方いませんか？
確かmayの生体ユニットスレで昔見かけたんだけど見つからなくて..

そういえばランス02が無料配布してるんだっけ
コレの元

拘束方法は様々ね

>自分は触手派かな
リメイクフェルガナのエレナもなかなか良かった

アタシャ、コーティング系かなぁ？
生体ユニットの要になってしまった彼女達に擦り傷さえも与えることはしたくないので、全身をカチンと保護したいと思います。

もっと言えば瑠璃、ユリカ、レインはグレーではなくシルバー・コーティングと想像してます。

>そういえばランス02が無料配布してるんだっけ
>コレの元
これよく見かけるけどランスだったのか

>アタシャ、コーティング系かなぁ？
>生体ユニットの要になってしまった彼女達に擦り傷さえも与えることはしたくないので、全身をカチンと保護したいと思います。
>もっと言えば瑠璃、ユリカ、レインはグレーではなくシルバー・コーティングと想像してます。
同じく
コーティングは取り込み主がその女体を完全に手に入れた感じがとてもいいですよね…
そしてなんかこう頑張れば元に戻せそうなもどかしさがあるのも…

>綾瀬は表情も色っぽかったしもがいてるのも素敵
本編では気が付いたら服ビリビリのエロい格好にされていたけれど
抵抗して嬲られて半脱ぎにされちゃう展開とかのが嬉しかったかもしれない

＞No.24058928

有難う知らんかった助かるダンケダンケ

管理おせぇわ
寝てんのか

頼むからまともな日本語で話してくれ

>リメイクフェルガナのエレナもなかなか良かった
取り込まれて自分の身が大変な中での健気な「逃げて…」は最高にヒロインポイント高い

色々と悩みましたがスレの流れを見てると内容的にポイントを抑えてあるとも思えたので
三度目の正直という訳ではありませんが恥ずかしながら公開することとしました
>もがいてる姿って素敵だよね
>取り込まれて自分の身が大変な中での健気な「逃げて…」は最高にヒロインポイント高い

今後前スレのように関連設定のラフ画を起こすことがあるかもしれませんが
このネタを文章としてスレに投下するのは恐らくこれでラストになると思います

一応念を押しておきますが
まず前スレのギルベイダーネタとは一切関連がないこと
次にアニメの設定を踏まえると明らかに違和感を覚えるようなシチュエーションであること
そして最後に設定の捏造ぶりに益々拍車が掛かっていること
以上の三点を念頭に置いてお読みいただけたら幸いです

　特殊な電磁波を放つことで、敵ゾイドの機能不全及び制御系の掌握を可能とするジャミングウェーブ。人工レアヘルツ発生システムとも呼べるこの電子装備を実用化した某軍事勢力は、長年に渡る謀略が功を奏したこともあり、瞬く間に大陸全土の制圧に成功するのだった。

しかし、戦いが長期化するにつれ、反乱勢力は徐々にその対抗手段を確立。軍事勢力の戦術面における一方的なまでの優位性は、もはや失われつつあろうとしていた。
　この事態に危機感を募らせた軍事勢力技術陣は、ジャミングウェーブの強化実験を執り行うことを決意する。解決すべき問題はふたつあった。ひとつは敵電子戦ゾイドが行う、ジェミングウェーブの無効化を目的とした電波かく乱をどう打開するか。そして、もうひとつはパイロットとの精神リンクによって強電磁波の影響を受けずに活動できる、強力な闘争本能を持ったゾイドをどう攻略するかだ。
　これらの難問を打破するにあたり、技術陣はひとつの結論に達した。ジャミングウェーブそのものを、従来機とは桁違いの威力にまで強化する。セイスモサウルスの超収束荷電粒子砲がそうであったように、ジャミングウェーブを相殺すら不可能な高出力で標的に叩き込み、あらゆる対抗策を無力化しようというのだ。

　もっとも、軍事勢力内部にはこの計画を疑問視する意見は少なくなかった。セイスモが従来のティラノサウルス型ゾイドに不可能だった荷電粒子砲での超長距離攻撃を成し得たのは、ひとえに粒子加速器として高い適性を持つ雷竜野生体をベースに用いたからだ。一方、ジャミングウェーブを放つためのエネルギーを核から生み出せることが確認できたゾイドは、現時点においてダークスナイパーのベースとなるスピノサウルス型野生体のみ。つまり、より強力なジャミングウェーブを照射できるゾイドを開発しようにも、そのために必要となる野生体自体が確保できないのである。
　果たして、ジャミングウェーブをより強力な兵器として発展させることが本当に可能なのか？　友軍からの疑問に対する答えが一切提示することなく、強化計画が発動されたのだった…。

　幾千の星々を遮るかように、巨大な影が夜空に浮かび上がる。それは荒野にそびえ立つ、蜻蛉の姿を模した異形の電波塔だった。軍事勢力によって建造された電子装備研究施設、通称「オンディーナ」。そしてその地下深くでは、着々と実験の準備を進める技術陣の姿があった。
「生命力に難があるとはいえ、これだけ並ぶと壮観ね…」
　管制室の奥でたたずむ女性技官が、ため息を漏らす。視線の先にあるモニターに映し出されたのは、大量のゾイド核。いずれも機獣化の水準を満たさなかった、ダークスパイナーとグランチャーの心臓部だ。いわばジャミングウェーブすら満足に発生できないと判断された二級品だが、技術陣にはこれらの核を有効活用するための秘策があった。

　この研究施設には、異国のテクノロジーを応用することで日の目を見た、ある新技術が導入されている。連結した核の間で共振現象を引き起こし、そのエネルギー量を飛躍的に増幅させるためのシステム。すでに反乱勢力でもゾイドの性能強化を目的に、同様の代物が運用されてると聞く。こうして生み出された膨大なエネルギーを利用することによって、技術陣は地上のタワーから高出力の人工レアヘルツを照射しようと目論んでいたのだ。

　実験が成功すれば、これまで反乱勢力が生み出した数々の対抗策を、ほぼ完全に無力化できる。それはすなわち、この大陸に軍事勢力の無敵時代が再来することを意味していた。
「さてと…」
　酷薄な笑みを浮かべ、席を立つ女性技官。すると、それに気づいた警備部隊の指揮官が、彼女を制止する。
「どこに行くつもりかね？」
「最重要機密区画ですよ。まだこの施設を稼働させるための、最終調整が残ってますので」
「…」
「では、後ほど…」
　女性技官はそう呟くと、いぶかしがる指揮官を尻目に、悠然と管制室を後にするのだった。
――これでまた、我々が戦場の主導権を握ることになる…。
　頑強な抵抗を続ける反乱勢力が、またもや己の戦力によってなすすべもなく自滅していく。その地獄絵図を再び拝める日が近づきつつあることに、彼女は喜びを隠せずにいた。

　施設最深部に広がる薄暗い空間で、無数のカプセルが怪しい光を放つ。実験材料として運び込まれた、ゾイド核の脈動だ。ここは核の共振現象を引き起こす目的で建造された、巨大な増幅炉。その中枢部には、幾重もの隔壁によって外部から遮断された、最重要機密区画と呼ばれるエリアが存在する。足を踏み入れることが許されたのは、ごく限られた人間のみ。そして、現時点で唯一その権限を持つのは、最終調整の名目で増幅炉に降り立った女性技官だけであった。
「気分はどう？　囚人番号０５２７。いえ、「青い悪魔」と呼ぶべきかしら…」
　まるで虫けらでも見るかのような眼差しで、防護服をまとった女性技官が口を開く。その眼前には両手首を鎖に繋がれた、上半身裸の少女がいた。

「…一体、何の用だ？」
　息を切らしながら、「青い悪魔」と呼ばれた少女が言葉を返す。彼女の名はリーゼ。過去に軍事勢力の創設者である亡き「元帥」のもと、様々な特殊任務に従事していた工作員であった。噂ではかつてこの惑星で栄華を極めていた、古代文明の生き残りとも言われている。しかし、軍事勢力による大陸侵攻が行われた際、彼らの意にそぐわぬ行為を働いたとしてあえなく拘束。その後極刑判決を受け、記録上はすでに死亡した存在として扱われていた。

「何って…、相変わらずつれないわねえ。稼働させる目処が立ったから、わざわざ伝えにきてあげたのよ。あなたの新しい手足として機能する、この施設のね。いい知らせでしょう？」
「またモルモットになれっていうのか…？　お前たちのふざけた実験のために…」
　得意気に語る女性技官の態度に、不快感を示すリーゼ。しかし、その様子を歯牙にかけることなく、女性技官はこう続けた。
「いいえ、ふざけてなんかないわ。あなたは今、自分の真価を存分に発揮できる、鋼鉄の翅翼を手に入れたの。そして、実験が成功すれば戦場のありとあらゆるものを屈服させる、絶対的な存在へと生まれ変わる…。素直に喜んだらどう？」
「嫌だね…」
　それは苦しまぎれに口から飛び出した、怨嗟の言葉だった。
「私はお前たちの…、オモチャなんかじゃない…」
　虚ろながらも、明確な拒絶の意思を感じさせる瞳。リーゼが軍事勢力に対し、いまだ強い憎しみを抱いている証だ。

「まだ自分の立場を理解していないようね、リーゼ…」
　自らに向けられた敵意を悟ったのか、女性技官の語気が強まる。
「あなたの命運はすでに、私たちの手中に握られているのよ。こっちがその気になれば、ひと思いに…」
「殺してしまえばいいだろ…！」
「なんですって？」
「本当ならとっくの昔に処刑されてる身だ…。だから、勿体ぶらずさっさと殺してくれ…。こんな姿で辱めを受け続けるくらいなら、いっそ死んだ方がマシだ…！」
　そう漏らすとリーゼは、肩を震わせ自身の下腹部を覗き込んだ。腰から下がハニカム状の結晶体に覆い尽くされ、内臓を思わせる異形へと変貌している。いや、それだけではない。背後に見えるのは、かつて球体を形作っていたであろう、崩れかけの外殻。半壊こそしているものの、リーゼの下半身を飲み込んでいる物体は、まぎれもなく金属生命体の心臓部、ゾイド核であった。

　ことの発端は数年前。リーゼに反逆罪が確定し、処刑が目前に差し迫った時期へと遡る。かねてより彼女の存在に着目していた技術陣は、死刑執行によって希少なサンプルが失われることを危惧し、秘密裏に司令部との裏取引を行った。その結果、彼らは身柄の保護と偽った上で、リーゼの軟禁に成功。そして、技術陣のひとりであった女性技官は度重なる実験の果てに、悪魔の所業へと手を染めることとなる。

　かねてより大陸への侵攻を画策していた軍事勢力は、戦力増強の一環として古代文明の遺産を軍事目的に転用する動きが盛んに行われていた。そして、彼らは様々な勢力に先んじて、絶滅したゾイドの再配備や特殊な核を用いたゾイドの制御など、様々なオーバーテクノロジーを独占することに成功。ジャミングウェーブとともに軍事勢力の強大さを示す象徴として、戦場で猛威を振るうこととなった。
　無論、全てのオーパーツに兵器としての有用性が認められた訳ではない。運用面での問題や戦闘ドクトリンに相容れないなど、様々な理由で採用を見送られた遺物も存在する。

　その中で女性技官の関心を引いたのが、半壊したとあるゾイド核であった。生命活動こそ確認されたものの、人間で例えるなら脳死状態に等しい異形の核。しかし、彼女は核とともに発掘された碑文を解読することによって、それが電子戦における強力な切り札へと応用できることを突き止めた。「オンディーナ」と呼ばれるこの研究施設自体、その解読データを参考に建造された核の肉体に他ならない。
　そして、施設を完全な電子戦兵器とするためには、とある能力を持つ人間を核に組み込む必要がある。その実験台として見い出されたのが、すでに死刑囚として収監されていたリーゼであった。こうして女性技官は、異形の核を電子戦ゾイドとして有効活用すべく、その心臓部にリーゼの肉体を融合させる凶行に及んだのだ。

話言い過ぎもはや最後の生体ユニットスレじゃん、カプセル・培養槽スレ出せや

「…ここに司令部の連中がいたら、望みどおり引導を渡してくれたでしょうね。でも、私たちは彼らとは違う。あなたの能力がどれだけ有益なものかを、十二分に理解しているつもりよ…」
　軍事勢力の将兵とは異なる出自を持つと噂されるリーゼが、亡き「元帥」直属の工作員として活動できた最大の理由。それは彼女が生まれながらに体得した、強い精神感応能力にある。この能力を用いることで読心術から幻覚によるかく乱、果ては他者の精神をも思うがままに操ることさえ可能であった。しかし、リーゼは皮肉にもその能力ゆえに、こうして自らの運命をも翻弄されることになってしまう。そう、袂を分かとうとしたはずの、軍事勢力によって。

「まさかそれを活用しないうちに処分するなんて馬鹿な真似、本当にすると思う？」
　人工レアヘルツ強化実験における目的のひとつである、強力な闘争本能を持つゾイドへの対抗手段。それはリーゼを「オンディーナ」に組み込むことで、人工レアヘルツに精神感応能力を付与することにあった。悪魔の力を用いることでゾイドのコンバットシステムのみならず、パイロットの精神さえも掌握しようとする。これにより、ジャミングウェーブは敵戦力を完全な支配下に置く最強の電子戦兵器、マインドウェーブへと昇華されようとしていたのだ。

　突如として施設全域に、非常警報が鳴り響く。
「何かあったの？」
　女性技官の問いかけに、管制官が悲痛な声で返す。
「当施設に接近する複数の機影を確認！　恐らく反乱軍です!!」
　この地で行われている軍事勢力の不穏な動きを、反乱勢力が見逃すはずもなかった。ましてやここは、彼らが祖国を滅ぼされた際に幾度となく煮え湯を飲まされる羽目になった、人工レアヘルツに関する施設なのだ。もし反乱勢力がその事実を把握したとすれば、間違いなく実験を阻止すべく躍起になるだろう。

「レオストライカー１０機に、ケーニッヒウルフ１機。その後方にディメトロプテラ５機と…、ジェノブレイカーが１機!?」
「ジェノブレイカーですって…？」
　管制官の報告にあったその言葉に、女性技官は困惑を隠せなかった。それは反乱勢力で運用されるはずのない、深紅のティラノサウルス型ゾイド。魔装竜の異名を持つ、強靭な生命力を宿した機体だった。
　一方、リーゼの瞳からは大粒の涙がこぼれようとしていた。醜悪な姿にされたことに対する、絶望の涙か。いや、違う。その表情は、今まで絶望に打ちひしがれていたとは思えないほど、穏やかな笑みを浮かべている。
「…」
　彼女には見当があった。この施設に近づきつつあるジェノブレイカーについて。そして、機体を操縦しているであろうパイロット。自らとともに軍事勢力へと反旗を翻した、「あの男」のことにも。
――遅かったじゃないか…。でも、ようやく来てくれたんだな…。

「現状の戦力ではとても対処しきれません!!」　
「至急、司令部に応援を要請しろ！　それまで何としても持ち堪えるんだ!!」
　警備部隊の喧騒が、通信機ごしに伝わってくる。現在施設に配備されてるのは、巡回任務中のガンタイガーが４機。戦力の差は歴然としていた。しかし、この危機的状況にも関わらず、女性技官の態度は至って冷静であった。
「まさに飛んで火に入る夏の虫ね…」
　敵部隊の先陣を切るゾイドたちは、いずれも単独ではジャミングウェーブへの対抗策を持たない機体ばかりだった。恐らく事前の調査でダークスナイパーとグランチャーが配備されてないと知り、高をくくっているのだろう。
「モルモットとしては申し分ないわ」
　そう呟くと、女性技官は間髪を入れず管制室にある指示を出した。、
「管制室、聞こえてる？　すぐにシステムの稼働準備に入って頂戴！　ええ、大至急よ!!」
　彼女の言葉を耳にし、リーゼの表情が一瞬で凍りつく。
「お前、まさか…!?」
「ええ、今から実戦テストを行うことにしたわ…」

　リーゼは瞬時に理解した。数十機分のゾイド核を共振させて得られた膨大なエネルギーが、高出力のレアヘルツとして地上塔から照射されるのだ。いくらジェノブレイカーが強力なゾイドであろうと、この強電磁波の前に無事でいられるはずがない。機体のコントロールを奪われ、たちまち軍事勢力の手中に落ちてしまうだろう。それは彼女にとって、愛しい者へと牙を剥く行為に他ならなかった。
「やめろ…、あのジェノブレイカーにだけは手を出さないでくれ…！　あいつは…、あいつだけは…!!」
　わらをもつかむ思いで、実験の中止を嘆願するリーゼ。しかし、彼女の思いを踏みにじるかのように、女性技官はこう切り返した。
「あなたがそこまで必死になるってことは…、あのジェノブレイカーは「彼」の機体かもしれないのね。なら、願ったり叶ったりじゃない。全身全霊で歓迎してあげなさい、リーゼ。システムの一部になった以上、あなたが「彼」にしてあげられることなんて、もうそれくらいしか残ってないでしょう？」

　女性技官からすれば軍事勢力に歯向かう者は、皆等しく実験材料程度の存在価値しかないのだろう。現にこうしてリーゼを「オンディーナ」の部品に改造するだけでは飽き足らず、今度は「あの男」さえもマインドウェーブの標的に定めようとしている。そうやって自分たちを弄ぼうとする女性技官に対し、リーゼはついに怒りを爆発させた。
「貴様ああああああああああ!!」
　か細い体から絞り出した絶叫が、周囲に空しく響き渡る。しかし女性技官にとっては、それすらも獲るに足らない負け犬の遠吠えにしか聞こえなかった。即座にリーゼの表情を一瞥し、彼女に最後通牒を叩きつける。
「言いたいことはそれだけ？　なら、もう気は済んだわよね。覚悟なさい…。これからあなたのことを、兵器として存分に利用し尽くしてあげるわ」

　そして、リーゼを更なる絶望に引きずりこむかのように、スピーカーから管制室のアナウンスが流される。施設の稼働が目前に迫っていたのだ。
「これより人工レアヘルツの照射実験を開始する。作業員は至急、安全な区画に退避せよ。繰り返す、これより人工レアヘルツの照射実験を開始する。作業員は至急、安全な区画に退避せよ。繰り返す…」
　太古の叡智すらも己の目標を果たすためだけの道具としか見なさない。そんな悪魔のような所業を繰り返す者たちを相手に、リーゼはただ怒りに満ちた眼差しを向けることしかできないのだった…。

　最重要機密区画の内部が、突如として青白い閃光に照らされていく。同時に響き渡る、不気味な共鳴音と鈍い金属音。それは外部で高出力のエネルギーを生成する増幅炉と、リーゼの腕を拘束する鎖が奏でる死の音色だった。
「ああ…、ああ…!!」
　今、リーゼの肉体には異形の核を通じて、膨大な量のエネルギーが押し寄せている。核を抜き取られ、薄暗い地下に閉じ込められたゾイドたちの、怨嗟の声ともいえる奔流。この状況下においてリーゼは、徐々に精神が蝕まれていることを実感していた。
――畜生…、畜生…！
　もしこのまま「オンディーナ」が運用され続ければ、いずれ彼女の自我は崩壊し、肉体だけがマインドウェーブを放つための部品として弄ばれることになるだろう。そう、電子戦のために復元される以前の「オンディーナ」と同じように。
　自らの意識が朦朧とする中、リーゼはこう願う他なかった。
――頼む、レイヴン…。早くこのタワーから…、離れ…て…くれ…。
　そして次の瞬間、地上の塔から悪魔の囁きが解き放たれたのだった…。

＜ＴＨＥ　ＥＮＤ…？＞

以上をもってリーゼを題材としたSSは終了となります
ジャミングウェーブ強化のために利用されてしまった彼女がこの後どうなってしまうのか
そして施設に襲撃を仕掛けたジェノブレイカーたちがどのような運命を辿ったのか
その辺りは皆様の想像に委ねることとします

二枚か三枚程度挿し絵代わりに新しくラフ設定を起こすべきだったのかなとも思いましたが
流石にそこまでの時間的余裕はありませんでした（画像は冬に公開した際のものです）
最後に長文になってしまい本当に申し訳ない…

読む気しねぇー

>生体ユニットの要になってしまった彼女達に擦り傷さえも与えることはしたくないので、全身をカチンと保護したいと思います
保護であり拘束であるというのが歪んだ愛情みたいで良いと思う
>もっと言えば瑠璃、ユリカ、レインはグレーではなくシルバー・コーティングと想像してます
ユリカ、レインは間違いなくシルバーだと思う
瑠璃は最初に出てきた時がゴッドライディーンの完全な起動前だったからコックピット内のモニターが全部点いてないせいで暗くてグレーっぽさが強いなと思う

こんな感じで

最終話の予告の瑠璃はモニターからの光のエフェクトがはっきりあるからシルバーっぽく見えるよね

あとこのアップのシーンとかテカリがあって
メタリック感があるなと思う

このくらいの作画力で胸とか下腹部とかもアップして欲しかったなと

>最後に長文になってしまい本当に申し訳ない…
自分は凄い好きです
GJ！

ゾイド、題材としては面白いんですがメディア毎（アニメ、漫画、バトルストーリーその他諸々）に設定違いすぎてそこら擦りあわせるだけでスレを占領してしまう…
（去年のトラブルはすみませんでした）

連休は変なの増えるのが難点だなぁ…

過疎ってるのに荒らしだけはきっちり来る

荒らしと判断したものは見つけ次第消すようにしていますが生活が変わり仕事から帰宅するとこの時間になってしまっていまして
結果として対応が遅くなっているのは申し訳ございません

>荒らしと判断したものは見つけ次第消すようにしていますが生活が変わり仕事から帰宅するとこの時間になってしまっていまして
>結果として対応が遅くなっているのは申し訳ございません
乙です
日本語が出来てないのの他にも口の悪いお客様も居るので管理が大変かもしれませんが…